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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

私のこと全然見てなくない!?

ティラノスクリプト製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・ED1種類

メイドが主人と執事から、同時に告白されるという内容です。
エンディングは1つですが、選択肢によって途中の展開が少し変わります。

ヒロインのことを愛していると言いながらも、彼女を無視して対立を優先させる主人と執事の掛け合いが面白かったです。
明るいノリで、最初から最後まで、テンポ良く読み進めることができました。
また、主人と執事には、異種族兄弟という設定があります。それゆえに起こる葛藤が、興味深いと感じました。

スチルが出てくる場面での、アニメーション演出も楽しめました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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牢獄の魔女

RPGツクールMV製・ADV・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類・ゲームオーバーあり

魔王を倒した勇者が、北の魔女を倒すように命じられるという内容です。
ストーリーがメインですが、一部戦闘があります。

後半にある戦闘で負けた場合は、ゲームオーバーになります。ただし、主人公はレベルが上限に達していて強いので、可能性は低いと思います。
探索も、作中で出てくるヒントの通りに進めれば問題ありませんでした。

魔女の住む屋敷は、「牢獄」と呼ばれてはいます。しかし、誰からも傷付けられることなく安全が保障されているという、魅力的な場所でした。
勇者が魔王を倒した後、その屋敷に大きな変化が訪れます。詳しくはネタバレになるため語れませんが、切なさの残るものでした。

序盤では、魔王や魔女は人間に害をなす存在だから倒すべきだと言われていました。けれども、ストーリーを追っていると、本当にそうなのだろうかと何度も考えることになりました。

各キャラクターたちの台詞のひとつひとつにも、こだわりを感じられました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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PASSKISS(ぱすきす)

ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・
難易度低め・ED2種類(真ED1種類)・ゲームオーバーあり

お城に閉じ込められているお姫様が、鏡を通して魔法使いに出会うという内容です。
彼女は、お城を抜け出して魔法使いに会いに行こうとします。

ゲームオーバーはありますが、すぐに直前の選択肢からやり直すことができます。そのため、エンディングを回収しやすかったです。
また、エンディングには影響しないものの、途中の展開が変わる選択肢が一部あります。どちらを選んでも楽しむことができました。

お城を抜け出すまでの過程では、とあるアイテムを使い、登場人物たちの心の中を覗くことになります。それによって、様々な愛の形に触れることができました。
同時に、愛している存在を手に入れるためには、別の愛している存在を自ら手離さないとならないこともあると実感しました。主人公と同じような状況に立たされた場合、どちらを選ぶ人の方が多いのか知りたいと思いました。

エンド1の、タイトルの意味が判明した後の展開が、特に好みでした。

イラストも可愛かったです。

この作品は、「ふりーむ!」でプレイできます。

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未来エイゴウ昔のことは

吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

田舎に引っ越してきた男子生徒が、同じクラスの女子に誘われ、青い鳥を探しに行くという内容です。
七月革命」の前日談ですが、単体でもプレイできます。

良い意味と悪い意味の両方で、田舎のあるあるが描かれていて、想像しやすかったです。
特に、村に伝わっている昔話や、金髪という特性を持ったヒロインに対する周囲の反応は、あり得ると思いました。

また、ヒロインの髪型は、「七月革命」と異なります。それにも意味があったところが好みでした。
彼女はどのような状況でも前向きに人生を楽しんでいるようで、憧れを感じました。

ただ、ラストシーンで、騙されたと思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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残暑見舞い

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし

結婚と夏がテーマとなっている物語が、6本収録されている短編集です。
タイトル画面から、どの物語を読むか選ぶことが可能です。

タイトル画面はご祝儀袋を連想させるデザインとなっています。凝っていてすごいと思いました。
本編で背景として使用されていた写真には、涼しげな印象を受けるものが多かったです。

1つのテーマで、雰囲気の異なる様々な物語に触れることができた点が面白かったです。
一方で、どの物語も、読み終えた後に不思議な感覚が残るという共通点があったように感じました。

特に好みだったものは、「独り身」と、「風鈴」です。
前者は、「独身の葬式をする」という発想に驚きました。綺麗事ばかりではないことを知っている主人公にも感情移入しやすかったです。後者は、悲しい状況に見えるものが明るく前向きに描写されていて、読んでいて気持ちが良かったです。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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