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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

ボールパークでつかまえて!

アニメ・現代日本もの・全12話

ビールの売り子をはじめとする、野球場の関係者たちの人間模様が描かれた物語です。
1話あたり3本立てで構成されています。

元々は、野球もビールも自分の苦手ジャンルです。
しかし、主人公が野球に関することをほとんど知らなくても楽しそうに働いていたり、メインとなっているチームが弱いながらもファンの心を掴んでいたりと、球場は面白そうと思える要素がたくさんありました。

登場人物が多く、なかなか名前を覚えられないという難点はありました。
ただ、各話で焦点が当たるキャラクターは基本的に絞られているので、ストーリーはわかりやすかったです。
また、把握できるようになるとOPや終盤の展開に盛り上がりを感じられると思います。

特に好きな話は、第1話3本目の「アメと涙」と、第8話3本目の「ネットニュースにご用心」です。
前者は、展開自体は王道ですが、試合に直接は関わらない警備員の仕事をメインとしていて、新しさを感じました。
後者のメインとなるキャラクターは嫌なニュース記事を書こうとする記者で、第一印象は良くありませんでした。けれども、動機や取材の末に彼が出した結論を知ると、嫌いではないと思いました。

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花は咲く、修羅の如く

アニメ・現代学園もの・全12話

高校に入学した少女が、先輩から放送部に誘われるという内容です。
彼女たちは、NHK杯全国高校放送コンテスト(Nコン)に向けて活動します。

中学生までと高校生からでは、主人公の周囲の環境が大きく違います。
彼女が戸惑い葛藤する場面はあるものの、基本的には前向きに楽しんでいて、尊敬できました。

また、他のキャラクターにも魅力がありました。
特に、先輩と家族の関係に主題が置かれたラスト2話が、放送部の面々は理想的な仲間だと感じるエピソードで好みでした。

Nコンには、朗読部門とアナウンス部門があり、部門によって読み方が違うそうです。
各キャラクターを演じる声優さんがそれを使い分けていて、すごいと思いました。

OPとEDも、共に楽しめました。

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アナと雪の女王

アニメ映画・ファンタジー

あらゆるものを凍らせる魔法の力を持つ王女が、妹に怪我をさせてしまうという内容です。
それをきっかけに、姉妹の間にすれ違いが発生してしまいます。

有名な作品で、以前からずっと見たいと考えていました。そして、やっと見ることができました。
氷の結晶が作られるアニメーションや、主題歌の「ありのままで」が流れるタイミングが予想と違ったことなど、期待以上に楽しめました。

また、メインキャラクターが姉妹という設定だからこそ、導入部分から興味を持ちやすかったです。
妹が怪我をする原因となった、2人が雪遊びをするシーンを見て、私自身の経験についても書いておきたいと思いました。

幼少の頃、祖母の家で弟と遊んだことがありました。当時はその近所に、吠えたり噛みついてこようとする犬を飼っている家がありました。
あるとき、小屋に繋がれていた鎖が離れていたため、犬に追いかけられました。私は怖くて、弟を置いて真っ先に逃げました(他にも弟にした行為や、逆に弟からされた行為はいろいろとありますが、ここでは省略します)。

この件では反省はしていますが、「わざとではない」という気持ちもあります。
だから、自分の行動によって誰かを傷付けたり、誰かから傷付けられることが嫌で、人を避けて1人でいようとする姉のエルサの思考に共感できました。

一方で、妹のアナに対しては、危なっかしいからその行動はやめた方が良いのではないかと感じる場面が時々ありました。
ただ、彼女の性格でなかったら物語が動いていないと考えると、貴重な存在だと思うことができました。

この姉妹が経験したことや出会った人たちを通して描かれる作品テーマ、「真実の愛」がわかりやすく、見終わってすっきりとしました。

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先輩はおとこのこ

アニメ・現代学園もの・全12話

女子生徒が、セーラー服を着た先輩に告白するものの、「本当は男の子だから」という理由で断られるという内容です。
以下の感想は、一部ネタバレを含むためご注意ください。

この作品に関して強調しておきたいことは、先輩は「可愛いものが好き」なのであって、「自分のことを女の子だとは思っていない」ということです。
男性が普段の生活で女性向けのアイテムを身に着けている場合、「性自認は女性」もしくは「女性になりたい人」だと誤解される可能性があります(女性の場合にも同じことが言えます)。
しかし、必ずしもそういう訳ではなく、性的志向というものはLGBTなどの括りだけではまとめることができないということを、意識させられました。

また、メインキャラクターとしてもう1人、先輩の幼馴染で彼に恋愛感情を抱いている男子が登場します。
メインキャラクター3人は仲が良いため、恋愛が絡むことで関係性が壊れるのではないか、それでも全員好感が持てる存在だから3人ともが幸せになれる結末を迎えて欲しいと考えながら見ました。

特に好きな回は、女子生徒・咲(さき)が自身の感情を、先輩・まことの幼馴染・竜二(りゅうじ)が持っている感情と比較する第4話・第5話です。
まことに接しているときの反応は、咲と竜二では異なります。そして、私がイメージする「恋をしている人がしそうな反応」をしているのは、竜二の方です。
咲も自覚して、「どうしてドキドキしないの?」と葛藤している様子に、感情移入できました。

基本的には毎回、登場人物たちが楽しく日常を過ごした後に何かしらの問題が起き、続きが気になる場面で終わります。この後エンディングで「こんな毎日が続くと思っていた」と言われ、その度にストーリーを振り返りたくなりました。
シリアスな場面は結構ありますが、絵のタッチが変わるギャグシーンが時々挟まれることにより、重い気分にならなくて済みました。

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リメンバー・ミー

アニメ映画・ファンタジー

音楽が禁止されている家に生まれた少年・ミゲルが、「死者の国」に迷い込むという内容です。
彼は、そこで出会った骸骨に手伝ってもらいながら、元ミュージシャンだった高祖父を探します。

結果から書くと、主人公は高祖父に会うことができます。この部分は、ネタバレではないと私は思います。
むしろ、会った後の方が、ストーリーが大きく動いて盛り上がっていたように感じました。

このブログを目にする方は全員ご存知の(はずの)通り、音楽というものは、巷に溢れています。
それに一切触れないようにする主人公の家庭の厳しさ、及びきっかけとなった出来事の描写には、感情移入できるものがありました。
そして、歌詞にも重要な意味を持っている主題歌「リメンバー・ミー」をはじめ、音楽は人に影響を与えるすごいものなのだと思いました。

キャラクターの表情や動きにも、こだわりを感じられました。
演奏シーンなどもですが、特に印象に残ったのは、主人公の曾祖母(高祖父の娘)・ココが登場する場面です。彼女は、死者の国の住人以外では唯一、ミゲルの高祖父が生きていた頃を知っている存在です。
そのため、彼女の「パパ」という一言だけでも、強いメッセージを持っているような気がしました。

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