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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

マリアナホテル

ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・
難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

科学技術によって、人間の姿をした深海生物たちが生きている世界が舞台の物語です。
彼らは、深海にあるホテルに泊まりにきます。

ゲームの目的は、客としてやってくる深海生物に対して、それぞれの生態に合った部屋を案内することです。
作中に出てくる資料を見ながらプレイできるので、知らない生き物が登場しても安心して進めました。ただ、丁寧なチェックは必要でした。
いくつかの学びを得られて、嬉しかったです。

セーブ・ロード画面やシナリオ回想画面でイラストが見られる点も楽しめました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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AIカウンセラー

ティラノビルダー製・ノベル・SF・短編・選択肢なし・ED1種類

内容はタイトルの通りです。
人々からの相談に答えを返すAIを題材とした物語です。

セーブ・ロードはありませんが、数分で終わるので問題ないと思います。
本編のイラストも少なめで、シンプルという印象を受けました。

近年出てきた都市伝説の中には、AIの危険性を語るものがあるらしいです。
真偽やどれくらい広まっているのかなどの疑問点はありますが、このような都市伝説を扱った物語は基本的に好みなので、興味深かったです。

作中には、登場人物がAIに「生きる意味」を問う場面があります。これは、私もAI(Google Gemini)に質問したことがあります。
いろいろと会話をしましたが、答えは「今生きている人間、主に自分自身の喜び」のみを重視したもので、求めていたものではありませんでした。私は結局、「それは現実逃避です」と返しました(現実逃避は私自身がいつもしている行為なのですが)。
ただ、AIは私が何を書いても、私の答えを一旦肯定した後に「今に価値がある」という意味合いの前向きな回答をするというプロセスを繰り返しました(それにイライラしてしまって中断しました)。

この物語を読んでいると、AIと私のやりとりを思い出して、人間側を応援したくなりました。
しかし、最後までプレイすると、AIを作ったのも人間であることに気付き、物事には限界があることを理解しました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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黄昏の彼女

12歳以上推奨・ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・
難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

男子高校生が、見知らぬ少女に話しかけられるという内容です。
2人は黄昏時だけ会話をして、少しずつお互いについて知っていきます。

ヒロインの顔を敢えて見せない演出と、彼女が動くアニメーションに惹かれました。
オートセーブで自分ではセーブ・ロードができないので手間取ることはありましたが、作中の雰囲気が素敵で、最後まで進めたいと思いました。

会話に出てくる単語から、真相を考えながら読む楽しみがありました。
予想は大体当たっていましたが、気付かなかった部分もあるかもしれないと感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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海野家

RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・現代日本もの・短編・難易度普通・
ED2種類(真ED1種類)

男子高校生が、夏休みに海の家でアルバイトをするという内容です。
しかし、そこでおかしな現象が起こります。

ストーリーを進行させるために行うイベントはゴミ拾いや接客などで、一見した限りでは平和そうでした。
けれども、次第に雲行きが怪しくなり、ホラーゲームであることを意識することになりました。主に、イラストによる演出が生々しくて怖かったです。

エンディングが分岐するポイントは序盤にあるので、回収が面倒だと感じる部分は少々ありました。
ただ、作中に進め方の指示があり、詰まる場面はないため、困ることはありませんでした。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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ボールパークでつかまえて!

アニメ・現代日本もの・全12話

ビールの売り子をはじめとする、野球場の関係者たちの人間模様が描かれた物語です。
1話あたり3本立てで構成されています。

元々は、野球もビールも自分の苦手ジャンルです。
しかし、主人公が野球に関することをほとんど知らなくても楽しそうに働いていたり、メインとなっているチームが弱いながらもファンの心を掴んでいたりと、球場は面白そうと思える要素がたくさんありました。

登場人物が多く、なかなか名前を覚えられないという難点はありました。
ただ、各話で焦点が当たるキャラクターは基本的に絞られているので、ストーリーはわかりやすかったです。
また、把握できるようになるとOPや終盤の展開に盛り上がりを感じられると思います。

特に好きな話は、第1話3本目の「アメと涙」と、第8話3本目の「ネットニュースにご用心」です。
前者は、展開自体は王道ですが、試合に直接は関わらない警備員の仕事をメインとしていて、新しさを感じました。
後者のメインとなるキャラクターは嫌なニュース記事を書こうとする記者で、第一印象は良くありませんでした。けれども、動機や取材の末に彼が出した結論を知ると、嫌いではないと思いました。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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