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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

次回の感想の前置き

次回は、いじめをテーマにした作品の感想を書く予定です。その前に、語りたいことがあります。
別の媒体をマイナスな意味ではあまり引き合いに出したくないのですが、今回は敢えて名前を出します。NHKの「君の声が聴きたい」プロジェクトについてです。

このプロジェクトには、いじめに遭っていて辛いという意味のメッセージが寄せられました。番組でも紹介され、ある人(多分一般の方)が、大人としてどのような返信をするのかという質問をされていました。ある人が悩みながらも出した答えは、「私もいじめられていたことがあるけれど、いじめられたからこそ人に優しくなれる」といったものでした。

この場面を見て私が感じたことの1つは、「本当にそうなのか」というものです。いじめられた後に人に優しくなれるかどうかは、人によると思います。優しくなれる人もいるかもしれませんが、いじめた人(または似た人やいじめた人の関係者)に仕返しをしようとする人もいるかもしれません。また、自分に逆らってこないような人や動物をいじめるようになるかもしれません。
本当のことはわかりませんが、もし私がいじめられている最中に同じ言葉を聞いていたら、「優しくなれたんなら今すぐ助けて。助けてくれない人は優しくない」と考える気がします。

もう1つは、自分がメッセージに返信する立場でなくて良かったというものです。何を答えてもいじめがなくなる訳ではないので、何かを発言しなければならないことに、重荷を感じます。
ただ、そこに問題があるとも思います。このプロジェクトは終了しましたが、メッセージを寄せた人は、今もいじめに苦しんでいるかもしれません。終わったとしても、いじめられたことを思い出しながら過ごさないとならないのかもしれません。

昔からよく見聞きする言葉に、「見て見ぬふりをするのもいじめ」というものがあります。番組に関わった人たちや、それを視聴した私たちは、いじめが存在するということを知っています。しかし、ただ知っているだけで、そのいじめをなくすための行動は起こせていないと思います。だから、私たちも、「見て見ぬふり」をしている側なのではないかと考えます。考えながらも、自分がいじめの加害者であるとは思いたくないという気持ちから、普段はあまり意識しないようにしています。

いじめがなくなる方法は、(言い訳ですが)誰からも教わっていないので知りません。「誰かに助けを求める」、「時間が経つのを待つ」、「距離を置く」などがあるかもしれませんが、必ずなくなるとは言い切れませんし、どこかで新しく発生するかもしれません。
知っている方がいれば、教えて欲しいです。

「君の声が聴きたい」プロジェクトには他にも様々なメッセージが寄せられています。私の場合だとネガティブな発想が出てきてしまうため一部しか読んでいませんが、何かの参考になりそうな意見も結構あるとは思います。気になる方はこちらからどうぞ。

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NPC学園へようこそ

RPGツクールMV製・ADV・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類

学園に転入した主人公が、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)に話しかけるという内容です。
全員に話しかけて、ずかんを完成させることがゲームの目的です。

条件を満たさないと出現しないキャラクターもいますが、作中にヒントが多いため、すぐに見つけられました。
また、ゲームオーバーが存在しないので、安心してプレイできました。

ずかんから各キャラクターの好きな食べ物や苦手なもの、誕生日を確認できて、眺めると面白かったです。
プレイ時間は短いものの、完成させた後のエンディングでストーリーを振り返ると、達成感がありました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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おばあちゃんの遺言

一部残酷描写あり・RPGツクールMZ製・ADV・(多分)現代・
短編・難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

孫娘が、おばあちゃんから遺言を聞こうとするという内容です。
遺産相続人として金庫の番号を知ることがゲームの目的です。

ストーリーを進めるために必要なヒントは作中で表示されるため、探索をしやすかったです。
ただ、バッドエンドであるEND1は、何度か見ることになりました。
自力でもクリアできましたが、製作者の方のブログに載っている攻略のヒントを参考にすることも可能です。

トゥルーエンドを迎えるためには、お金が必要となります。また、ストーリーも、金銭的問題がメインとなっています。
作中では人の命より重要視されているように感じましたが、避けては通れない問題なのかもしれないと思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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自撮りを盛って彼氏に異世界行きを気付かせない。~AA:アクテッドエーカーズ

RPGツクールMV製・ノベル・現代ファンタジー・短編・選択肢あり・
難易度普通・ED1種類

女子高校生が、学校のトイレでごはんを食べると異世界に飛ばされるという内容です。
関連作もありますが、単体でもプレイできます。

ゲームの目的は、タイトルの通りです。
SNS風の画面が表示される場面で、どのような書き込みをするのかという選択肢が出てきます。正しいものを選ぶと、ストーリーが進みます。
間違った場合でもちょっとした(SNS上の)会話が挟まれるだけで、すぐにやり直しができるので、プレイ時間はあまり掛かりませんでした。

画像をクリックすると拡大できたり、知らなかった雑学に触れることができたりした点が面白かったです。

数日前からこの記事を書いている現在にかけて、SNSの1つであるTwitterに不具合が起きてるらしく、アカウントを持っていない私は全く見ることができませんその代わり(という表現が合っているのかはわかりませんが)として、雰囲気を楽しむことはできました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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妄想代理人

アニメ・現代日本もの・全13話

「少年バット」と呼ばれる通り魔に、様々な人たちが襲われるという内容です。
2人の刑事が捜査を進めることによって、被害者には共通点があることが判明します。

何年か前に見たアニメですが、はっきりと書くと、ストーリーの終盤は理解できていません。そのため、今まで感想を書きませんでした。けれども、演出がすごかったという記憶があるため、記事にしたいと思いました。

理解できた部分のストーリーについては、少年バットに襲われることで、被害者は救われた想いをしているということを強調したいです。
彼らは少年バットと遭遇する前、精神的にとても追い詰められた状況に陥っています。しかし、「通り魔に襲われた」という理由があれば、現実から逃避することが可能になります。
だから、被害者にとっては襲われた方が良かったのか、襲われないまま辛い状況に居続けた方が良かったのか、判断することが難しいと感じました(精神的に追い詰められている人がこの情報を知っていれば、「自分も少年バットに襲われたい」という発想になるかもしれません)。

演出面については、主に背景のタッチが、場面によっていろいろと変わり、手が込んでいる感じました。特に、昭和レトロな風景が出てくる回は、それまでと雰囲気が違って印象に残りました。
これは、監督である今敏さんの他の作品にも当てはまるので、「妄想代理人」に限らず、どれか1つには触れてみていただきたいです。

また、平沢進さんの担当された主題歌が、映像を含め、忘れがたいものでした。
OPの「夢の島思念公園」は(歌詞の意味はわからないものの)壮大なメロディー、EDの「白ヶ丘-マロミのテーマ」は歌詞がない点が特徴です。
OP映像を見ても衝撃を受けない人が見つかれば驚きます(ちなみに平沢進さんは、「おかあさんといっしょ」の元うたのおにいさん、おねえさんである今井ゆうぞうさん、はいだしょうこさんの楽曲「地球ネコ」も作詞・作曲されました。こちらもインパクトがありました)。

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