吉里吉里製・乙女ゲー・現代学園もの・長編・難易度普通・
ED12種類・攻略対象4人+α
幼少の頃からよく予知夢を見ることがあるという女子高生が主人公です。
彼女は、超能力者が集うサークルが存在すると噂される学園に入学します。
そして、そのサークルのメンバーとともに、様々な事件に関わっていきます。
努力と友情と勝利が描かれていて、少年向けバトル漫画のような暑い展開がありました。
また、主人公と敵対する立場として登場するキャラクター達も、根は良い人なのだろうなと思いました。
選択肢は、攻略対象がその場にいなくても好感度に影響するものがあり、迷う場面はありました。
しかし、メニューから好感度を確認できたり、トゥルーエンドに繋がるものを選んだときにフラグだと分かる表示が出てきたりするので、それらが参考になりました。
「1つ前の選択肢に戻る」という機能もあり、便利でした。
恋愛ゲームとしては、サークルのリーダーのルートが最も好きです。
奇抜な性格のため、第一印象は「変わった人」というものでした。けれども、ストーリーが進むにつれて、仲間想いで機転が利くなど、目立った長所が多いように感じました。プレイしている間、「さすがリーダー」だと心の中で何度も言いました。
1番先の展開が読みやすいルートではありましたが、1番心が動かされるルートでもありました。
おまけ要素には、プレイする時間帯によって違った楽しみがあるなど、面白い仕掛けがありました。
制作者の方のサイトは
こちらです。
2016年12月3日追記……攻略できるキャラクターが増えました。エンドも2種類追加されました。
主人公たちと敵対関係にある組織は、平和な世界を作ることが目的でありながらも、同志を集める過程では犯罪を起こしても構わないという考えを持っているものです。
似たような団体は現実にも存在していて、つい重ね合わせてしまうことがありました(超能力は全く関係なく、人を集める方法は各自で決めるのではなく上の立場にいる人が決めているなど、作中とは異なる部分もいくつかありますが)。
実在していて以前私が会ったことがある団体には、いろいろと言いたいことがあります。しかし、彼らの活動に批判的な人間が話す機会を得られるような人は、上の立場にはいない人のみです。その上、トップに至っては現在は亡くなっているので、どのようなことが起きても会うこと自体不可能です。
それに対して、この作品の場合は、主人公が組織のトップに会い、彼女自身の意見を相手に伝えられていて、羨ましいと思いました。そして、特殊エンドで見られる問題解決シーンには、すっきりとさせられました。
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