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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはアドベンチャーであっても基本的にはノベルカテゴリとして扱っています(ただし、ツクール製の場合など、ごくまれに例外があります)。    コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリから

死にぞこないの青

乙一・幻冬舎文庫・2001年

担任の教師からいじめられていた男子小学生の日常が、ある少年に出会ったことをきっかけとして変化していくという内容です。ホラー要素があるので、怖いものが苦手な方はご注意ください。

主人公と自分の世代が異なるため全てではありませんが、「こういうことあったなあ」と共感できる点が多々ありました。
物語に出てくるクラスの皆が、自分の持っている「小学生」のイメージそのままでした。主人公の性格も自分と似ていて、緊張感がありました。

そして、主人公が出会った少年について語りたいと思うような内容でした。
もしも彼のような存在に実際に出会ったら、最初はつい目をそらしてしまうかもしれません。しかし、きちんと向き合うことが出来れば、主人公でなくても人生が変わるかもしれないと感じました。

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蛇にピアス

金原ひとみ・集英社文庫・2006年

主人公の女性と、少し変わった男性との恋愛物語です。
ちょっとした性的表現と残酷表現があるので、そういった類のものが苦手な方にはおすすめできません。

この小説の好きなところは、登場人物の設定です。
この作品に登場する人物達は皆、私にとって、「興味はあるけれども自分から積極的に関わることは勇気がなくてできない」タイプです。そのため、彼らの世界を少しだけ覗けた気分になれて、面白かったです。

また、予想をしていなかった終わり方だったので、印象に残りました。

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きまぐれロボット

星新一・角川文庫・2006年

SFショートショートです。

今まで、SFに触れたことはあまりありませんでした。というのも、専門用語が多くて難しいというイメージがあったからです。
しかし、この作品には、特別な言葉は出てこなくて、読みやすかったです。

博士の発明品やロボットなどが出てきますが、それらにオリジナルの名前はつけられていません。何をするためのものか、何ができるのかという説明のみだったことが、私にとって分かりやすかったでした。

小学生でも読めるように作られていたこともあり、状況を把握し想像するのが一部を除いて簡単でした。また、どの物語も序盤でオチが気になり、最後まで読もうという気持ちが出てくるものでした。

「夜の事件」、「鏡のなかの犬」が特に好きです。前者は言葉遊びのようなものが楽しめました。後者は、教育的な要素が感じ取れるものでした。

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ロボットとベッドの重量

小説・直木三十五

人間の恋愛に関わるロボットが描写されている作品です。

展開自体は、今では珍しくはないかもしれません。けれども、こういった内容の作品が結構前からあったことを知って、面白いと思いました。

物語は、人間の夫婦の会話から始まります。それがどろどろとしていて、衝撃的でした。
そして、夫婦の恋愛にロボットが関わることで大変なことが起こります。フィクションなのでこの作品を楽しむことはできましたが、実際には似たようなことはあって欲しくないと思いました。
ただ、終盤まで読むと、ロボットにも少しは人間らしい部分があるように感じました。

ちなみに、「青空文庫」というサイトでこの小説を読むことができます

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ミッキーマウスの憂鬱

松岡圭祐・新潮社・2008年

ディズニーリゾートで働くスタッフの仕事について書かれた小説です。

主人公が新人なので、ディズニーリゾートについて何も知らない立場から読んでも分かりやすかったです。スタッフのことを「キャスト」、客のことを「ゲスト」と呼ぶこともこの小説で初めて知りました。
フィクションですが、仕事の内容が結構詳しく書かれていて、実在する場所の裏側を覗けた気分になれて楽しかったです。

ミッキーマウスの出番は想像していたより少なかったです。しかし、タイトルに「ミッキーマウス」という文字がなければ読まなかっただろうし、出番が少なくても行動が格好良いと思える場面がありました。
 

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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