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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

迎春ミステリー 初日の出殺人事件

12歳以上推奨・WOLF RPGエディター製・ADV・現代日本もの・短編・難易度低め・ED1種類

探偵が、初日の出を見るために訪れた土地で遺体を発見するという内容です。
文章を読み、選択肢を選んで進めるタイプのゲームです。

主人公は、登場人物の証言を集めたり、周囲の状況を調べたりすることによって、事件を推理します。
判明したことはメモを見て確認できるため、時系列を把握しやすく、嬉しかったです。
終盤では犯人を当てるパートがありますが、間違えてもゲームオーバーにはならないので、推理に失敗したときの反応も楽しむことができました。

会話のノリが軽くて、プレイしやすかったです。
一方で、シリアスな要素もあり、ストーリーに魅力を感じました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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mirror -insideout-

RPGツクールMV製・ADV・現代日本もの・短編・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

おつかいを頼まれた少年が、訪れたお屋敷から家に帰ろうとするという内容です。
「あわせ鏡」がキーワードとなっています。

探索は、ゲームの紹介ページや説明書を参考にすれば、迷わないと思います。
ストーリーの進行度によってアイテムやタイトル画面に変化が現れる点や、スチルがいくつか出てきた点が面白かったです。

3つあるエンディングのうち、2つを回収した時点では、状況を把握できませんでした。
しかし、トゥルーエンドに辿り着くためのルートでは、少しずつ謎が明かされていきます。それによって、主人公の台詞などの文章や、「鏡」が重要な要素となっているからこそ起こるイベントに、こだわりを感じることができました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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拝啓、水底のあなたへ

WOLF RPGエディター製・ADV・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類

半漁の少女が、文通相手に会いに行くという内容です。
一方で、文通相手にも動きがあります。

アイテムを入手できる場所や、調べると台詞が出てくる場所はわかりやすく表示されます。
同じマップでも、ストーリーが進行すると台詞やキャラクターが変わるところがあり、面白かったです。

主人公と文通相手が出会えそうでなかなか出会えないという過程を楽しむことができました。
メインキャラクターは3人で、皆可愛かったです。

落ち着いた雰囲気のイラストも好みでした。

制作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ」で公開されています。

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なにもできないけどそばにいる

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

ペットのミミが、飼い主のそばにいるという内容です。
一部を除き、文字はひらがなで表示されます。

人間とペットは、言葉を交わすことができません。そのため、ペットが普段何を考えているのか、飼い主は知らない可能性があります。
それでも、飼い主の感情がペットに伝わることはあるのかもしれないと思いました。
主人公のミミが健気で、好感が持てました。

選択肢ボタンは出てきますが、分岐はありません(意味はプレイするとわかります)。
それが、タイトルを強調していたように感じました。

制作者の方のブログはこちらです。
作品自体は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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SHADOW

15歳以上推奨・残酷描写あり・一部性的表現あり・RPGツクールMV製・
ADV・現代学園もの・長編・難易度普通・ED1種類・ゲームオーバーあり

男子高校生が転校先の学校でいじめを目撃し、巻き込まれないようにしようとするという内容です。
しかし、それが次第に、大きな事件へと発展します。
ラストシーンからエンディング後のおまけまでの間は文章量が多いもののセーブができないので、時間に余裕のあるときにプレイすることを推奨します。

全4章で、どれも学校で起こった問題を期限以内に解決することが目的となっています。
クリアするために必要な条件はゲーム内のメモで確認できるので、探索がしやすかったです。
しかし、選択肢を間違えるなどで条件が満たせなかった場合、登場人物のうちの誰かが犠牲になるゲームオーバーを見ることになるため、緊張感がありました。

作中では数々の、えげつない事件が起こります。
そしてその解決方法も、誰かが酷い目に遭うようなえげつないものでした。
解決方法を考える主人公は、自分に火の粉が降りかからないように他の人を動かしていくという手段を取っていて、怖さがありました。
一方で、周囲の登場人物に関しては、主人公1人だけに頼り切ってしまうという危険性を感じました。

ただ、それはこの物語の中だけでなく、リアルでも起こり得ることだと思いました。
登場人物たちの、自分がやりたくないことを誰かに強制的にさせたり、悪い出来事があったときに「自分は悪くない」と考え誰かのせいにしたりする行為を、「いけないこと」だと判断したくなりました。しかし、動機や全体的な流れを見ると、そうせざるを得ない状況だったのかもしれないという気持ちになりました。また、似たようなことを私自身も過去に行った、あるいは今後行う可能性もあるため、完全には否定しきれないと感じました。

一連の事件には、黒幕が存在します。
各キャラクターの台詞などを参考にして予想しながらプレイしたものの、真相は想定を超えていました。
制作者の方は頭が良いのだろうなと思いました。

基本的にはシリアスですが、モブキャラの台詞やおまけシナリオなどにはコメディ要素もあります。
特に、2章終了後のおまけはすれ違いコントのようで面白かったです。

制作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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