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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはアドベンチャーであっても基本的にはノベルカテゴリとして扱っています(ただし、ツクール製の場合など、ごくまれに例外があります)。    コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリから

似たもの同士

NScripter製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

いじめられていた男子生徒が、転入してきた女の子と仲良くなるという内容です。
彼女と出会ってからは、主人公に変化が起こります。

人の出会いは主人公にとってプラスとなるもので、理想的な世界が描かれているように感じました。
現実ではこのように上手くいくことは少ないだろうなとは考えたものの、だからこそフィクションの中だけでも幸せな空間があって良かったと思いました。

この作品で1番好きなのは、2人が一緒に映画を見て、終わった後感想を語り合う場面です。
映画のあらすじが、物語自体の結末と関係している点が面白かったです。
また、2人の意見に同意できる部分があり、嬉しかったです。

この作品は、「ふりーむ」で公開されています。

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以下ネタバレ

いっしょ。

LiveMaker製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢あり・ED1種類

女の子が昼休みを、友達と一緒に過ごすという内容です。
イラストにも文章にも温かさのある作品でした。

本編のストーリーは、友達の台詞のみで進みます。そのため、感情移入がしやすかったです。
そして、このような友人が欲しかったと思いました。

おまけシナリオでは、主人公の設定がわかります。彼女は、小学校高学年から中学校時代の自分と良く似ていました。
ただ1つ大きく異なっていたのが、主人公には積極性があったという点です。彼女のように自ら行動を起こせていれば、当時の学校生活は違っていたかもしれないと考えました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2017年3月5日追記……完全版にあたる、「一緒。」も公開されました。こちらは選択肢なしで、周回プレイによってストーリーが進みます。
この作品の場合は地の文があり、「いっしょ。」とは異なった雰囲気を楽しめました。

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わが子を愛せなくなる時

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

児童虐待がテーマとなっているノベルです。
この物語の主人公は、幼い娘を持つ母親です。

今まで私が触れた、児童虐待の描写がある作品は大抵、被害者の視点がメインのものでした。そして、その度に、被害者側に同調していました。
しかし今回は、母親の心情にも理解できる部分がありました(むしろ、この物語の場合は、主観ですが、母親より父親の方が、子どもを持つ親としての自覚が足りていなくて酷いと感じました)。

数年前学校で、「ネグレクト」という虐待をする親の過去や現状を説明するビデオを見ました。当時真っ先に考えたことは、自分に子どもがいたら同じことをするかもしれないということでした。
そして、このノベルで出てきた行為についても、この程度は普通にあり得そうだと思いました。

子どもという存在は、時に見ていられないような行為をすることがあります。
ご存じの方であれば、アニメ「クレヨンしんちゃん」でひまわりが産まれてすぐあたりの放送、もしくは、ドラマ「大好き!五つ子」の1作目を思い出していただけると伝わると思います。また、私自身も小さい頃、興味本位で危険なことを冒してしまったことがありました。
こういった場面を見ると、親がイライラするのも仕方ないような気がします。

だからといって、虐待自体は許されるものではありません。子どもが悪いことをしたときに注意することとは異なります。
一方、「わが子を愛せなくなる時」の母親については、1回だけしてしまった行為に対して悩んでいて、娘とは良い関係を作ろうとしていたので、応援したくなりました(今まで被害者側に同調してきた作品は、虐待のレベルや継続性、動機などが違いました)。

結論としては、既にわかってはいたことですが、子育てはとても大変だということを改めて感じました。
個人的な意見としては、大変だからこそ、きちんと責任を持てるようになり、周囲の環境を整えてから始めるべきだと思います。私の場合は、自分が子どもに酷いことをしないという自信がなく、将来的に育児をする予定がありません。そして、それより前の段階の行為をする機会がなく、正直安心しています。

これに対して、私の周囲には、仕事と子育ての両方を同時にしている人たちが結構います。
プライベートなことを尋ねる気はないため、家庭ではどのようなことをしているかといった具体的なことはわかりません。ただ、直接伝える勇気はありませんが、私には怖くてできそうにないことができるところを、尊敬しています。

制作者の方のブログはこちらです。

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だびぽん

残酷描写あり・ティラノビルダー製・ホラーノベル・現代日本もの・中編・選択肢あり・
難易度普通・ED6種類+ゲームオーバーいくつか(真ED1種類)・ボイスあり

男子大学生が、友人の作ったオンラインゲームをプレイするという内容です。その行為が後に、とある心霊スポットに関する噂と繋がることになります。
選択肢の他に、探索要素などのミニゲームが少し含まれています。

このゲームでは、元ラジオ局のマスコットキャラクターという、「だびぽん」が重要な役割を持っています。
このキャラは登場すると画面上でたくさん動くので、びっくりしました。
他にも動画が流れる場面があり、楽しめる演出が多かったです。

ミニゲームはヒントが多く、クリア自体は難しくありませんでした。
ただ、小ネタがいくつか含まれていて、それを探すためにいろいろと試したくなり、結果的には時間を費やすことになりました。

ストーリーは、最初から見られるルートと、条件を満たすことによって見られるルートに分かれています。
どちらも人間の内面や関係性についての描写があり、好みでした。
作中では、誰を疑い誰を信じるのかという決断を迫られる場面が結構あります。物語の中の出来事なので正解を予想することができましたが、現実でこのような遭遇した場合、どうするべきか判断することは難しいように感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ベルリンの船

YU-RIS製・ノベル・現代・短編・選択肢なし・ED1種類

ベルリンのチームに所属しているサッカー選手の元に、幼馴染が日本からやって来るという内容です。
彼らは約2週間の間、共に過ごすことになります。

この作品を読んで、中学の頃国語の授業で習った、ある短歌のことを思い出しました。
短歌自体は忘れてしまいましたが、「どんなに水の流れが変わっても、私の想いは変わらない」という意味合いを持つものでした(「ミロール倶楽部」というサイトの「古今和歌集の部屋」というコーナーを見たところ、「駿河なる田子の浦浪立たぬ日はあれども君を恋ひぬ日ぞなき」というもののような気がしますが、当時習ったものがそれだったかは定かではありません)。

このノベルは、それと近いものがあるような気がしました。
主人公と幼馴染は、しばらくの期間離れて過ごしていました。しかし、その間もずっと、お互いのことを大切に考えていた様子が伝わってきました。

ただし、「ベルリンの船」の場合、「主人公が自分自身の感情を自覚していない」という、短歌とは異なる点があります。
彼が幼馴染に対する自身の気持ちに気付いた後から起こる、2人の関係の変化が心地よかったです。

作中には、ドイツの観光地や食べ物に関する描写がいくつか出てきます。
背景もドイツの写真で、今まで知らなかった文化に触れた気分になれました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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