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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

しかけ絵本『春の国をめざして』

Unity製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢なし・ED1種類

冬の国に住む女の子が、あることがきっかけで春の国をめざすことになるという内容です。
ブラウザ上でプレイするタイプの作品です。

ゲーム画面の中には、クリックやドラッグをすると絵本が動く箇所がいくつかあります。
最初は操作方法に戸惑いましたが、いろいろと試しているうちにストーリーを進めることができました。
紙の絵本では再現することが難しそうな仕掛けもあり、発想が面白いと感じました。

ストーリーは、主人公の女の子を応援したくなるものでした。
また、春の国に魅力がありました。

ほっこりするイラストが可愛かったです。

この作品は、「unityroom」でプレイできます。

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青天白日々

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度普通・
ED3種類(真ED1種類)

精神病院に入院している青年が、青空に憧れるという内容です。
そこで会った1人の少年と関わることで、青年に変化が訪れます。

選択肢と、画面内にあるオブジェクトをクリックして調べる探索要素があります。
ルート分岐に影響するのは選択肢のみで、探索部分はスキップすることも可能です。しかし、探索をした方が、ストーリーに深く介入しているような気分になれました。

選択肢は主に、「青空にする」か「青空にしない」かを決めるというものです。
この意味がわかったとき、戦慄が走りました。また、主人公の気持ちに共感できた部分があり、それが理由で、少年は重要な存在だと考えました。

エンディングは、3→1→2の順番で回収しました。
けれども、1→2→3の順番で見た方が理想的だったと感じました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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人豚 ~ヒトブタ~

15禁・残酷表現あり・ティラノビルダー製・ノベル・近未来・選択肢あり・
難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

白人は「人」、黒人は「豚」と呼ばれている世界が舞台となっている物語です。
原作は、制作者の方がカクヨムで公開されている小説です。

途中までは、人種差別について問題提起を行っている作品だと思っていました。その要素もあるのですが、選択肢の後からは、雰囲気がガラリと変わりました。
どちらかといえば、科学技術の発展によって生まれるメリットとデメリットについて考える作品という印象が強くなりました。
また、作中のような状況なら、現在よりも「人」の定義が難しいように感じました。

小説版も読みましたが、イラストやルート分岐、おまけの用語集があるノベル版の方が好みでした。
特に用語集は、本編だけではわからなかったことを知ることができ、歴史についても学べて、面白かったです。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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インコのキーちゃん

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・ホラー要素あり・短編・
選択肢なし・ED1種類

インコのキーちゃんと女の子が、おしゃべりをするという内容です。
主な話題は女の子が大好きな、彼女の兄に関することです。

全4章で、どの章を読むかを最初に選ぶことができます。
テーマに合わせて「第1話」ではなく「第1羽」という表記が使われていたり、各章を読み終わるとタイトル画面に変化が現れたりする工夫が面白かったです。

キーちゃんは、本当にインコなのかと疑うほど口が達者でした。
女の子は、ヤンデレという私好みの属性で、他の登場人物と接したときの心情の動きに興味が持てました。

作中では、詳細は語られない場面もいくつかあります。
そのため、想像の余地がありました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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教室に巣食う悪魔たち

18歳以上推奨・15禁・性的表現あり・残酷描写あり・ティラノスクリプト製・
ノベル・現代学園もの・中編・選択肢なし・ED1種類

とある悲惨な事件が起きた高校で、主人公が関係者などと行った会話を振り返るという内容です。
オートセーブで、再開時は中断した時点から始まります。

登場人物それぞれが闇を抱えていて、ほぼ全員が怪しく見えました。彼らの台詞は、どの部分が本当でどの部分が嘘なのだろうかと、考えながら読みました。
また、事件に対する学校の対応、特に、生徒へのアンケート結果の発表の仕方が、実際にもあり得そうだと思いました(作中のようなことは、ない方が良いのですが)。

後半になるにつれ真相に近づきながらも、物語が二転三転し、盛り上がりを感じました。
エンディング後の展開もボリューミーで、読み応えがありました。
全てのストーリーが終わったタイミングだけはわかりにくかったものの、その後に見られるようになる、おまけ要素も楽しめました。

参考文献の量から、真剣さが窺えました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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