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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはアドベンチャーであっても基本的にはノベルカテゴリとして扱っています(ただし、ツクール製の場合など、ごくまれに例外があります)。    コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリから

三色有形

吉里吉里製・ノベル・和風・短編・選択肢なし・ED1種類

死後の世界が舞台となっている物語です。
主人公はそこで生活をすることによって、失っている生前の記憶を取り戻そうとします。

イラストが綺麗で、画面演出も世界観に没入できるものでした。
文章は縦書き表示で、文体とあいまって小説を読んでいるようでした。

全体的に静かな雰囲気が漂っていて、プレイしていると落ち着いた気分になりました。

中盤から、物語の鍵となる人物が登場します。その人と主人公の関係に、興味を持ちました。
特別な間柄で、作中では、主人公が介入しすぎることは良くないとされます。けれども、2人が親密になるような描写があると、喜ばしく思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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つないで、たどり着いた祈りの歌

ティラノビルダー製・ノベル・洋風・短編・選択肢なし・ED1種類

1人の少女と、音楽を演奏できるマシンドールと呼ばれる存在との、交流が描かれた作品です。
少女はマシンドールに対して良いイメージを持っていません。しかし、ある出来事をきっかけに、彼女の心情に変化が起こります。

この物語では、主人公の祖母が重要な役割を持っています。
少女と祖母、マシンドール3人の関係を知ると、主人公がマシンドールのことを気に食わないと考えていることに納得が行きました。

とはいっても、この作品に悪役は出てきません。
後半で起こる関係性の変化から、登場人物たちの優しさを感じることができました。
恋愛ものではありませんが、少女がツンデレで可愛かったです。

イラストは温かみがあって、絵本を読みたいという方におすすめしたい作品だと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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スターズ★ピース 恋愛応援⇒友達獲得ケーカク

ADV+++製・ノベル・現代学園もの・長編・選択肢あり・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

転校が多く友人のできたことのない女子高生が、新しい高校で友達を作ろうとするという内容です。
彼女が友達を作るために考えた手段は、相手の恋愛を応援するというものです。

前々から興味を持っていた作品ですが、パソコンの容量の都合などでなかなか手を出せませんでした。
けれども、今年になってプレイできるようになりました。1度始めるとなかなかやめられない面白さで、期待以上の作品でした。

スチルやカットイン、その他諸々の画面演出が多く、長時間プレイしていても飽きませんでした。
また、オリジナルのシステムが使用されていて、プレイの仕方によって選べる選択肢や物語の展開が大きく変わる場合があり、いろいろと試したくなりました。

ストーリーは、明るくて楽しいネタが多い一方で、主人公をはじめとする登場人物たちの成長を感じることもできました。
今までの経験上、性格面の短所を克服するためには、自身の変わろうとする意志と、手助けしてくれるような周囲の環境の両方が必要だと考えます。
この作品は、この意見と一致するような中身だったので、嬉しかったです。

特に、主人公については、内面や行動の起こし方、過去の経験、変化の仕方など、自分と似ている部分が多く、シンパシーを覚えました。
そして、彼女の場合は、私が長い年月をかけて少しずつできるようになったことを短期間のうちに達成し、自分にとっては今も難しいことまで行えているため、尊敬する存在となりました。
厳密には食べ物の好みや引っ越しの回数など、異なる点は結構あります。しかし、感情移入しやすい場面がほとんどで、最終章では泣きました。

主人公のクラスメイトは全員、彼女を大きく支えていて、好感が持てました。問題を起こしたり喧嘩をしたりすることはあっても、基本的には仲が良くて、お互いに助け合っているように見えました。
この人たちと同じクラスで青春を謳歌したかったという感情と、ここまでの仲の良さだと卒業して別れた後がとても辛くなりそうだからフィクションで良かったという気持ちを同時に持ちました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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幽霊相談室

吉里吉里製・ノベル・ミステリー・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度やや高め・
ED4種類(真ED1種類)

ある少女が幽霊に、彼が殺された原因を教えて欲しいと頼まれるという内容です。
選択肢の他に、キーボードで言葉を入力する要素があります。

1週目は答えが全くわからず、どうしようかと思いました。
しかし、何回か文章を読むことで、正解が見えてきました。自力でクリアできると、すっきりとした気分になれました。

文章を読んで問題に答える場合、必ず文章中に答えがあるということを過去に習いました。そして、実際今まではその通りでした。けれども、このゲームの場合はそれが当てはまらない部分があり、特殊でした。とはいっても、トゥルーエンドを迎えた後に追加された機能を使用しながら読み返すと、それまで気付かなかったヒントがたくさんありました。

始めに持っていたいくつかの思い込みが間違いだったとわかったり、作中で意図的に隠されている背景を想像することを楽しめたりと、頭の体操になった気がします。
後から気づいたことですが、登場人物の1人が幽霊という点もヒントとなっていて、この作品独自の特徴が多かったように感じました。

この作品には、特殊な人間関係がいくつか出てきます。
けれども、それ自体は否定されるべきではないように思います。

関連作である、「変調・幽霊相談室」もおすすめです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ぼくというモノ

15禁・残酷描写あり・NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

公園にいる「ぼく」が、「さえ」という少女と出会うという内容です。
「さえ」は「ぼく」と、毎日のように遊んでくれます。

主人公の「ぼく」がどのような存在であるか、一言で表せる単語を私は知りません。
しかし、本編を読むことで何者なのかすぐに理解できます。
その丁寧な文章に惹かれながら読み進めました。

ストーリーが進むことで、2人の関係に変化が現れます。
どちらも感情にも納得できる部分があったため、すれ違いが起こると切なさを感じました。

後半にショッキングなスチルはありますが、印象的なものでもありました。

以前プレイした、同じ製作者の方の作品は、ギャグがメインのものでした。
それに対しこの作品はシリアス要素が強めで、かなりギャップがありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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