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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

負けヒロインに転生したので勝ちに行くことにした。

15歳以上推奨・残酷表現あり・ティラノスクリプト製・ノベル・
現代ファンタジー・中編・選択肢あり・難易度やや低め・ED8種類+α(真ED1種類)

内容はタイトルの通りです。大学生の主人公が、はまっている乙女ゲームに登場する、主人公のライバルキャラである「アミ」に転生します。
カテゴリーは迷いましたが、作品紹介ページに「女性向け」といった表記がなかったので一般向けカテゴリーにしておきます。もしかしたら、変更するかもしれません。

エンディング分岐に関わる選択肢は赤、それ以外は青で表示されます。
間違えるとすぐにバッドエンドになるため、回収をしやすかったです。基本的にはどちらの選択肢が正解なのか当てやすかったものの、最後の選択肢は予想とは逆でした。

作中に出てくる乙女ゲームの主人公は「ユリ」です。
彼女の言動は、乙女ゲームの主人公が裏でこのような言動をしていたら嫌だなと感じるものばかりでした。
したがって、この物語の主人公が転生した「アミ」を応援したくなりました。

ユリは怖くて、スチルでの表情にインパクトがありました。
一方でアミは、努力家で好感が持てる要素が多かったです。
この2人の対比が印象的で、物語の性質上、悪役としてしか生きられないユリがある意味では不憫に思えました。
また、この物語と同じように、この作品の登場人物たちも裏で、制作者の方やプレイヤーが知らない言動をしていたらそれはそれで怖そうだと考えました。

ノベルゲームコレクションのプロフィールページも確認した上で敢えて書きますが、あとがきを読んで、制作者の方自身も怖いとは思いました。
ただ、それでも感想を書きたいという気持ちになる、面白いゲームでした。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる

野原広子・KADOKAWA・全1巻

シングルマザーが引越し先でママ友と仲良くなるものの、おかしな出来事が起こるという内容のコミックエッセイです。
インターネット上で他の方の感想を読んで、興味を持ちました。

思想というものは、人によって異なります。子供を持つ親の教育方針も、家庭によって違います。
自分とは違う考え方で子育てをしている家族を見かけたとき、人はどのような反応をするのかが描かれていて、生々しさがありました。

リアルでもネットでも、「子どもにこんなことをする(または、しない)親はおかしい」、「親なら自分の子どもにはこうするよね」などの意見に触れることがあります。
その中には、私の基準では違和感を覚えるものもあります。しかし、そのような意見が同調される場面も多く、その人たちの視点から見ると私の方がおかしいのだろうなと思いました。
もしかしたら、私が子育てをしたことがないから納得できないのかもしれませんが、「子育てをしたくない」と感じた理由のうちの1つでもあるとだけは書いておきます。

また、育児に限ったことではありませんが、誰かの言動を批判したいときは一旦、自分にも当てはまるか確認した方が良いのかもしれないという気持ちになりました。
ただ、実行することは意外と難しいとわかる描写がこの漫画の中で出てきて、怖さがありました。

作中では主人公の息子が幼い時期の出来事しか語られませんが、周囲に影響を受けた彼が将来どうなるのかも気になりました。

子育て真っ最中の方が読むと受けるダメージが大きくなるかもしれないので、どちらかといえば、子育てに興味はあるけれどしたことがない方におすすめしたいです。

この作品は現在、「レタスクラブ」というサイトで連載されていて、途中まで読むことが可能です。
レタスクラブでは他にも様々な作品の試し読みができます。一部しか触れていませんが、今までに読んだことがあり面白かった作品もいくつか載っていたので、「連載一覧」のリンクも貼っておきます。

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メイドさんの挑戦状Q ~ Lets Play and Learn by Maid-Girl.

ティラノスクリプト製・クイズゲーム・現代日本もの・短編・難易度普通

メイドの芽衣子というキャラクターから、使用人に関するクイズを出題されるという内容です。
全20問で、1度クリアするとおまけの前日譚が読めるようになります。

知らなかった情報をたくさん得られて、学びがありました。
物語に登場するメイドや執事から連想するイメージとは異なっていたもあり、プレイして良かったと思いました。

ヒントをもらったときに出てくる台詞や、前半の問題の解説が後半の問題と繋がっている点が特に面白くて、芽衣子と会話しているような気分になれました。
前日譚や実績要素も楽しめました。

ちなみに1周目の成績は、勘とヒントに頼って15問正解でした。

このゲームは、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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Last Song-ラスト ソング-

ティラノスクリプト製・ノベル・洋風・ファンタジー要素あり・
中編・選択肢なし・ED1種類・一部ボイスあり

少女がメイドとして働くために訪れた屋敷で、天才作曲家と出会うという内容です。
そして彼から、衝撃の事実を告げられます。

ストーリーは基本的に、シリアスで残酷なものでした。
しかし、どちらかといえば明るめのBGMが多く使用されていて、重さが緩和されていたように感じました。
また、メイン2人の純粋さにも好感が持てました。

作中で作曲家は、音楽が周囲の人から評価されることについて、自分なりの考えを語ります。
音楽に限ったことではありませんが、評価というものは、誰からされるか、どのような中身なのかなどによっても受け取り方が変わるものであり、有名な賞をとることだけが全てではないのだと思いました。

本編を読み終わった後に変化するタイトル画面も印象的でした。

制作者の方のサイトはこちらです。ボイスがメインとなっています。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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博士はすべてを終わらせることにした

ティラノスクリプト製・ノベル・女性向け・SF・短編・
選択肢あり・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

人類が滅亡しそうになっている未来で、博士とアンドロイドが世界を救うための研究をするという内容です。
主人公はそのさらに未来から、彼らの軌跡を辿ります。

特殊な構成でありながらも、文章がわかりやすくて読み進めたくなる物語でした。
イラストは表情の変化から、人間とアンドロイドの違いについて考えたくなるものでした。

人間には打ち明けられないことでも、相手がアンドロイドなら全てを受容してくれそうで、教えられることもあるのかもしれないと思いました。
博士とアンドロイドの関係は、伏線から気付くことができました。けれども、彼らが持っていた想いは、予想していたよりも大きいものだったように感じました。
ルートによって、タイトルの意味が変わる点が面白かったです。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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