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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

箱庭の葬送

12歳以上推奨・BL要素あり・WOLF RPGエディター製・ADV・
現代日本もの・ホラー要素あり・短編・難易度普通・ED1種類(ゲームオーバーあり)

男子大学生3人が、肝試しとして訪れた廃屋に閉じ込められるという内容です。
箱庭の朝と窓枠の夜」の続編ですが、単体でもプレイできます。

探索は、操作していないキャラクターに話しかけることで得られる情報が参考になりました。
1か所だけ、パスワード入力に迷った場面がありましたが、同梱されていたテキストファイルを読むことによって進めることができました。
また、ゲームオーバーになった後に直前からやり直すことができ、ヒントも表示される点が便利でした。

ストーリーは、前作の主人公の言動を周囲の人はどう捉えるのかを知ることができて、嬉しかったです。
今回メインキャラクターとして新しく登場した2人もそれぞれに魅力的な個性があり、進行には影響しない台詞も全て回収したくなりました。

BLとしての会話イベントだけでなく、ホラー要素も楽しめました。
廃屋の秘密に近付く文章が出てきたときは毎回、感情移入しやすかったです。そこに住んでいた人たちについて、想像が膨らむものでした。

製作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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敵わないねっ、お兄ちゃん!!

15歳以上推奨・BL要素あり・一部残酷表現あり・一部性的表現あり・LiveMaker製・
ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度やや低め・ED4種類(真ED1種類)

高校生の兄が、大好きな弟に構ってもらおうとするという内容です。
残酷表現・性的表現は軽めです。

最初は、兄が弟に執着しているように感じました。
しかし、ストーリーを進めていくと、弟も兄に対して愛情を持っていることがわかります。少し怖い部分はあったものの、ツンデレな対応が可愛かったです。

立ち絵の表情の変化が多くて楽しめました。
また、ハッピーエンドを迎えた後に出てくる要素も、面白かったです。

製作者の方のサイトはこちらです。

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君とSaint nuit

BL要素あり・ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・
短編・選択肢なし・ED1種類

恋人同士になったばかりの2人が、クリスマスを迎えるという内容です。
彼らはケーキ店の店長に頼まれて、クリスマス当日にもアルバイトをすることになります。

タイトル画面のイラストが美味しそうでした。
本編は最初から最後までケーキ店が舞台ですが、場面によって背景に変化があり、楽しめました。

当たり前のことではあるのですが、クリスマスケーキというものは、それを作る人や提供する人がいるからこそ存在するのだということを実感しました。
物語では特別なことは起きませんが、ささやかでも嬉しいと思える出来事があることは、悪くないような気がしました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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箱庭の朝と窓枠の夜

12歳以上推奨・BL要素あり・WOLF RPGエディター製・ノベル・
現代学園もの・短編・選択肢あり・難易度やや低め・ED3種類(真ED1種類)

男子高校生が、学校の図書室で幽霊と出会うという内容です。
BL要素は軽めです。

製作ツールの仕様上、操作方法に迷う部分はありました。
しかし、ストーリーが興味深く、先に進めたくなりました。
オートセーブではあるものの、選択肢のある場面から再開できる点は便利でした。

この物語は、「高校3年生の冬休み」という期間が設定されています。
この条件があるため、2人は仲良くなっても会えなくなるという未来が予想されました。どのようにしたらそれを乗り越えられるのか、気になりました。
エンディングの中では、トゥルーエンドが最も好みでした。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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以下ネタバレ

無人の花園 感謝しらずの蛇

BL要素あり・一部残酷表現あり・Artemis Engine製・ノベル・現代日本もの・
中編・難易度低め・ED4種類

男子高校生が、彼の作った花園を、家庭教師に荒らされるという内容です。
しかし、それを家族には信じてもらえません。

主人公は、周囲の人たちと距離を置く性格でありながらも、本当のことを誰かに知って欲しいと考えます。
文章を読みながら、彼は自分と似たようなタイプの人であると感じました。
前半の学校での態度はどうなのかなと思ったものの、後半の、状況に応じて誰かに感謝を伝えられるところには好感が持てました。その点では、リアルでは「ありがとう」という言葉を使うことが苦手な私とは異なりました。

エンディングは、条件を満たすことによって、見られるものが増えます。
1周目から見ることが可能なエンディング2つは、必要な存在は自分だけだと主人公に思わせようとする、家庭教師の怖さが伝わってくるものでした。
残りの2つは、安心できない場面もあったものの、救いを求める方法があるということを示され、希望が持てました。様々な物事に対する新たな視点を知ることができたEND4が、特に好みでした。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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