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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

アイリンとまほうのくすり

15禁・残酷描写あり・RPGツクールMV製・ADV・
洋風・短編・難易度低め・ED1種類

1人の少女が、とある理由により、連続殺人犯になってしまうという内容です。
「Alice the Ripper」というゲームのリメイク版です(こちらは未プレイですが、「ふりーむ!」で公開されています)。

調べられる箇所ではヒントが表示されるので、わかりやすかったです。
そのため、探索面では迷うような場面はありませんでした。

少女には、どうしても叶えたい願いがありました。
それを実現するためには、藁にも縋る想いだったのだろうなと考えました。
だからこそ、悲惨な物語だと思いました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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にあう?

12歳以上推奨・WOLF RPGエディター製・ADV・
現代日本もの・短編・難易度低め・ED2種類

高校生が、制服ではなくジャージを着て学校へ行くという内容です。
その理由は、ラストで明かされます。

終盤にある分岐を除くと基本的には一本道で、迷うような場面はありませんでした。
セーブポイントは1か所ですが、数分で終わる作品なので問題ないと思います。

価値観の多様性について考えるきっかけとなりそうな点が好みでした。
主人公について、いろいろと想像の余地があるように感じました。

イラストも印象的でした。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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ミライカガミ

WOLF RPGエディター製・ADV・現代ファンタジー・短編・
難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

女子高校生2人が、10年後の自分を見ることができるというおまじないを試してみるという内容です。
おまじないは本当だったものの、10年後の未来では、大変な事件が起こります。

基本的には作中でヒントが出てくるので、探索がしやすかったです。
1か所のみミニゲームがありますが、詰まる可能性は低いと思います。

現在と未来を行ったり来たりしながら謎を解明するという、少し特殊なミステリーとして楽しめました。
また、メインキャラクターのそれぞれに魅力がありました。その中でも特に、親友のことを大切にしていて、彼女のために幸せな未来を作ろうと努力する主人公に好感が持てました。

オープニングとエンディングで映像が流れる点や、一枚絵が多かった点も面白かったです。

製作者の方、皐月の夢様のサイトはこちらです。攻略のヒントも載っています。

2022年10月17日追記……フリー版は公開停止されました。製品版をリリース予定とのことです。

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後ろ向きへ帰る場所

WOLF RPGエディター製・ADV・現代ファンタジー・短編・
難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

男子中学生が、行方不明になった幼馴染を探すという内容です。
彼はそのために、思い出のある日に帰れると噂されているバスに乗ることになります。

背景やスチル、食べ物のグラフィックなどのこだわりが伝わってきて面白かったです。
また、全体的に、ノスタルジーを感じることができました。

ゲーム内容は、クラスメイトから手掛かりとなる情報を集めることによって、バスの行き先を決めるというものです。
作中の一部でも触れられますが、田舎の学校では、人間関係に関する噂や本人の知られたくない秘密がすぐに広まります(実際、ほとんど接点のない人が私に弟がいることを知っていたり、誰にも尋ねなくてもクラスメイトの家庭環境に関する情報が勝手に入ってきたりしました。加えて保護者間にもネットワークがあるため親から、「この人とは関わってはいけない」とか、「この人が受験に失敗した」とかいった話をされました)。

そのような状況で私がとってきた方法は、なるべく人と関わらないようにするというものでした。また、小学生の頃はしてきましたがそれ以降からはずっと、「仲良くなった人を家族に会わせる」という行為ができません。

一方、主人公の場合は、誰からどのような情報をもらっても偏見を持たずに積極的に皆と接することができ、秘密を広めたりはしないため、好感が持てました。
だからこそ、周りも協力してくれるのだろうなと考えました。

バスの行き先では、様々な人物の良かった思い出や、彼らにその後起こった出来事が語られます。
皆それぞれ異なるものの、人生というものについて考えるきっかけとなり、感情移入しやすかったです。

トゥルーエンドは、一応のハッピーエンドではあります。しかし、それを含めてどのエンディングでも必ず、救われない人が出てきます。
切なさがありましたが、世の中の現実が描写されていて、印象に残りました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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Ru/Stairs

RPGツクールMV製・ADV・現代ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類

主人公が、どこかの階段を上るという内容です。
ストーリーを進めることによって、階段を上る理由が判明します。

階段を上るだけで必ずエンディングに辿り着けるため、ゲーム性よりストーリーが重視されているタイプの作品でした。
一部ですが、進行には影響しないものの、オブジェクトを調べることによって出てくる台詞が用意されていた点が好みでした。

作中では、主人公の過去が語られます。そして、どのようなものであっても、変えることはできないという事実が突き付けられます。
だからこそ、未来をどうしていくかということについて、考えさせられました。
こういった類の事柄に関して答えを見つけることは難しいため、1つの決断を下した主人公はすごいと感じました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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