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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

写真部の幽霊部員

ティラノビルダー製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男子高校生が、中庭で見かけた女子生徒に恋をするという内容です。
主人公は彼女を追いかけていった結果、写真部に入ることになります。

私も一応、高校では写真部に所属していました。
ただ、私生活の中で適当に何かを撮影した使い捨てカメラを写真屋さんに持って行き、部費で現像してもらうという、ほぼ活動していないようなものでした。

それに対し、この物語では主人公が現像を行う場面があり、「部活動らしい」という印象を持ちました。
うちの高校にもあったものの、「作業が難しいから」という理由で1度しか入ったことのない暗室に関する描写もあり、具体的に知ることができて嬉しかったです。そして、現像を自分で実践することは難しそうだと再確認しました。

女子生徒の正体については、序盤で明かされます。その代わり、メイン2人が達成すべき目的とその方法は徐々に知ることになります。
甘酸っぱい青春とは、多分この作品のようなもののことなのだろうなと思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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自殺を止めるゲーム~最上最寄は死ぬことにした~

残酷描写あり・ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・ホラー要素あり・短編・
選択肢あり・難易度やや高め・ED3種類(真ED1種類)・ゲームオーバーあり・ボイスあり

内容はタイトルの通りです。
主人公はビルの屋上で、飛び降りをしようとしている少女と出会います。

この作品には、ヒロインが自殺をしてしまうゲームオーバーがたくさんあります。
ルートによってイラストや台詞が異なるため、全て回収したくなりました。
また、彼女の言い分にもわからなくはない部分があったため、現実で同じような状況に遭遇した場合、自殺を止めることは難しそうだと考えました。

前半は、物事の解釈について、一理あると思えるような言葉が結構ありました。
例として一部を引用させていただくと、「憧れっていうのは自分の理想を押し付けて相手の人格を殺す行為だと思います」という台詞とその後などです。
他にもあるので、ゲームオーバーとなるルートも含めて読んでいただきたいと感じました。

後半は、ゲームオーバーの存在も伏線の1つだったことがわかり、驚きました。
それまでに読んできた文章を振り返ることで予想の付かなかった真相に繋がり、衝撃を受けました。

AIによるイラストが使用されていることによって同じ場面でもキャラクターの服装が変わるなど、多少の気になる点はありましたが、様々な考察を楽しめそうな物語でした。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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すがれる4月

15歳以上推奨・一部残酷表現あり・ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・
短編・選択肢あり・難易度低め・ED3種類(真ED1種類)

3年前に恋人を亡くした、花屋の青年が主人公の物語です。
彼は、彼女の家族から、墓参りに誘われます。

選択肢は2周目以降から選べるようになるものがあり、トゥルーエンドは最後に見るという理想的な順番でプレイすることができました。
画面内にある花のイラストをクリックすることで主人公が花束を作る場面が、2か所あります。
エンディングには影響しないものの、作中で読めるエピソードが変わるため、全て確認したくなりました。

花屋の業務や花束の作り方の描写が詳しく、製作者の方は実際にしたことがあるのだろうかと考えました。
特に、お祝い事と弔い事の両方に関わることになるという視点を主人公の境遇と重ねると、接客時にいろいろと頭に浮かぶことが予想できて、辛いこともあるだろうと思いました。大切な人がいるということは別れを避けられないということでもあり、別れた後はどうしていくかという問いに対する答えの1つを見せられたような気がしました。
トゥルーエンドの終盤に出てくる文章が、特に好きだと思いました。

タイトル画面やスチルにアニメーション演出があり、すごいと感じました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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就労!アクマ・デ・カンパニー

15禁・一部残酷表現あり・ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・
短編・選択肢あり・難易度普通・ED5種類

悪魔が「アクマ・デ・カンパニー」という企業で働くという内容です。
主人公の性別は選ぶことができます。

選択肢は、総当たりをすれば全てのエンディングを回収できます。
一部、選択肢が1つのみで、ルート分岐には影響しない場面もあった点が面白かったです。
また、どちらの性別でエンディングを迎えても、もう片方のエンディングの文章やスチルを確認でき、嬉しかったです。

「アクマ・デ・カンパニー」は、悪魔らしく、とんでもないことを行っている企業だと思いました。
どのルートでも、衝撃的な場面がありました。

特に好きなエンディングは、END3とEND4です(END4は2つ出てきますが、好みだったものは文章が長い方です)。
「本当にこれで良いのだろうか」と感じる部分はあるものの、主人公が未来を見据えて行動しているような気がしました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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呪いのつくり方

残酷描写あり・ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・
短編・選択肢あり・難易度低め・ED3種類(真ED1種類)

いわゆる「夜のお店」を訪れた客が、そこで働いている元お嬢様の身の上話を聞くという内容です。
基本的には、元お嬢様の台詞を中心に、ストーリーが進みます。

プレイしてすぐに、END1を迎えました。その時点では、何が起こっているのかはわかりませんでした。
しかし、他のルートを見ることで、END1の状況を把握することができました。

タイトル通りの中身で、因果応報を感じるものでした。
本編ではなくおまけシナリオに、共感できる部分がありました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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