吉里吉里・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢なし・ED1種類
高校に入学したばかりの男子生徒が主人公の物語です。
あることをきっかけに、彼は「入院」という名目のもと、監禁されることになります。
主人公の置かれている状況は一応大変ではあるものの、それを感じさせない描写が多くありました。
登場人物の会話にネタが多く、あまり重い気分にならずに読めました。
このノベルには、主人公に好意を持っているヒロインが何人か登場します。各章ごとにメインとなる人物が変わり、彼女たちにまつわる過去が語られます。
主人公が過去に彼女たちに対して言った台詞を知ると、彼が皆から愛されていることに納得できました。幼かったからという理由があるとはいえ、素直に言えるのはすごいと感じたものがいくつかありました。
終盤では、ある事実が判明します。
そこからはシリアス要素が強くなるので、少しギャップがありました。
ただ、それまでに語られたことが全て繋がって、感慨深いものがありました。
本当は、この作品の感想は、もう少し前から書き始めていました。ただ、あるシーンの都合上、今の時期に語るのはまずいかもしれないと迷っていました。
しかし、そういった場面も含め、むしろあるからこそ伝わってくるものが大きかったと判断したため、敢えて感想をアップロードさせていただきます。
主人公と同じ学校に通う先輩の過去話が決定打となりました。
制作者の方のサイトは
こちらです。
セーブをする際に出てくる言葉も伏線となっていて、驚きました。
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