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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

カルマの季節

15歳以上推奨・残酷描写あり・吉里吉里製・サイコホラーノベル・
現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

以前付き合っていた彼女を亡くした男子大学生の日常生活が描写された物語です。
彼の周囲の人々は皆、次第に何らかの問題に巻き込まれていきます。

前半では、主に2つの疑問点を持ちました。
1つは、主人公の「仲間」たちは容姿も性格も主人公とは全く異なるタイプであるようだったので、何がきっかけで集まったのだろうかということです。
もう1つは、何故彼らの周りでは悪いことばかり起きるのだろうかということです。

この2つの疑問点について、後半に理由が明かされます。
「大学生」という設定からは全く予想していなかったもので、意外でした。
そして、そのシーンを読むことによって、それ以前に書かれていた文章について、「こういう意味があったんだ」と判明するものがたくさんあって、すごいと感じました。

ゲームフォルダには原作となっている小説も同梱されています。
プレイ後に目を通してみると、張ってあった伏線に気付くことができてより面白いと思います。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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空回りの物語

LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

ある男子高校生と彼の幼馴染、彼の妹3人の関係が描写された作品です。
最初から最後までシリアスで、バッドエンドには辛いものもありました。

タイトルに「空回り」とあるように、この物語では、登場人物がどのような行動を起こしても良い結果には繋がらず、状況が悪い方へ変化することがありました。
このような部分に対して、フィクションでありながらも現実味を帯びていると思いました。

各登場人物に関しては、それぞれが自分なりの考えや、強い意志を持っていることが伝わってきました。そのため、彼らがどのような生き方を選んでも、一概には否定できないように感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2021年8月14日追記……現在サイトはリンク切れです。作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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オカルト館

NScripter製・ホラーノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・
難易度普通・ED5種類(真ED1種類)

「オカルト部」という部活に所属している高校生について描かれた物語です。
彼らは部活動の一環として、過去に事故のあった水族館を訪れます。

現在の段階だと、既読スキップがうまくできないバグがあって、そこだけは不便に感じることがありました。
ただ、それでも全てのエンディングを見たいと思うくらい、ストーリーにはまりました。短編ということもあり、スキップに関しては途中からはあまり気にならなくなりました。

仲間同士でいろいろと会話したり探索したりすることが楽しそうで、登場人物たちに憧れを抱きました。
また、コメディ要素とホラー要素の両方があり、どちらも私の好みのつぼを押さえるものでした。

エンディングは、主人公と同級生の女の子がメインとなるものが特に好きです。
主人公は格好良く、女の子は可愛くて、2人の関係が興味深かったです。

最初に見たエンディングは、主人公がメインのバッドエンドでした。
そのルートに辿り着く最後の選択肢の後の展開は、それまでに持っていた彼に対するイメージと異なるもので、驚きました。他のエンドとのギャップもあり、この作品の中で1番怖いエンドでもありました。

このゲームは「ふりーむ!」で公開されています。

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雪葬

NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

休日に電車に乗って出かけようとしていた男子生徒が、駅でクラスメイトの女子に出会うという内容です。

ヒロインの設定は、他人から見ると心情を読みとりにくいというタイプのものでした。彼女の行動は衝撃的なもので、驚かされました。
そのこともあり、物語がどのように展開されるのか、最後まで想像がつきませんでした。

また、作中で何が起こったのか、ぼかして表現されている部分があります。
そこがこのノベルの中で、特に好きです。

雪の描写が印象深い作品でもありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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斎果探偵事務所事件簿~白紙の脅迫状~

吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度普通・ED5種類(真ED1種類)

OLである主人公が、自宅へ届いた脅迫状のような手紙について、探偵事務所へ相談をしに行くという内容です。
「斎果」は「さいはて」と読むようです。

キャラクターが主人公を含め皆個性的で、印象に残りました。
特に、探偵の助手は台詞も動きも目立っていて、登場するだけでも面白かったです。

また、本文中の文字には、クリックすることで解説を読めるものがいくつかあります。
こちらもネタが含まれているものがあって楽しかったです。

この作品は基本的にはコメディです。けれども、トゥルーエンドへ進むルートにはミステリーのような要素もありました。
トゥルーエンドは、脅迫状に関して謎だと思っていた点が全て解明して、すっきりとした終わり方でした。

制作者の方のサイトはこちらです。

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