アニメ映画・現代学園もの
岸川悦子の児童書、『わたし、五等になりたい!』が原作となっているアニメ映画です。
足の不自由な女の子が、様々な困難にあいながらも頑張るという内容です。
この作品は、小学生だった頃、特別授業で見ました。
これといったきっかけはありませんが、今年に入って何故か突然思い出すことが増えました。それだけ印象深い映画だったのだと思います。
ストーリーは、いじめや障害者差別といったことがテーマになっています。
被害者と加害者、双方が意見を主張する場面があった点が好きです。お互いが相手のことを理解できなければ、このような問題は解決できないのだと感じました。
実際、残念なことに、この特別授業から数年後、小学校でいじめがありました。そして、卒業するまで終わりませんでした。
当時は、いじめを最初に始めた人のことは、大嫌いとだけしか考えていませんでした。しかし、中学に入ってから、その人にも家庭の事情があったということを知りました。
だからといってしてきた行為を認めることは絶対にできません。ただ、その人ときちんと向き合っていれば、少しは受け止め方が変わっていたのかなと思います。
同様に、むこうにも、いじめられる側の人生にどれだけ酷い影響を与えていたのか、知って欲しかったです。
都合上、核心に触れない範囲でネタバレをさせていただきます。この映画はハッピーエンドです。
現実でもこの作品のように、最終的には物事がうまく進むことがあれば理想的だと感じました。
原作も面白かったのですが、アニメ映画の場合、原作にはない特徴があります。それが声です。
最近、主要人物の1人を演じていたのは歌手の人だったと知りました。激しい感情を表す場面のある役だったので、意外でした。20年近く経った今でも、その場面は脳内で再生できます。
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