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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

廃工場と死とラセツ

吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢あり・難易度普通・
ED11種類(真ED1種類)・ボイスあり

気が付くと自分が何者であるのか思い出せず、何も持たないままアパートの1室にいた主人公が、3人の男女と出会い、関係を持つことになるという内容です。
トゥルーエンドに繋がるルートは、条件を満たすことによって見られるようになります。

前作である「僕を抱きしめる僕と同じ顔のポニーテール」と同様に、制作者の方がシナリオ・立ち絵・背景・スクリプト・BGM・ボイスを1人で担当されています。
その意気込みがすごいと思いました。

1番最初に出てくる選択肢は、真ん中→上→下の順番で選びました。
このプレイ順も関係しているかもしれませんが、はじめのうちは、エンディングを迎えるたびに疑問点が出てきました。特に、主人公はこの状況で食事をどうしているのだろうということは、ずっと考えていました。
しかし、周回プレイを重ねるうちに徐々に真相に近付いていき、最終的にはプレイ中に持った疑問が解決してすっきりとしました。
全てのルートに物語の最終結末の伏線となる文章があり、関連性を知ることが楽しかったです。

この作品の登場人物は、それぞれが何かしらの問題を抱えています。
彼らは時には危うさを見せることがあり、その瞬間は恐怖を感じることがありました。けれども、だからこそ、精一杯に生きていることが伝わってきて、憎めない存在であると感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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優しい夜よ、消えぬように

LiveMaker製・ノベル・近未来・短編・選択肢なし・ED1種類

彼を亡くした女性が主人公の物語です。彼女は、とある選択をすることになります。

会話の内容から、女性と彼はお似合いのカップルだったのだろうなと思いました。

この作品では、死生観がテーマとして描かれています。
すぐに読み終わるものでありながらも、その間に多くのことを考えました。
そした、「死」というものがあるからこそ、人は生きようとする意志を持てるのかもしれないと感じました。

ラストで主人公が下した決断に対しては、様々な意見があると思います。ただ、少なくとも私は肯定派です。

素材ではあるものの、背景写真とBGMが物語のイメージとぴったりで、好感が持てました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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テイク・バイ・ミー

LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

少年2人が、森へ冒険に行くという内容です。
1987年の日本が作品の舞台となっています。

紹介ページを見た時点で、泣きそうになりました。
実際にプレイすると想像通りの中身で、完全に好みと一致しました。

2人が行った「冒険」は、小さい頃憧れていたようなものだったため、読みながら素敵な世界だと感じました。
また、それと同時に辛い現実と向き合っている描写もあり、心に残るものでした。

作中には、1987年頃に流行したもののパロディがいくつか出てきます。これらは、ノスタルジーを感じさせるものだったように思います。
私の場合は、ゆとり世代なのでこの時代を過ごしたことはありません。しかし、元ネタは有名なものばかりだったので、テレビなどで得た知識から、イラストを含めほとんど全て理解することができました。
その中でも、タイトルの元にもなっている映画に関する会話が、特に楽しかったです。

1980年代に少年時代・青春時代を過ごされた方の感想を知りたいです。

制作者の方のサイトはこちらです。

2019年4月4日……現在は公開停止になっているようです。

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掌勇者。

RPGツクールMV製・ADV・ファンタジー・短編・難易度普通・ED4種類

勇者が魔王を倒そうとするという内容です。
1ケ所ある選択肢によって、エンディングが分岐します。

どのルートでも、台詞回しなど、笑える要素がありました。
その中でも、グッドエンドとハッピーエンドは特に好みのものでした。

ストーリーだけでなく、アニメーション演出も派手さがあって楽しめました。

総プレイ時間はかなり短く、軽い気持ちでプレイできるので、すきま時間に遊べると思います。

制作者の方のブログはこちらです。

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梅雨前線停滞中

LiveMaker製・乙女ゲー・現代学園もの・短編・難易度やや高め・ED8種類・攻略対象1人

授業中に女子高生の机の上に、てるてる坊主らしきものが飛んでくるという内容です。
主人公は合唱部に所属しているという設定で、ストーリーと大きく関わっています。

ゲームを起動するとちょっとしたアニメーションが流れたり、タイトル画面にある各項目にマウスを乗せると横にある傘の絵が変化したりするなど、演出が凝っていました。
季節感のあるもので可愛く、本編を始める前から楽しめました。

本編は、2人の会話が微笑ましかったです。中には恥ずかしいような台詞が出てくることがありますが、それが快感でもありました。
また、どのルートでも、爽やかな気分になれました。

エンディングは、自力ではEND5とEND6の条件に気付けませんでした。
しかし、サイトに攻略のヒントが載っていたので、全てのエンディングを回収することができました。

個人的には、END3が最も好きです。後日談などの想像が膨らむようなものでした。

制作者の方のサイトはこちらです。

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