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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

マイハハ

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・
難易度やや高め・ED3種類(真ED1種類)

男子小学生が車で送迎にきた母親から、隠し事をしていないか尋ねられるという内容です。
画面内にあるイラストをクリックして、話をそらすことが目的のゲームです。

台詞は吹き出しで表示されるので、漫画みたいでした。
また、景色が動くアニメーションがあるため、本当に車に乗っているような臨場感がありました。
母が振り向いたときのバックミラーや対向車線から走ってくる車など、目を離せない場面が多々ありました。

選択肢は時間制限があり、何度もバッドエンドを見ることになりました。
同じイラストでも、クリックするタイミングによって台詞が変わる点が面白かったです。
何回見ても、隠し事がばれたときの母が怖いと思いました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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宇宙をゆく僕と猫

12歳以上推奨・一部残酷表現あり・ティラノスクリプト製・ノベル・
SF・短編・選択肢あり・難易度低め・ED5種類(真ED1種類)

猫と「僕」が一緒に生活をしている宇宙船で、とある事件が起こるという内容です。
タイトルの「宇宙」は、「そら」と読むそうです。

AIによる生活の支援や主人公がしなければならない勉強の中身など、現代の日本とは異なる描写が多々あります。
それらが、未来を感じるものでした。初めて目にする言葉にはわかりやすい説明があり、受け入れやすかったです。

一方で、猫の描写はほぼ、現代でも見かける猫のイメージそのままでした。
製作者の方の猫が好きな気持ちが、文章や効果音から伝わってきました。

エンディングは、トゥルーエンド、ノーマルエンド3つ、バッドエンドです。
最初に到達したものはNormal End1でした。選択肢の時点で展開は予想できたものの、それでも衝撃を受けました。そして、必ずハッピーエンドを迎えたいと思いました。
どのエンドでも、猫は主人公にとってかけがえのない存在なのだと感じました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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レーヴ・デ・エピン

ティラノスクリプト製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・
難易度低め・ED2種類(真ED1種類)

気付けば城にいた勇者が、カエルの姿をした王子に案内されながら、魔法使いに捕らわれている姫を救い出そうとするという内容です。
童話の「眠り姫(いばら姫)」が元となっています。タイトルはフランス語だそうです。

基本的には、画面内にあるイラストをクリックすると勇者と王子が会話をするシーンと、姫と魔法使いの関係性を知ることができる回想シーンで構成されています。
前者と後者では魔法使いの印象が異なり、これが最終的にはどのように繋がるのかが気になりました。
シリアスな描写もあるものの、勇者と王子のほのぼのとした会話や、可愛いイラストに癒されました。

立場上、姫は生まれる前から、王子と結婚しなければならないと決まっていました。
彼女の、本音を隠した建前上の台詞から、生き方を選ぶことができないことの大変さを感じました。

作品紹介ページを見たときは、王子と結婚する予定だった姫が勇者と結ばれることになるという展開を予想していました。しかし、想定していなかったものだったため、驚きました。
エンディングはバッドエンドとハッピーエンドですが、どちらの場合でも登場人物にとってはハッピーエンドなのではないかなと思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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親愛なる彼女の痕跡

15歳以上推奨・性的表現あり・ノベル・現代日本もの・中編・
選択肢なし・ED1種類+α・ボイスあり

男子高校生が、一目惚れをした女の子、水原と同じクラスになるという内容です。
彼は水原に告白し、恋人同士になります。

容姿がきっかけで好意を持ちほとんど話したことがない相手に「中身が好き」だと告白したり、恋人同士になれたら内心で「俺の水原」と表現したりするところが、主人公の性格を強調しているように感じました。
結果として、主人公は付き合い始めた後に、彼にとって都合の悪い、彼女の過去を知ることになります。
人をフィルターを通した目で見ることによって、本当のその人を理解できなくなってしまう可能性について、考えさせられました。また、好きな相手であっても受け入れられない部分がある場合、どのような選択をしていくのか気になりました。
ラストは、予想していなかったものでした。

好きなキャラクターは水原の親友、西崎です。
親友のことを大切に想っているからこそ、恋愛を応援しながらも葛藤する描写が印象に残りました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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生物学がちょっと好きな高校生の日常

ティラノビルダー製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢あり・
難易度やや高め・ED5種類(真ED1種類)

内容はタイトルの通りです。
主人公はプレイヤーが名前を入力する形式で一人称が「自分」なので、性別もプレイヤーの想像で決めることができます。

作中では、登場人物たちの日常会話を通して、生物学に関する知識を問われます。
高校で生物の授業は受けましたが、文系で成績も良くなかったため、何を話しているのかわからない部分もありました。また、授業では確実に習っていない雑学が語られる場面もありました。
その代わり、どこかで聞き覚えのある話題が出てきたときは、会話の中身が理解できて嬉しくなりました。
生物学に関する知識があれば、元ネタに気付くことができて物凄く楽しめるのだろうなと思いました。

エンディングはA~Eのランク制です。
正解となる選択肢を選んだときは音符マークが表示され、不正解のときは解説があるので、回収はしやすかったです。
解説では、知らなかった言葉が出てくることも多く、それらについて検索をすると更に初めて見る用語に触れることになりました。隅々まで調べるともっと情報を得られそうで、生物学は奥が深いと感じました。

エンディングの中で特に好きだったものはDエンドです。
自分の意思によって物事を学ぶことの楽しさが伝わってくるような気がしました。
けれども、できるだけ多くの方に見て頂きたいと感じたのは、A・B・Cエンドを見るためのルートで出てくるナツメ先輩の台詞です。人生にはこういうこともあるはずだと思います。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。
製作者の方の方による解説は、こちらから読めます。

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