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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

Reverse the ×××

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類か2種類

入院中の女性と、お見舞いに来る男性の物語です。
エンディングの数は、プレイする人によって変わります。

本来なら自分は、1つ目のエンディングでも満足するタイプでした。
しかし、もう1つのエンディングが気になって、見てみました。結果としては、作品に隠されていた仕掛けを知り、タイトルにある「Reverse」の意味を実感することになりました。
このタイプのネタは、作ろうと思っても実際に形にすることは難しい気がするため、物語としてまとまっているところに、すごさを感じました。

イラストは、2つ目のエンディングのラストに出てくるものが特に好みでした。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

製作者の方の他の作品には、「親戚の男の子を引き取った話」があります。
こちらも仕掛けが隠されている作品で、面白かったです。

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熱が冷めても

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

女子高校生が、友達と一緒に祭りに行くという内容です。
彼女には、恋愛対象である先輩と会うという目的があります。

この物語は、片想いがテーマとなっています。
主人公は先輩に自身の想いを伝えていないため、作中で起こる出来事に対しては、「このようなこともあるだろうな」と思いました。
友達、特に幼馴染のフォローが素敵でした。

製作者の方は、小説投稿サイトの「エブリスタ」で小説も投稿されています。
こちらも面白かったです(「熱が冷めても」の原作も読めます)。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

2023年10月31日追記……現在は、公開停止されているようです。

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モモとルーシー

ティラノスクリプト製・ノベル・現代・短編・選択肢なし・ED1種類

モモのことが大好きなルーシーと、ルーシーのことが大嫌いなモモの物語です。
あることがきっかけで、2人の関係に変化が訪れます。

ひらがなが多めで、絵本のような雰囲気がありました。
読んでいて、ルーシーは本当にモモのことが好きなのだと思えました。
結末に繋がるヒントが少しずつ表示される点も好みでした。

イラストは、水彩タッチで目を引きました。
また、このタイプのストーリーの場合、主人公の姿はラストに明かされることが多いと思います。しかしこの作品では、主人公であるモモのイラストを最初から見ることができて、新鮮に感じました。
後から振り返ると、服装も伏線だったのかなと考えました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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写真部の幽霊部員

ティラノビルダー製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男子高校生が、中庭で見かけた女子生徒に恋をするという内容です。
主人公は彼女を追いかけていった結果、写真部に入ることになります。

私も一応、高校では写真部に所属していました。
ただ、私生活の中で適当に何かを撮影した使い捨てカメラを写真屋さんに持って行き、部費で現像してもらうという、ほぼ活動していないようなものでした。

それに対し、この物語では主人公が現像を行う場面があり、「部活動らしい」という印象を持ちました。
うちの高校にもあったものの、「作業が難しいから」という理由で1度しか入ったことのない暗室に関する描写もあり、具体的に知ることができて嬉しかったです。そして、現像を自分で実践することは難しそうだと再確認しました。

女子生徒の正体については、序盤で明かされます。その代わり、メイン2人が達成すべき目的とその方法は徐々に知ることになります。
甘酸っぱい青春とは、多分この作品のようなもののことなのだろうなと思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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自殺を止めるゲーム~最上最寄は死ぬことにした~

残酷描写あり・ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・ホラー要素あり・短編・
選択肢あり・難易度やや高め・ED3種類(真ED1種類)・ゲームオーバーあり・ボイスあり

内容はタイトルの通りです。
主人公はビルの屋上で、飛び降りをしようとしている少女と出会います。

この作品には、ヒロインが自殺をしてしまうゲームオーバーがたくさんあります。
ルートによってイラストや台詞が異なるため、全て回収したくなりました。
また、彼女の言い分にもわからなくはない部分があったため、現実で同じような状況に遭遇した場合、自殺を止めることは難しそうだと考えました。

前半は、物事の解釈について、一理あると思えるような言葉が結構ありました。
例として一部を引用させていただくと、「憧れっていうのは自分の理想を押し付けて相手の人格を殺す行為だと思います」という台詞とその後などです。
他にもあるので、ゲームオーバーとなるルートも含めて読んでいただきたいと感じました。

後半は、ゲームオーバーの存在も伏線の1つだったことがわかり、驚きました。
それまでに読んできた文章を振り返ることで予想の付かなかった真相に繋がり、衝撃を受けました。

AIによるイラストが使用されていることによって同じ場面でもキャラクターの服装が変わるなど、多少の気になる点はありましたが、様々な考察を楽しめそうな物語でした。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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