フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
LiveMaker製・ホラーノベル・現代学園もの・ファンタジー要素あり・
長編・選択肢なし・ED1種類
文化祭の準備期間と文化祭当日の1週間だけ、夕方になると怪異のいる別の世界に行くことがあるという噂のある学校が舞台となっている物語です。
主人公である新(あらた)は、別の世界に迷い込み、様々な人物や怪異と遭遇します。
全6章ですが、文章、キャラクター、演出のどれもが私の好みで、第1章の段階でこの作品を気に入りました。
演出面については、背景もオリジナルのものだったり動きが結構あったりと、すごいと感じました。差し込まれるCGで基本的にキャラクターの目を見せない点も好きです。
この作品のテーマである祭りのシーンは、怖い部分もありますが、楽しそうでもあり行ってみたいと思いました。
ストーリーについては学園ホラーというジャンルだけでも好きなのですが、もう1つ好きな要素があります。
男の子同士の友情です。新とは初対面のキャラでもお互いに支え合っていて、理想的でした。
というのが、4章くらいまでの感想です。
5章以降の感想は、右下にある「以下ネタバレ」という文字をクリックすると出てきます。
制作者の方のサイトはこちらです。
2019年9月9日追記……リメイク版である、「Aくんと祭のむこう あやなす」の共通ルートが公開されました。基本的な流れは同じですが、一部の文章や演出など変更点があり、こちらも楽しめました。今後、選択肢及び他のルートも追加されるようなので、期待しています。
RPGツクール2000製・RPG・現代日本もの・ファンタジー要素あり・難易度普通・ED1種類
1つ前の記事で書いた、「LOST SHEEP」のリメイク版です。
主人公が小学生であることや空き缶を集めることなど、1作目と変わらない部分もあります。
しかし、ファンタジー要素が増え、1作目とはかなり違った物語になっていたように感じました。
このゲームには、1つだけ残念な点があります。2週目引き継ぎシステムがあるのですが、それを使うと、終盤ゲームが進行できなくなるバグがあります。そのため、2週目をプレイする場合は引き継ぎシステムは使わずに最初からプレイすることをおすすめします。
けれども、1周プレイするには問題ありませんし、バグがあってもそれ以上に「面白い」と思えた作品でした。
登場するキャラに個性があり、人間関係が興味深かったです。
そして、前作と1番大きく変わったと思った点は、小ネタややりこみ要素がたくさんあるところです。寄り道して人に話しかけたりものを探したりするのが楽しかったです。
このゲームは、こちらのサイトからダウンロードできます。
2025年1月17日追記……現在は、サイトがリンク切れとなっているようです。
RPGツクールDante98製・RPG・現代日本もの・短編・難易度低め・ED1種類
小学生が友達と街を歩き回るという内容です。
このゲームの中の世界を実際に体験したことはないはずですが、何故か懐かしさを感じました。
このゲームの主人公は、道に捨てられている空き缶をたくさん拾うことによってレベルアップします。
簡単にレベルが上がっていくのが楽しくて、空き缶拾いを中心にプレイしていました。
ストーリーも子供と大人が対立するという構図が出てきて、好みでした。
ラストは続きがありそうなものでしたが、続編はありません。しかし、リメイク版はあります。
リメイク版については、次の記事で書きます。
このゲームは、こちらで公開されています。
2025年1月17日追記……現在は、サイトがリンク切れとなっているようです。
自主制作アニメ・現代日本もの・短編
女性が街を歩きながらクロスワードを解くという内容です。
背景がきれいで惹きこまれるような魅力がありました。また、台詞は一切ありませんが、情景だけでストーリーが分かりました。
街の中のいろいろな場所にある、クロスワードを解くためのヒントが画面に出てきたときが楽しかったです。
特に、後半からの流れがかなり好きです。
YouTubeやバンダイチャンネル、ニコニコ動画などで見ることができます。
以下はYouTubeへのリンクですが、広告が流れた後に映像が再生されます。
http://www.youtube.com/watch?v=jS-mnBDL1yk
RPGツクールVX Ace製・RPG・現代ファンタジー・中編・難易度普通・ED1種類
小学生がいろいろな時代にタイムスリップするという内容です。
タイムスリップする時代によって、パーティメンバーとなるキャラが変わります。
それぞれのキャラに個性があって、インパクトがあるように感じました。
どの時代にタイムスリップするかは、プレイヤーが選ぶことができます。
個人的には、縄文・弥生時代や大正・昭和は比較的難易度が低めだったので前半に、戦国時代は難易度が高かったので後半に選ぶことをおすすめします。といっても、難易度については、もしかしたら舞台を選択する順番によって感じ方が違うかもしれません。
このゲームで最も好きなのは、全ての時代をクリアした後に出てくるシナリオです。ゲームの舞台である各時代で起こった出来事が繋がっていて面白いと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。