フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
Yuuki! Novel製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED3種類
マリー・アントワネットの生まれ変わりを自称する女の子がプレイヤーに語りかけてくるという内容です。
選択肢はありません。しかし、周回プレイによって異なるシナリオが読めるようになります。
主人公がマリー・アントワネットになりきろうとしていて、ある意味幸せそうに見えました。
そして、彼女と家族のやりとりが笑えました。
これ以上のことを書く文章力は私にはありませんが、とにかく面白かったです。
この作品は、「ふりーむ!」からダウンロードできます。
2018年12月13日追記……現在は公開停止されているようです。
吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・選択肢あり・短編・難易度低め・ED2種類
梅雨が嫌いな男子大学生と梅雨が好きな男子大学生が会話をするという物語です。
私個人としては、学生時代は体育、特に鉄棒が苦手だったので雨が降って中止になる日が好きでした。しかし、現在は雨が酷くて交通手段に支障が出ると困る等の理由で、晴れている日の方が好きです。
そのようなこともあり、どちらの言い分にも、納得できるものがありました。
この作品で語られる梅雨の良いところ、悪いところの中には、自分では思い浮かべることのできなかったものもありました。
作中で特別な出来事は起こらず、癒されるような内容でした。
このゲームはこちらのサイトで公開されています。おまけシナリオが追加されるパッチもサイトからダウンロードできます。
2017年4月18日追記……現在は、リンク切れとなっています。
NScripter製・乙女ゲー・現代日本もの・中編・難易度普通・ED10種類
女子大生が主人公の恋愛ゲームです。主人公が就職活動の面接に行く場面から始まります。
立ち絵に種類が多く、まばたきをしたり手を振ったりと動きもあって、すごいと思いました。
また、セーブ・ロード画面でのみ見られる絵もあって、そこにも面白さがありました。
ストーリーは、日常が描かれたものということもあり、親しみやすい内容でした。それでいて、ルートによっては自分の知らなかった世界について触れられることもあったので、刺激もありました。
後日談など、周回プレイによって追加されるシナリオもあります。
特に好きなのは、主人公の面接官だった人のルートです。
現実であればこういう関係を持つ2人が恋愛することはあまり推奨できないと、あくまで個人的には考えているのですが、ゲームでならありだと思いました。
キャラとしては、カメラマンを目指している幼馴染も特別な魅力がありました。
高校生だった頃、私は写真部に入っていました。ただ、活動内容は使い捨てカメラで何かの写真を撮るという、結構適当なものでした。
それと比べて、主人公の幼馴染は写真というものに対して真剣さを持てていて羨ましかったです。
制作者の方のサイトはこちらです。
2021年8月14日追記……現在は、サイトはなくなっているようです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。
吉里吉里製・ノベル・和風・長編・選択肢なし・ED1種類
「ミメイ」という名前の少女がある島で、「コゴリ鬼」と呼ばれる化け物を倒そうとするという内容です。
プロローグ・閑話・エピローグを除くと全部で6章あります。
この作品は、フリーのノベルゲームの中では結構有名であるようです。しかし、最近までなんとなくという理由でプレイしていませんでした。
実際にプレイしてみて、今までやらなかったのは勿体なかったと思いました。そのようなノベルです。
主人公を含めた人物の背景や舞台となっている島の状況は、読み進めていくうちに少しずつ分かります。そのため、ストーリーそのものにも次第にはまっていきました。
また、この物語には、いくつか告白シーンが出てきます(メインキャラ以外の場合もあります)。
それらのシーンでは、「告白するときってこういう台詞もあるんだな」と驚きました。
文章も好きですが、グラフィックも魅力的でした。特に、スチルが出てくるシーンは目に焼き残したいくらいでした。
そして、エンディングではムービーが流れます。ムービーを見ながら、最後までプレイして良かったと考えました。
制作者の方のサイトはこちらです。
一部残酷描写あり・RPGツクール2000製・ADV・現代ファンタジー・短編・難易度高め・ED複数
主人公が彼女の心の中に入り、彼女を助けようとするという内容です。
独特の世界観があって、珍しい雰囲気を持ったゲームでした。
このゲームのシステムは、ストーリーを進める間に数枚のカードを入手し、いくつかの場所でカードを使うタイミングがあるのでどれを使うかを選ぶというものです。
ハッピーエンドを見るためにどのカードを選べば良いか予想できず、迷いました。
けれども、彼女が主人公に対して伝える言葉の1つ1つが大切な意味を持っているようで、どうしても彼女を救いたいと思いました。
結局、ベストエンドを見るためには総当たりしました。
ストーリーには重い部分があります。しかし、彼女が生きてきた過程を知るために必要なことで、この作品を好きになった理由にもなりました。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。