フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
RPGツクールVX Ace製・ADV・現代日本もの・短編・難易度普通・ED6種類・(真ED1種類)
ストーリーはゲームのタイトルの通りです。探索系のゲームですが、基本的に選択肢によってルートが分岐します。
この作品では、「タバコのポイ捨て」が題材として扱われています。
序盤にちょっとした解説があり、その内容に共感できる部分がありました。
全体的にはコメディ要素が強く、気楽にプレイできました。
特に一部のバッドエンドでの、主人公の台詞が面白かったです。
ポイ捨てそのものは良くない行為です。
ただ、トゥルーエンドを見ると、作中でポイ捨てを行った人のことならば、許せるような気がしました。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。
RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・現代日本もの・
短編・難易度普通・ED4種類(真ED1種類)
男子高校生が廃墟となった病院を訪れるという内容です。彼の他にメインキャラが数人登場します。
ゲームを進めることによって主人公たちは、舞台となっている病院で過去に起こった不祥事などについて知ることになります。
私は医師でも看護師でも患者でもその家族でもありません。ただ、仕事上の関係でそういった立場の人とはほぼ毎日会います。そのため、プレイしながらこのゲームの内容と現実をつい比較してしまいました。
作中で起こったことほどは酷いことはまだ身の回りでは起こっていませんが、現実の病院でも問題点はいくつかあります。
その問題点が大きくなると、作中のような不祥事が起こる可能性があると思いました。
この作品では、探索をしていくうちに、なぜ不祥事が起きたのかという理由が明かされます。
医師や看護師も人間なので、悩んだり失敗したりすることもあります。それを見てきた立場なので、作中に出てくる登場人物が不祥事を起こしたのはわざとではないということが、よく伝わってきました。
そして、自分も病院に入院している患者の方と接する立場なので、下手をしたら問題を起こす側の人間になるかもしれないと感じました。このゲームの中ではそれが何よりも怖かったです。
作中のような出来事が起こらないように気をつけようとは思います。
この作品は、「ふりーむ」で公開されています。
18歳以上推奨・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類・一部ボイスあり
主人公の男性が、友人に勧められて催眠音声が流れるCDを聞くという内容です。
作中で流れる音声が心地良いので、眠たくないときにプレイする方が良いかもしれません。
CDではありませんが、催眠音声用の文章を朗読してインターネット上にアップロードされている方もいます。今年に入ってから興味本位でその音声を何度か聞きました。そのときに感じたことは、主人公がCDを聞いて持った感想に近いものがありました。
ストーリーは、主人公がCDを何度か聞くことで、彼の日常生活に次第に変化が訪れるというものです。
彼自身ではなく友人でないと気付かない危険な変化もあったので、少し怖かったです。眠れないことがあっても催眠音声に頼りすぎないように気を付けようと思いました。
プレイ前は、女性のみボイスありのため男性向けの内容かもしれないと考えていました。しかし実際にプレイしてみると、男性同士の友情ものとして、女性でも楽しめるものであるような気がしました。
制作者の方のブログはこちらです。
LiveMaker製・ノベル・現代学園もの・ファンタジー要素あり・短編・選択肢なし・ED1種類
阿波踊りが題材となっている作品です。
この物語において、女子高生である主人公の目的は2つあります。1つは彼女の自宅にあった阿波踊り用の笠から出てきた精霊の正体を知ること、もう1つは転校してきた男の子と仲良くなることです。
この2つのつながりに気付いたときは、嬉しくなりました。
主人公を含め、登場人物たちはいろいろな出来事を通して阿波踊りの練習に励むようになります。
動機はどうであれ、物事に真剣に取り組む姿勢は格好良いと感じました。
踊りたいという感情は今はないのですが、いつか阿波踊りを生で見てみたいと思いました。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
吉里吉里製・タイピングゲーム・ファンタジー・短編・難易度低め・ED2種類・一部ボイスあり
ハロウィンが題材となっているタイピングゲームです。
最初に2人の女の子のうち1人を選び、ゲームを始めます。片方は和菓子の名前、もう片方は洋菓子の名前を入力していきます。
ゲームのデザインも問題として出される単語もハロウィンに因んでいて、今の季節にぴったりだと思います。
クリアするとご褒美として一枚絵が見られるので、満足感を得ることができました。
入力方法が2つある文字(「ふ」の「fu」・「hu」、「ちゅ」の「tyu」・「tilyu」など)は、どちらの入力方法選んでも正解として認識されるため、プレイしやすかったです。
これまでタイピングゲームをしたことのないという場合でもクリアできると思います。
本編の他におまけがあり、そこではキャラの会話を楽しめました。
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