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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

cieca

一部残酷描写あり・WOLF RPGエディター製・ホラーADV・洋風・ファンタジー・
短編・難易度やや高め・ED4種類(真ED1種類)

盲目だった少女が、異世界に迷い込むという内容です。タイトルはイタリア語で、「チェーカ」と読むらしいです。
一部、追いかけられる要素があります。ホラー表現については、かなり苦手という方でなければ大丈夫だと思います。

導入部分では、手術により主人公の目が見えるようになるという変化が語られます。
彼女が初めて自分の目で周囲の人やものを見る場面には、いろいろと強烈なものがありました。そして、結末を知りたいと感じました。

謎解きは、探索をしっかりしていれば分かるものでした。
ただ、後半からはゲームオーバーになる仕掛けが多く出てくるので、前半より難易度が高いように思いました。

ゲームを進めることによって、少しずつ主人公や異世界に関することが分かるようになります。
その中でも特徴的なのが彼女の家族に関する事柄です。お互いに相手を大切に想っていることが伝わってきました。
また、作中に出てくる会話のどれもが面白かったです。

エンディングはバッド・ハッピー・トゥルー・アナザーの4種類あります。
個人的にはハッピーエンドが1番好きです。本編で出番が多かったキャラクターが目立っていて、主人公との関係性が印象深かったです。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

2021年12月12日追記……リマスター版も公開されました。

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あなたといっしょに

吉里吉里製・乙女ゲー・現代日本もの・短編・難易度普通・
ED3種類(真ED1種類)+α・攻略対象1人

女性がデートの待ち合わせに向かうという内容です。
ただし、到着すると、相手が幽霊になっていることが判明します。

プロローグの段階では、交際相手である男性は生きています。
少し前まで元気だった人が急に亡くなるということは、なかなか受け入れがたいものであるように思いました。

選択肢は、生きている人間と幽霊の違いを表すようなものが多くありました。
そのため、選択肢の後の会話に、切なさを感じました。

条件を満たすことによって読める後日談を含め、ED2にもトゥルーエンドのような雰囲気がありました。しかし、トゥルーエンドにあたるのはED1です。
それを見て、この作品にはこのような展開もあったのだと驚きました。かつ、最も好きなエンドだと思いました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

2019年1月26日追記……現在は、ふりーむ!では公開停止となっています。その代わり、制作ツールが変更となったリメイク版が「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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仮にAくんとしよう

LiveMaker製・ホラーノベル・現代学園もの・短編・選択肢あり・
難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

冬に偶然図書室に集まった男子高校生たちが、怪談話をするという内容です。
単体でもプレイできますが、「Aくんと祭のむこう」というノベルを読んだ後にプレイすることを推奨します。その方が登場人物の把握がしやすく、END1の意味も分かりやすいと思います。
とはいっても、続編などではなく、パラレルワールドのような世界設定です。

選択肢では怪談のタイトルを選ぶようになっており、どれを読んだかによってエンディングが分岐します。
中には、「Aくんと祭のむこう」を彷彿とさせる場面もあり、感情が高ぶるような思いをしました。

ホラーといえば夏のイメージがある方が多いかもしれません。しかし、季節に関係なくホラーに触れる身としては、冬に合うホラーもあることを肯定されているような作品だったため、嬉しかったです。

登場人物が語る怪談の中では、「隣の異界」という物語が特に好きです。
全く読めなかったオチで、ドキッとさせられました。

けれども、個人的に1番怖いと思った瞬間は、END3です。
他のシーンは全てフィクションだと受け止められるものの、このエンドに近いことは現実でも起こり得るからです。実際、中学生の頃に似た出来事があり、それを思い出しました。
珍しいことではなく、同じ経験をした方は結構いるのではないかなとは思います。

制作者の方のサイトはこちらです。

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おつきさま

WOLF RPGエディター製・ADV・ファンタジー・短編・難易度低め・ED3種類(真ED1種類)

不思議な種族の生き物たちが暮らす世界が舞台となっているゲームです。
主人公が、友達の病気を治そうとするという内容です。

病気を治すためには月の光が必要とのことで、主人公は探しに行きます。
探索するうちに、空に浮かぶ「月」が生活に役立っていたことが分かります。今まではあまり気にしていませんでしたが、素晴らしいものだったのだと感じるようになりました。

ラストがどうなるかはある時点で予想がつきましたが、エンディングに繋がる伏線が結構あって面白かったです。
また、トゥルーエンドを見るために重要な役割を持っている、「黒ゴースト」というキャラクターが可愛いと思いました。

制作者の方のブログはこちらです。

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Feeling Sorry('Cause I Really Knew Nothing)

一部残酷表現あり・LiveMaker製・乙女ゲー・洋風・中編・
難易度普通・ED7種類・攻略対象3人

少女が偶然出会った少年に誘われて、ある施設を訪れるという内容です。
シリアス要素が強めの物語です。

イラスト、ストーリー共に独特の雰囲気がありました。どちらもフリーゲームだからこそ見られるタイプで、そこにはまりました。
特に、少年達が生活している施設に関しては、どのような目的があるのか知りたくなるような描写がありました。

恋愛ゲームですが、個人的に最も好みだと思ったのは女友達のルートです。
主人公を上手くサポートしているように見えて、彼女のような性格の人と親しくなれたら理想的だと感じました。

攻略対象の中でなら、ショーンというキャラクターのルートが1番好きです。
バッドエンドには辛いものがありました。その代わり、ハッピーエンドでは安心することができました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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