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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

さよなら、リアル

15歳以上推奨・ LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢基本的にはなし・真ED1種類

旅の途中で田舎を訪れた青年が、1人の少女を見かけるという内容です。
1度エンディングを見ると、新しいシナリオが追加されます。

1周目では、違和感のある場面がいくつかありました。基本的に私は、人間以外のものが喋ったり舞台が架空の国だったりする場合などを除いて、フィクションに対してもリアリティを求めてしまう性分です。そのため、1周目のシナリオだけで終わっていれば、感想は書いていませんでした。

しかし、2周目から追加されるシナリオでは、1周目で抱いた疑問点が解決されました。
現実というものは、このシナリオのようなものなのだろうと考えました。

ストーリーを最後まで進めた後にオープニングを再度見て、騙されていたことに気付きました。けれどもそれが、心地良かったです。

制作者の方のブログはこちらです。

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以下ネタバレ

ぼくの帰る町

LiveMaker製・ノベル・洋風・選択肢なし・ED1種類

いじめられっ子の少年が、見知らぬ少年から声をかけられるという内容です。
彼らはある目的のために、一緒に旅をすることになります。

作中では時折、主人公の過去の回想シーンが出てきます。過去と現在の違いは(私の頭の中では)日本でも当たり前に起こるもので、生々しさがありました。
主人公と同じ立場になった場合、私であれば、比較をするだけでも嫌な気持ちになるため昔のことは思い出したくないと考えます。けれども彼は、幸せだった時間を振り返って、それに関わった人が酷い行為をするように変わってしまった場合でも、その人を嫌いにはならないので、優しいのだなと感じました。

旅を通して、主人公の気持ちには変化が現れます。
些細な変化かもしれませんが、それまで別の考え方も持つことができただけでも、2人が旅をしたことは有意義であったと思います。

アメリカが舞台となっていて、そこで有名な場所や映画などが元になっているネタがいくつか出てきます。
それらに対する登場人物の意見を知ることが楽しかったです。主人公に話しかけた少年であるセオドアというキャラクターとは、一部を除いて趣味が合いそうだと感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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あの日あの夏あの祠

WOLF RPGエディター製・ADV・現代日本もの・短編・難易度普通・ED1種類

仲良し3人組が、大人へと成長していくという内容です。
制作者の方によるジャンルの表記は、「SF(すこしふしぎ)」となっています。

風刺のきいた場面があり、人が生きていく上ではいくつかの課題を乗り越えていく必要があるという現実を思い知らされました。
一方で、物語の中ではある奇跡が起こります。登場人物たちの気持ちに寄り添っているようなもので、安心できました。また、人間関係を形成していく上で、過去と未来には繋がりがあると感じるものでもありました。

作中では、主人公の名前は明記されません。
しかし、他の2人の名前や彼らからの呼ばれ方、序盤に出てくる3人がじゃんけんをするシーンなどから、これだろうなと予想できるものは1つありました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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以下ネタバレ

くじらの公式

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・長編・選択肢あり・
難易度普通・ED3種類(真ED1種類)・ボイスあり

小中学生3人が、海から島に流れ着いた女の子を見つけ、関わりを持つようになるという内容です。彼らは、夏祭りで開催されるイカダレースで優勝することを目指します。
ハッピーエンドは1つですが、エンディングムービーと後日談は3種類あり、途中の選択肢によって変わります。

ストーリーは、とある英語の構文が元となっています。1つの文章が壮大な物語へと繋がっていて、すごいと感じました。
また、サイトから見られる詳細ページには、作品コンセプトが書かれています。コンセプトの通りに人と人との関係が描写されていて、思いやりに溢れた中身になっていました。

この作品には「TIPS」と呼ばれる機能があり、小話などの情報を読むことができます。
読むタイミングは自由ですが、新しいTIPSを入手した後すぐに読んだ方が、物語を理解しやすいように思いました。

特に好きなキャラクターは、主人公の幼馴染である兄妹です。
超有名な漫画が元ネタとなっていて、その面影を残してはいます。しかし、性格やものの考え方などは、全くの別人となっていました。
主人公など他の人たちをサポートする役割を持っていたり、舞台となっている土地を大切にしていたりするところなどは、プレイしていて気持ちよかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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あの夏

吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度低め・ED4種類(真ED1種類)

男性が、亡くなった祖母が住んでいた家へ向かうという内容です。
それとともに彼は、自身の少年時代を振り返ります。

この作品には、人間が子どもから大人になる過程で、変化していくものが書かれています。
この物語と似たようなことは、多くの人が体験すると思います。そのため、どちらかといえば成人している人の方が、共感できる場面が多く、楽しめると考えます。

子どもには子どもの、大人には大人のメリットがあるということを実感させられる作品でした。
特に、主人公の祖母の台詞は心に留めておきたいと思いました。

また、立ち絵のある登場人物の表情や台詞に、瑞々しさがあったことも魅力でした。

制作者の方のブログはこちらです。18禁作品に関する情報も載っているので、苦手な方は注意してください。

2022年1月7日追記……現在、ブログはリンク切れのようです。作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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