邦画・現代・115分
売れないお笑いコンビ2人が、交換日記をすることになるという内容の映画です。
小説が元となった作品ですが、コンビ名など、原作とは異なる点がいくつかあるようです(小説は呼んだことがないので、映画のみの感想です)。
主人公2人が、ネタをしているときと普段の生活では、ボケとツッコミという立場が反対になっているところが面白かったです。
彼らのような関係のお笑い芸人が実際にいてもおかしくないように思いました。
また、作中で行われるコント(特に「タクシー」というタイトルのもの)や、芸能人が本人役で出演している場面がいくつかある点も楽しめました。
後者については、お笑いに詳しい方であれば、自分の知っている人がどれだけいるか探してみるということができると思います。
この作品の主に好きなところは後半にあります。後半では、コンビ2人に変化が訪れます。ネタバレをできるだけ伏せて書くと、コンビのうちの片方のみが評価されるというものです。
この作品を見る前までは、お笑いコンビでどちらか1人が売れた場合、売れていない人が大変そうだというイメージがありました。しかし、見た後は、コンビの2人とも、それぞれの葛藤を持つことがあるのだと思いました。
特に、主人公たちの場合は、元々は高校の同級生同士だったということもあり、お互いのことを意識して行動していて、相手を大切にしていることが伝わってきました。
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