フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
吉里吉里製・長編・ホラーノベル・難易度低め・エンディング複数(真ED1種類)
クトゥルフ神話がモチーフとなっているゲームです。
選択肢を選ぶのではなく、出てくる問題に対して答えを入力して進めます。内容をうろ覚えの時はメモを見てヒントを確認することができ、答えを間違えても何回かやり直しができるので、バッドエンドをあまり見なくても真ENDを見ることができます。
クトゥルフ神話そのものについては、影響を受けたと言われている作品にいくつか触れたことがある程度で原作の小説を読んだことはありません。しかし、それでも詳しい解説があったため分かりやすく、原作を読みたいと思いました。
舞台が現代日本だというところも、もしクトゥルフ神話の邪神が日本にいたら、という場面が想像しやすくてわかりやすかったです。
一番印象に残ったのは、トゥルーエンドラストシーンです。「クトゥルフの弔詞」というタイトルの意味が分かるシーンがあり、それが予想以上で凄いと思いました。この部分を是非見て欲しいです。
制作者の方のサイトはこちらです。
NScripter製・ホラーノベル・現代日本もの・選択肢あり・短編・
難易度低め・エンディング2種類(真ED1種類)
主人公の子がおばあちゃんの家に行った時にあった出来事に関するお話です。
正確なジャンルはホラーとは少し違うらしいですが、十分ホラーだと感じました。鮮やかで綺麗な色をした蝶に対するイメージが少しだけ変わりました。
すごいと思ったところは、どのような展開になったか直接的ではなく間接的に文章で表現されていながら、意味が分かるものだった点です。選択肢が1ヶ所あり、選択肢の前に貼られていた伏線の回収のされ方が好きです。
物語の舞台となっている場所や、影絵を使った立ち絵による雰囲気も好きです。
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中島みゆき・新潮社・1986年
歌手の中島みゆきが出会った女性について中心に書かれた本です。
「地上の星」という曲が流行っていた頃、たまたま祖母の家にあったものを見つけました。祖母に「持って帰っても良い」と言われたので、家に持って帰って読みました。
章ごとに話が分かれてあり、最初の章はショックな内容でした。しかし、それ以外は楽しめました。
著者が会った人の仕事の様子が書かれていたところが面白かったです。仕事の内容が結構詳しく書かれていて、その部分に関しては職業紹介本のように感じました。そして、生で仕事を見学してみたいと思いました。特に、ホテルで働いていた女性について書かれた章が興味深かったです。
中島みゆき自身のことについて書かれている部分もあります。それを読んで、彼女をテレビで見ることが少なかったことに納得しました。
けれども数年経って、CMに出ていたのを見て驚きました。