フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
WOLF RPGエディター製・アドベンチャー風野球風ロボシューティング・現代日本もの・
中編・難易度低め・ED1種類
少し変わった要素のある、野球ゲームです。
直接的な下ネタが結構出てくるので、そのようなものが苦手な方には向いてないかもしれません。
基本的には文章を読み、途中に出てくる選択肢を選んで進めます。選択肢によってエンディングが変わることはおそらくありません。
試合シーンではミニゲームがあります。ミニゲームの操作方法は、ゲーム内で解説があったので分かりやすかったです。試合に負けた時にコンティニューすることもできます。
高校野球がテーマになっています。しかし、実際の学校では見かけない背景に対して主人公がツッコミを入れたり、学生だと分からない部員がいたりと、現実では有り得ない要素がありました。
最初から最後までテンションの高いゲームでした。気になった部分にキャラがどんどんツッコミを入れていくところが面白かったです。そして、少年漫画のように燃える展開もありました。
キャラが個性的なのも特徴です。ほとんどのキャラの名前がイメージ通りで覚えやすかったです。
すっきりとはしていますが続きがありそうな終わり方で、最後までプレイしてもまだ謎は残っています。もし続編が公開されたらプレイしたいです。
制作者の方のブログはこちらです。
ダニエル キイス・早川書房・1989年
心理学の講義を受けたことがあります。その心理学の教科書で紹介されていました。
あることをきっかけとして、主人公の男性に変化が起こるという内容です。
この本について、心理学の先生は「ひらがなが多くて変な文章から始まる」と言っていました。この説明を聞いていなければもしかしたら、読みにくい文章だと感じてすぐに読むのをやめていたかもしれません。しかし、実際は、ひらがなの多い文章から始まることで、主人公が成長して文章にも漢字が増えた時の変化が楽しめました。
読んだ時の一番の感想は、「ギャルゲみたい」というものでした。そのような見方をする小説ではないだろうなとは思いました。それに、恋愛がメインではなく細かいことを挙げていくとギャルゲと異なる点は多数あります。けれども、男主人公の視点で物語が語られる点や、主人公がいろいろな人と関わっていく上で成長し、覚えていなかった昔のことも思い出し、異性とも付き合うという点から当時はそう感じました(ギャルゲを数多くやっている訳ではないので違う部分もあるかもしれませんが、ギャルゲに対してはそのようなイメージを持っていました)。
タイトルにある「アルジャーノン」の出番が少なく感じたのは気になりました。心理学のどの内容と関係があったのかも忘れてしまいました。
しかし、主人公と周囲の関係が興味深い内容でした。また、主人公が頑張っている様子が伝わってきて、自分も頑張ろうという気持ちに少しだけなれました。
吉里吉里製・乙女ゲー・ファンタジー・中編・難易度高め・ED複数・攻略対象3人
童話「シンデレラ」を元にしたゲームです。
主人公のシンシアが可愛くて性格も良くて、幸せになって欲しいと思えるゲームでした。
グッドエンドだけでなくバッドエンドも好きです。バッドエンドの中に気に入ったスチルがありました。
1番好きなルートはレンのルートです。可愛いもの同士の恋愛で、見ていて楽しかったです。原作の内容を思い浮かべられる点も好きです。
一方、王子であるクロードのルートについては、最初はクロードの性格が好きになれなくて攻略も後回しにしていましたが、シナリオを読み進めていくと良い人かもしれないと考えるようになりました。
それぞれのキャラを攻略した後、おまけのミニゲームで遊べたのも嬉しかったです。
この作品は、「ふりーむ」で公開されています。