フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
吉里吉里製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類
男の子が女の子と夜の学校を歩くという内容です。
「夜の学校」というものに対して、小学生くらいの頃からなんとなく憧れがありました。そのため、登場人物が夜に学校の中に入って会話をしているだけでもドキドキしました。
けれども、この作品の好きな部分はそれだけではありませんでした。
この作品の舞台となっている学校は、建物の作りが変わっています。
その理由が終盤で分かり、この作品の中で大切な意味があったんだと思いました。
また、登場する女の子は3人いますが、彼女たちの違いや、作中の世界とのつながりを考えることが楽しかったです。
一本道でエンディングも1つのノベルではあるものの、少しだけ、周回プレイをしているような気持ちにもなりました。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・難易度低め・ED5種類
主人公はOLです。駅で取引先へ電話をしようとしたら携帯電話の電源が切れてしまい、公衆電話で連絡を取ろうとするという内容です。
プレイヤーは4つ並んでいる公衆電話のうち、どれを使うかを選ぶことになります。
この作品は、東京駅の八重洲口が舞台となっています。製作されたのが2005年だそうで、舞台となっている東京駅もリニューアル前のものです。
今の東京駅も気になりますが、このゲームが製作された頃の東京駅にも行ってみたかったと思いました。
ストーリーは、選択肢によって結構変わります。
1周目から見られるルートの中では、ending02に向かうルートが特に印象に残りました。スリルがあって、エンディング後の展開も気になりました。
そして、最後に読むことができる5つ目の物語は、人間ドラマを見ているような気分になりました。主人公が少し羨ましくもありました。
私の場合、電話で会話をすることが苦手で人と連絡を取り合うことが少ないというのもあり、公衆電話を使ったことはあまりありません。中学生の頃、何度か親に掛けたくらいです。
しかし、そのような自分でも、公衆電話に残って欲しいと感じる作品でした。
2016年5月19日追記……現在は入手できないようです。
吉里吉里製・乙女ゲー・現代学園もの・ファンタジー要素あり・
短編・難易度低め・ED ・攻略対象3人
ギャルである主人公の前に、恋を叶えるという天使が現れるという内容です。
全体的に明るく登場人物も個性的だったので、最初から最後までプレイしやすかったです。
また、意外性もあり、珍しいタイプの作品だと思いました。
特に、攻略対象の好感度の変化を見るのが楽しかったです。
このゲームは、主人公が相手の好感度を知ることのできる道具を使うという設定です。その道具に対して主人公が言った、「ゲームみたいで面白い」という台詞に共感しました。
キャラは第一印象では、主人公の幼馴染が純粋そうで良いなと思っていました。
しかし、最終的には天使が1番好きなキャラになりました。好感度の上がり方が面白かったです。
制作者の方のサイトはこちらです。
アニメ・現代日本もの・アクション・全51話
ロボットに変形する車を小学生からでも運転できるという世界で、主人公たちがロボットに乗って世界を守る物語です。
ギャグや友情、燃える展開など、子ども向けホビーアニメの定番の要素がたくさん見られて嬉しかったです。
主人公の台詞に「絶望的にカッコイイぜ」というものがありますが、この作品そのものを表した言葉であるように感じました。
戦闘シーンの映像(特に第21話)やBGMが、盛り上がる気持ちになれるものでした。最終回に向けての意外な伏線の回収の仕方も面白いと思いました。
ちなみに、主人公の台詞以外にも、インパクトのある台詞はいくつかありました。
また、恋愛要素も好きです。
このアニメには俊介とハルカというキャラが登場します。2人は敵同士なのですが、仲良くなっていく過程に惹かれました。
第34話「雨のドキドキドライブ」という回はその中でも最も好きな話です。勘違いコントのようなコメディ要素に楽しめながらも、「協力する」ということについて考えさせられる内容でした。