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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

NG魔王

WOLF RPGエディター製・タイピングゲーム・ファンタジー・短編・難易度普通・ED4種類

勇者が戦いを挑みに来るという情報を知った魔王が、女神からある道具を授かるという内容です。
その道具とは、相手が口にしようとしている言葉を入力すると、魔王以外は入力された言葉を使えなくなるというものです。

プレイ方法は、画面に出てくる文字を制限時間内にキーボードで入力するというものです。
「ネプリーグ」というクイズ番組に出てくる漢字問題をご存じの方にならば伝わると思うのですが、それに近いです。

答えられずにいたらだんだんと文字が目の前に迫ってきて、緊張感がありました。
また、一度に複数の問題が画面に表示される、主人公に体力があり、問題によっては失敗すると状態異常になることがあるなど、独自のシステムも多く、面白かったです。

後半からは、同じ文字の羅列や記号の入力などが増え、難しくなります。
ただ、説明書にヒントがあったり、ゲームを有利に進められる機能が追加されたりしたので、助かりました。

このゲームで主に見て欲しいと感じたのは、ストーリーです。
コメディ作品でありながら、「もしこの世から言葉がなくなったらどうなるか」ということが描写されていて、考えされられるものがありました。

始めのうちは、登場人物が使用できなくなる言葉は悪口などの不快なものだったため、心地よさを感じる場面もありました。
しかし、途中からは生きていく上で必要性のありそうな言葉も使えなくなり、それらがなければ不便だということがよくわかりました。

プレイしながら、作中のような状況が実際に起こったら、ノベルゲームや小説など多くの創作物に触れられなくなり、趣味であるブログも書けなくなるから嫌だと思いました。

主人公である魔王は、本音と建前でギャップがあり、愛おしい存在でした。
各エンディングでは彼の心境に変化が表れるのですが、その中には、切ないものもありました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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一部性的表現あり・RPGツクールVX Ace製・ADV・洋風・長編・
難易度やや高め・ED4種類(真ED1種類)

イギリスへ旅行をしに来た日本人の青年が、タイムスリップするという内容です。
ロック文化がメインテーマとなっています。最新バージョンでのプレイ推奨です

「ふりーむ!」のゲーム紹介ページには、どのようなタイプだとこのゲームを楽しめるかが書かれています。自分の場合、その項目のほとんどに当てはまっていたのでプレイしました。
求めていた通りの内容で、紹介文に書かれていたところがまさに好みでした。

今まで触れてきたフリーゲームや小説などの創作物の中には、ロックについて語られる場面のあるものがいくつかありました。そのため、ロックがどのようなものなのか、興味はありました。
ただ、知識は全くありませんでした。Wikipediaを見てみたことはあるのですが、当時は読んでもあまり分かりませんでした。
しかし、このゲームをプレイした後に、ネット上にあるロックやパンクに関する文章を読んでみると、びっくりするくらい頭に入ってきました。
作中には、いくつかミニゲームが挿入されています。
1回のプレイではクリアできず、難しいと感じたものもありました。けれども、失敗してもゲームオーバーにはならず、繰り返しやっていたらクリアできるものだったため、ありがたかったです。

この作品で特に重要だと思われるのは、「選択肢によって主人公のステータスが変わる」という点です。エンディング分岐にも関わってきます。

見たいエンディングがあればステータスをそれに合わせるのも良いのですが、初回プレイ時は自身に近い選択をすることをおすすめします。
エンディング後に、「あなたにぴったりのライフスタイルは」という、心理テストのようなものの結果が表示されるからです。当たっているかどうかは自分ではわかりませんが、私の場合だと、1周目では「ヒッピー」というジャンルがふさわしいという結果になりました。

最後に、個人的に1番語りたいのは、「ロウ」というキャラクターが好きだということです。
最初の登場シーンの時点で格好良いと思いました。それに加え、ストーリーを進めていくうちに万能な人というイメージが付き、どんどん愛着が湧いていきました。
彼に関するイベントが多かったところも印象に残りました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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以下ネタバレ

その香りに包まれて

15歳以上推奨・残酷描写あり・WOLF RPG エディター製・ホラーADV・
現代日本もの・短編・難易度低め・ED1種類

男子大学生が、休日に親元を離れて別荘を訪れるという内容です。

序盤では、お金持ちの家だけあって別荘が広いなと感じました。
しかし、ストーリーが動き出すと、探索に全く支障のない広さでした。

謎解きなどはなく、次にどこへ向かえば良いかすぐにわかるので、簡単にクリアできました。

恐怖演出は、ストーリーが進むにつれて徐々に大きくなっていたように感じました。
後半に挿入されているスチルが印象に残りました。

このゲームの1番好きなところはオチです。怖さだけでなく、切なさもありました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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AmbiGothic

WOLF RPGエディター製・ホラーADV・洋風・難易度低め・ED3種類(真ED1種類)

ある青年が、偶然出会った少女と共に、遊園地のお化け屋敷を探索するという内容です。
「FortunaLand」というゲームの関連作となっていますが、単体でもプレイできます。

マップに「アトラクション」という雰囲気があって、プレイしながら、遊園地のお化け屋敷はこういうものなのかなと考えました。
小さい頃一度だけ入れるチャンスはあったのですが、当時は怖くて入りませんでした。しかし、入っておけば良かったと思いました。

メインキャラ2人については、初対面でありながらも仲良くなれていて、相性が良さそうに見えました。
また、立ち絵やスチルが可愛く、表情の変化が多かったため、ホラーゲームでありながらも和む場面がありました。

エンディングは、バッドエンド・ベストエンド・トゥルーエンドの3つです。ベストエンドに到達すると、トゥルーエンドを見ることができる「エクストラモード」をプレイすることができるようになります。
このモードでは、同じイベントでも通常のモードとはいくつか異なる点があります。作中のお化け屋敷ならではの秘密とも関連していて、1番好きなルートだと思いました。

ギミックやおまけ要素もいくつか用意されており、楽しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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この林檎を食べられますか?

吉里吉里製・ノベル・女性向け寄り・現代日本もの・短編・選択肢あり・
難易度普通・ED9種類(真ED1種類)

女の子が、大好きなお兄さんの気を惹こうと頑張る頑張るという内容です。
童話「白雪姫」が題材となっています。

ルートによって、「白雪姫」の解釈が変わるところが面白かったです。
中にはアレンジが多くて元の物語と全く異なっているものもありましたが、そのような話があっても良いかもしれないと思いました。

また、イラストが絵本のように可愛くて癒されました。
特に好きなのは、選択肢が出てくる場面で見られる登場人物の絵です。主人公の女の子が描いた似顔絵だと思えるようなものでした。

エンディングは、「A1」から「A9」までとなっています。
1番好きなエンディングは、トゥルーエンドにあたる「A1」です。
けれども途中の過程は、「A4」、「A5」、「A8」に進むルートなどにも、魅力的なものがありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2018年3月12日追記……現在はリンク切れとなっています。

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