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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

プリパラ

アニメ・現代ファンタジー・1期全38話・2期全51話・3期全51話(予定)

小学生の女の子が、「プリパラ」と呼ばれる仮想現実世界の中に入るという内容です。
「プリパラ」とは、チケットを持っている女の子であれば、誰でもアイドルになれるという場所です。

1期第2話のラストに衝撃を受けました。そして、結局そのまま3期まで見続けることになりました。
個性的なキャラクターと予想のつかないギャグが多く、見ていて面白かったです。
コメディ要素が強いので、明るい気分になれました。

一方で、「友情」や「夢」といった、真面目なテーマ性もあります。
登場人物たちが、作中で出会ったメンバーと交流を重ねていくことで成長したように見える場面があり、時には彼女たちを参考にすることが必要なのかもしれないと感じました。
とはいっても、カオスなギャグの割合の方がかなり高いため、主人公の長所などを真似できなくても劣等感を覚えずに済み、安心できました。

その中でも、2期後半から登場した、「紫京院ひびき」というキャラクターにまつわる話が特に好きです。
性格形成のきっかけとなった過去を知ると、この人が抱える問題を解決することはなかなかできないのではないかなと思いました。
子ども向けアニメということで、シーズンの最終話までには全て決着がつくのだろうと予想していました。しかし、3期まで見ていると、一部は解消したものの、まだ問題は残っているとわかりました。
こういった面で、時折は現実的に思える部分も見せてくるところに好感が持てました。

ちなみに、紫京院ひびきについては、「純・アモーレ・愛」という曲のライブシーンも好みです。
こちらは単純に格好良かったです。そのため、「アモーレ」という単語は私の中では、サッカー選手の発言よりこちらの印象が強いです。

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偽りラプンツェルの遁走曲

15禁・一部性的表現あり・NScripter製・乙女ゲー・ファンタジー・
短編・難易度普通・ED8種類・攻略対象1人

ある少女が、気がつくと身に覚えのない場所にいたという内容です。
彼女の元へ、1人の男性が話しかけてきます。

主人公の目的は、外の世界へと脱出することです。
プレイヤーはこの方法を探ることになるのですが、なかなか先が読めませんでした。
また、彼女にとっての妨害となるのが、男性の存在です。主人公への対応が怪しくて、何がきっかけでそのような言動をするようになったのかということに、興味を持ちました。

このゲームは、周回プレイによって真相が判明します。
ファンタジー設定だからこそ、このようなことになったのだろうなと思った部分もあれば、男性の行動に関して、腑に落ちた部分もありました。
作品全体を通して、表面上だけでは、人間の内面を知ることは難しいということを認識しました。

性的表現は軽めです。しかし、それでも大人っぽい描写があり、覗き見をしているような緊張感がありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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やねうらのトワイライト

BL要素あり・ノベル・ファンタジー・短編・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

神父が吸血鬼を倒そうとするという内容です。
しかし、吸血鬼は不死身です。

キャラクターデザインが可愛くて惹きつけられました。
一方で、ストーリーにはダークさが含まれている場面がありましたが、違和感は全くありませんでした。

選択肢次第では、主人公がえげつない行動をするようになります。
吸血鬼の反応を見ると罪悪感を覚えました。しかし、結末を知りたいがために、そのような選択肢を選ぶことになりました。

2人の仲が進展する過程が今まで見たことのなかったようなものであり、珍しいタイプだと思いましいた。

制作者の方のブログはこちらです。

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だびぽん

残酷描写あり・ティラノビルダー製・ホラーノベル・現代日本もの・中編・選択肢あり・
難易度普通・ED6種類+ゲームオーバーいくつか(真ED1種類)・ボイスあり

男子大学生が、友人の作ったオンラインゲームをプレイするという内容です。その行為が後に、とある心霊スポットに関する噂と繋がることになります。
選択肢の他に、探索要素などのミニゲームが少し含まれています。

このゲームでは、元ラジオ局のマスコットキャラクターという、「だびぽん」が重要な役割を持っています。
このキャラは登場すると画面上でたくさん動くので、びっくりしました。
他にも動画が流れる場面があり、楽しめる演出が多かったです。

ミニゲームはヒントが多く、クリア自体は難しくありませんでした。
ただ、小ネタがいくつか含まれていて、それを探すためにいろいろと試したくなり、結果的には時間を費やすことになりました。

ストーリーは、最初から見られるルートと、条件を満たすことによって見られるルートに分かれています。
どちらも人間の内面や関係性についての描写があり、好みでした。
作中では、誰を疑い誰を信じるのかという決断を迫られる場面が結構あります。物語の中の出来事なので正解を予想することができましたが、現実でこのような遭遇した場合、どうするべきか判断することは難しいように感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ベルリンの船

YU-RIS製・ノベル・現代・短編・選択肢なし・ED1種類

ベルリンのチームに所属しているサッカー選手の元に、幼馴染が日本からやって来るという内容です。
彼らは約2週間の間、共に過ごすことになります。

この作品を読んで、中学の頃国語の授業で習った、ある短歌のことを思い出しました。
短歌自体は忘れてしまいましたが、「どんなに水の流れが変わっても、私の想いは変わらない」という意味合いを持つものでした(「ミロール倶楽部」というサイトの「古今和歌集の部屋」というコーナーを見たところ、「駿河なる田子の浦浪立たぬ日はあれども君を恋ひぬ日ぞなき」というもののような気がしますが、当時習ったものがそれだったかは定かではありません)。

このノベルは、それと近いものがあるような気がしました。
主人公と幼馴染は、しばらくの期間離れて過ごしていました。しかし、その間もずっと、お互いのことを大切に考えていた様子が伝わってきました。

ただし、「ベルリンの船」の場合、「主人公が自分自身の感情を自覚していない」という、短歌とは異なる点があります。
彼が幼馴染に対する自身の気持ちに気付いた後から起こる、2人の関係の変化が心地よかったです。

作中には、ドイツの観光地や食べ物に関する描写がいくつか出てきます。
背景もドイツの写真で、今まで知らなかった文化に触れた気分になれました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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