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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

Last Song-ラスト ソング-

ティラノスクリプト製・ノベル・洋風・ファンタジー要素あり・
中編・選択肢なし・ED1種類・一部ボイスあり

少女がメイドとして働くために訪れた屋敷で、天才作曲家と出会うという内容です。
そして彼から、衝撃の事実を告げられます。

ストーリーは基本的に、シリアスで残酷なものでした。
しかし、どちらかといえば明るめのBGMが多く使用されていて、重さが緩和されていたように感じました。
また、メイン2人の純粋さにも好感が持てました。

作中で作曲家は、音楽が周囲の人から評価されることについて、自分なりの考えを語ります。
音楽に限ったことではありませんが、評価というものは、誰からされるか、どのような中身なのかなどによっても受け取り方が変わるものであり、有名な賞をとることだけが全てではないのだと思いました。

本編を読み終わった後に変化するタイトル画面も印象的でした。

制作者の方のサイトはこちらです。ボイスがメインとなっています。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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君は君の信じた道を

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・
難易度低め・ED2種類

喫茶店でアルバイトをしている男子大学生が主人公の物語です。
彼は、あることをきっかけに、バイト先の先輩と新人という2人の女の子のうち、どちらの意見に同意するかを選ぶことになります。

どちらか一方を選ぶと、もう1人とは離れることになります。しかし、両方を選ぶことはできません。
2人も喫茶店に貢献していて意見自体は間違ってはいないため、いなくなった後に「まだいて欲しかった」と感じる場面がありました。
そのため、大切な決断をするときは、別の大切な存在を犠牲にしなければならない場合もあると実感させられました。

どちらのルートでも、ヒロインの家族間の問題に踏み込むことになります。
主人公が近くにいたからこそ、彼女たちは勇気を持つことができ、解決に向かって動き出すことができたのだろうと思いました。
また、喫茶店の店長のアドバイスに、好感が持てました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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常世渡

ティラノスクリプト製・ホラーノベル・現代学園もの・短編・
選択肢あり・難易度普通・ED5種類(真ED1種類)

高校生の男女4人が、学園祭前夜に旧校舎で怪談話をするという内容です。
誰の怪談話を読むかによって、ルートが分岐します。

最初はどうすればルートが分岐するのかがわからなくて、ノーマルエンドを数回見ました。
条件に気付いてからは、すぐに回収することができました。

はじめのうちは怪談話に対して、怖い話というよりは不思議な話だという印象を持っていました。けれども、舞台となっている土地の秘密を知っていくと、ホラーだと認識できるようになりました。
また、各キャラクターごとのエンディングが全てトゥルーエンドに繋がっていて、面白かったです。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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ハロウィズハロウィン

ティラノスクリプト製・ノベル・短編・選択肢なし

ハロウィンがテーマとなっている短編集です。
好きな順番で読むことが可能です。

収録されている物語は、「ほのぼのドーナツ」、「ファニークッキー」、「ビターマフィン」の3本です。
タイトルから雰囲気を想像できる点に、好感が持てました。

どの物語もメインキャラクターは2人で、主に会話を楽しむものでした。
けれども、お菓子を用意する理由や「トリックオアトリート」という言葉が意味するものなどに対する解釈の仕方に、違いがあったように感じました。
また、日常から少しだけ離れた特別感を味わうことができました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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許さないけど、殴らない

Suika2製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

いじめられっ子の少年が、元いじめられっ子のボクシング選手に会いに行くという内容です。
立ち絵だけでなく、BGMも自作だそうです。

いじめられている渦中にいる場合、それを誰かに伝えるには勇気が必要です。特に、インターネット上で「いじめられています」と書くことはできてもリアルで声を上げることはできなかったり、親には知られたくなかったりすることは、確実にあります(経験上、「確実にある」と知っています)。
作中でもそのような描写があり、生々しさを感じました。そして、そのような中でも行動を起こした主人公はすごいと思いました。

ボクシング選手の藤岡さんの台詞は、製作者の方が伝えたいことでもあるのだろうなと考えました。
同意できる部分が結構あったため、この作品の感想をここに載せることにに決めました。

また、今まで個人的に、「いじめに遭ったからこそ人に優しくなれる」という言葉に対して違和感を持っていたのですが、その理由の1つは、「いじめる側の目的は相手に優しくなってもらうことではない」からだったことに気付きました。

製作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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