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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

妄想少女

15歳以上推奨・残酷描写あり・LiveMaker製・ホラーノベル・
現代学園もの・短編・ED1種類

妄想をする女子生徒が主人公の作品です。
ストーリーの詳細は、どう書いてもネタバレになるので伏せます。

演出面が凝っていて、視覚が刺激されたような気になりました。
また、紹介ページに載っていたスクリーンショットの中には、使われる場面が意外だったものがありました。

このノベルは、全5章となっています。
2章からストーリーが進むごとに謎が増えて行き、先が読めませんでした。
ラストで全ての答えが分かるのですが、盲点でした。ヒントとなる場面はそれより前に出てきていましたが、すっかり忘れていました。

ホラー要素は強かったです。
身の回りで起きる出来事に対して主人公が疑心暗鬼になっていく様子に納得しました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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すれ違ってから

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男子生徒の家に、突然女の子がやって来るという内容です。
彼女は、異世界から来たと自称します。

コメディ要素が強めで、登場人物同士の掛け合いが面白かったです。
その中でも印象的だったのは、主人公と友人の会話です。最初は雰囲気作りのために日常風景が描写されたものだと考えていましたが、後からそれだけではなかったことが分かり、驚きました。

ヒロインの正体については、すぐに気付きました。
それでも、楽しく読める文章で、後半には盛り上がれるような気分になりました。

スチルはどれも、ヒロインの女の子らしさが見られて嬉しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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魔王のお手紙

ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・ED1種類

魔王が勇者と手紙のやり取りをするという内容です。
後半にちょっとした、画面をクリックして進める迷路要素と選択肢が出てきます。ゲームオーバーはありません。

文字表示画面や設定画面は、RPG風のデザインとなっています。
いくつかのRPGに触れたことのある身としては、気分が高揚するようなものでした。

作中では、RPGにまつわる小ネタがたくさん出てきます。
「勇者が魔王を倒す」というストーリーのものは少ししか触れたことがないのですが、それでも理解できるネタばかりで、面白かったです。
それでいて、手紙の中身はほのぼのとしていて、平和的な世界観を感じることができました。

迷路要素はゴールまでの道のりが短く、簡単なものでした。
地図を見ながら進めることができたので、プレイしやすかったです。
ただ、地図に印が付いている行き止まりに辿り着くとイベントが起こるため、それらを見た方がより楽しめるように思いました。

フリーゲームで「魔王」という設定のキャラクターが登場すると、大体そのキャラクターに好感が持てます。
この作品の場合も、それに当てはまるものでした。文章から、魔王の性格の良さを感じ取れました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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夏色シロップ専門店

YU-RIS製・ノベル・現代ファンタジー・やや女性向け・短編・選択肢なし・ED1種類

8歳の女の子がある日、不思議なシロップが置いてある店を見つけます。
彼女が成人するまでの12年間の、夏の出来事が描写された作品です。

主人公は店員とともに、魔法によってできあがるというシロップを作ります。
その過程が幻想的で、魅力がありました。小学生の頃の自分がこの話を知っていたら、憧れていたと思います。

また、彼女は店員に恋をします。
店員には優しい雰囲気があって、惹かれる理由がなんとなく理解できるような気がしました。
店を訪れる前の主人公の期待や不安が描写されているシーンを読むことで、その後の展開が気になりました。

主人公が成長するにつれて、文体が微妙に変化していく点も面白かったです。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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そして僕らは世界を壊す

15歳以上推奨・残酷描写あり・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢あり・難易度普通・ED6種類(真ED1種類)

少年が、従兄弟の自殺を止めようとするという内容です。
ループもので、周回プレイによってトゥルーエンドに辿り着くことができます。

表面上は、従兄弟が主人公に対して強く依存しているように見えます。しかし、読み進めていくと、主人公も従兄弟に依存していることが分かります。
傍目からは気付きにくいため、本当は主人公の方が危ういのかもしれないと感じました(特に、最初に出てくる選択肢で下を選んだ後の展開で、それが顕著であったように思います)。
どのルートでもお互いの必死さが伝わってきて、双方に愛着が持てました。

立ち絵では、2人はあるものを身に付けています。文章中では単語自体は少ししか出てきませんが、物語と深い関連性があります。
そういった設定も面白かったです。

また、作中では、「もし過去に起こした行動を変えることができたらどうなるか」ということについても書かれています。
かつて様々な創作物で触れられたテーマではあります。しかし、この作品に書かれていたものが、比較的事実に近いような気がしました。

全体的に暗い物語です。けれどもそれが理由で、過ぎたことに後悔ばかりしていても仕方ない、変えたいものがあるならこれから行動に気を付ければ良いだろうという、前向きな気持ちになれました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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