フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
15歳以上推奨・一部流血表現あり・LiveMaker製・乙女ゲー・
現代日本もの・中編・難易度普通・ED3種類
主人公が監禁され、見覚えのない男性と35日間一緒に過ごすという内容です。
監禁されているとはいえ、主人公が特別に酷いことをされることは少なかったです。部屋にシャワーやトイレがあったり彼に服を買ってもらったりと、優しくされているのではないかと感じてしまいました。
だからといって、主人公が好きだから部屋に連れてきたという訳でもなさそうでした。
彼が何故主人公を監禁したのかが気になり、最後まで読み進めたいと思いながらプレイしました。
このゲームにはバッドエンドが2つ、ハッピーエンドが1つあります。
1週目は、好感度のことを考えずに自分の考えに近い選択肢を選んでみました。バッドエンドであるEND2になりました。
選択肢を選んだ後に攻略対象の表情が少し変化するので、好感度が上がったか下がったかが分かりやすかったです。
彼が主人公を監禁した理由は、ハッピーエンドでのみ分かります。共感や同情はしませんが、納得できて、犯罪者とはいえども彼を嫌いにはなれませんでした。
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LiveMaker製・ノベル・ボーイズ・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類
主人公が、転校してきた学園の寮で起こる出来事に巻き込まれるお話です。
ゲームの説明文を見た時は、男子学生による爽やかな友情ものだと予想していました。しかし実際は、友情も描かれてはいるものの、予想外の展開の連続でした。
キャラ全員にどこか変わっているところがあって、印象に残りました。
スチルでは、同級生のオサムくんが格好良いと思いました。性格は、主人公と寮の部屋が同じである芦屋が、面白くてすごいところもあって好きです。
1作目の「きみにファーストエイド」はコメディ要素が強いです。
一方、続編の「きみにファーストエイド2」は、ギャグもありますが、基本的にはシリアスです。あるキャラに対する印象が、前半と後半でかなり変わりました。
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2021年8月14日追記……現在は、サイトがなくなっているようです。
今年の夏に放送されたアニメの中で面白いと思ったものと、今月放送開始されたアニメの中で序盤を見て気になったものについての感想を書きます。
まず、前期アニメについてです。
「じょしらく」
落語が題材になっているという情報を見て気になりました。実際は落語に関するネタは少なかったですが、それでも面白かったです。
毎回、メインキャラが東京の何処かに行くという話が挟まれていて、興味深かったです。キャラの服装が毎回変わるところも楽しかったです。
また、風刺が多かった点も好きです。特に第10話のAパートでは、言って欲しかったことを言ってくれました。
「超訳百人一首 うた恋い。」
タイトルから分かる通り、百人一首を題材にした内容です。
歌が詠まれた背景がわかりやすく描写されていて、「こういう意味だったんだ」と思うことが度々ありました。覚えるのにはまだ時間がかかりそうですが。
印象に残ったのは、「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ」という和歌です。良いなと思った和歌は他にあったのですが、この歌の意味を知った途端頭の中から抜けてしまいました。
次に今月開始されたアニメについてです。原作を知っている作品がないので、その立場からの感想です。
長くなったため、「続きはこちら」以降に書いています。
もしかしたら、それぞれのアニメを見た人にしか意味が分からない文章になっているかもしれません。
RPGツクールXP製・RPG・ファンタジー・中編・難易度普通・ED1種類
「マジックドール」と呼ばれる人形を操作して戦うという内容です。ロボットものといったらイメージしやすいかもしれません。
この作品は2作で続き物となっていますが、単体でも内容は大体分かると思います。
このゲームで特筆したい点は、戦闘システムです。重要な戦闘では、勝つと相手のマジックドールが持っているパーツの一部をもらえます。
欲しいパーツを貰うためにはどのような戦い方をすれば良いか、考えながらプレイするのが楽しかったです。
また、ゲームの説明書に、「ホビーものの子供向けアニメを意識」したと書かれていました。その説明通り、わかりやすくて燃える展開でした。
ところどころ子供向けアニメで出てくるような台詞があったところも良かったです。
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ゲーム自体は、「Vector」で公開されています。
アニメ・現代日本もの・コメディ・全13話
10月14日は鉄道の日らしいです。なので、鉄道に関連する作品について書きます。
大江戸線にあるとされる架空の地下鉄を舞台とし、その電車に乗った客の悩みを擬人化された駅が解決するという内容です。
前半では、大江戸線にある各駅やその周辺にあるスポットについて、「豆知識」が紹介されていました。登場人物が楽しそうに説明していて背景もリアルで、実際に行って見てみたいと思いました。
また、「悩みを解決する」というコンセプトも興味深かったです。舞台となっている電車が女性専用車輌だったり、悩みが解決されるまで降りられないという条件があったりしたことは気になりました。
しかし、悩みを解決するために駅が「こうするべき」という結論を言って強制的に客にさせる事がなく、どうすれば良いか最終的には客が判断するという点に好感が持てました。心理学で「バイスティックの7原則」というものがありますが、これは7原則のうちの「自己決定の原則」にあたるのだろうと思いました。
当時はちょうど心理学を勉強していた時期で、そのような立場から見ても面白かったです。
1番好きな話は第10話「大江戸線にほえろ!」です。アクションが題材になっていたこともあり、動きが多かったです。そして、地下鉄である「ミラクル☆トレイン」が地下鉄としては想像できないところを走ります。かなりインパクトがありました。