フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
1050円・体験版あり・吉里吉里製・ギャルゲ・現代日本もの・長編・難易度普通・ED複数
幽霊がいるという噂のある場所に向かった主人公が、そこにある学校で生活している人達に出会うという内容です。
主人公が出会う人達には共通点があります。ギャグもありますが全体的には重い話です。
このゲームはWindows Vistaでプレイしていたのですが、最初は解凍したファイルがデスクトップで見つかりませんでした。いろいろ探してみて、結局はスタートメニューから「ファイル名を指定して実行」という項目を選び、「lifeschool」と入力して見つかりました。
起動するまでが大変でしたが、ゲームそのものは面白かったです。
ゲームを進めると登場するキャラの過去が分かります。それぞれが一生懸命に生きてきたことが分かって、印象に残りました。
また、物語は最初から最後まで大変な状況なのですが、その中でも皆が楽しんでいる場面もあり、その場面では自分も楽しめました。
スチルも結構多かったです。
途中までは、初実という子が登場人物の中で1番好きでした。序盤での印象が「可愛い」というものだったのもありますが、個別ルートで過去を知ったとき、現実にもこういう人生を送ってきた人がいそうだと感じたからというのもあります。
しかし、ソフィアという金髪の少女のルートを見たとき、彼女も好きだと思いました。
初実と違って、設定は現実離れしているように思えるものでした。けれども、努力してきたことが伝わってきて、いろいろと考えてるんだろうなと思いました。
ソフィアは登場するヒロインの中で、攻略するのが1番難しいキャラです。彼女のルートは、難易度に納得するような内容でした。
このゲームを製作者の方のブログはこちらです。ブログとは別にサイトもあるのですが、サイトは18禁なのでご注意ください。
吉里吉里製・ノベル・ミステリー・短編・難易度普通・ED複数(真ED1種類)
男子学生である主人公が、夏にちょっと不思議な女の子と出会うという内容です。ゲームの後半で、女の子の居場所を当てることが目的です。
選択肢を選ぶのではなく、答えを文字入力するシステムになっています。
最初の2周は、女の子の正体はアレなんだろうなと思うものがありました。
自信があったのですが、ミスリードに引っかかっていました。
2週目終了後、答えを間違えた時に出てくるヒントを読んで、正解が分かりました。
しかし、それが本当に正解だったら悲しい展開になりそうで嫌だなと思っていました。
そのため、別の答えが正解であることを期待して、何度かわざと間違った答えを入力してみました。
結局、わざと入力した答えは全て間違いでした。しかし、答えによって展開が少しずつ異なっていたので、見て良かったとも思いました。
最終的に正しい答えを入力することになりましたが、予想していたより悲しい展開にならずに済んで、安心しました。
そして、トゥルーエンド後にタイトル画面に追加されるある言葉を見て、ヒントってこういう意味もあったんだと驚きました。
推理ものですが、殺人事件などの重い展開や犯人探しなどはありません。そのような面では、ミステリーが苦手な方でも安心してプレイできる作品だと思います。
制作者の方のサイトはこちらです。
RPGツクールVX Ace製・ADV・ファンタジー・短編・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)
「赤い眼を持っているから」という理由である城に閉じ込められた女の子が、脱出しようとするといった内容です。何故赤い眼を持っていると幽閉されるのかは、ゲームをプレイすると分かります。
このゲームの1番の特徴は、主人公である「ソフィア」という女の子の中に、「アリア」というもう1つの人格がいることです。
正確には、「もう1つの人格」というのは少し違いますが、ネタバレになるので書きません。「違う」と書くだけでも十分ネタバレになっているかもしれませんが。
メニュー項目の中に「Aria」という項目があり、それを選ぶとソフィアとアリアの会話が見られます。それが楽しくて、ゲームを少し進める度に選んでみてました。こういう会話イベントのあるゲームって良いなあと思いました。
少しですが、詰まりそうな場面でヒントをくれることがあったのも嬉しかったです。
3つあるエンディングの中では、Normal Endが1番好きです。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
吉里吉里製・乙女ゲー・現代日本もの・短編・難易度普通・ED7種類・攻略対象2人
イケメンが大好きな女子高生が2人のイケメンと出会い、彼らと関わるようになるという内容です。
シリアスな設定はありますが、基本的には明るい雰囲気で、安心してプレイできました。
また、ハッピーエンドを見た後、選んだことのなかった選択肢を選んでみると、この時にこういうことがあったんだと分かる場面がありました。そのため、全ての選択肢を選ぶのが楽しかったです。
このゲームで最も好きなのはED4です。
伏線が貼られていたにも関わらず、その伏線が回収されるシーンでやっと意味が分かって、つい「おおっ」と口に出してしまいました。
先にED5を見ていれば気付く方もいそうですが、私の場合は全然気付けなくて、少し悔しく思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
NScripter製・ノベル・現代日本もの・選択肢あり・長編・ED1種類
この作品をプレイしたのは何年か前で、その頃からずっと、楽しかったから感想を書きたいと思っていました。
しかし、あらすじを書くとどうしてもネタバレになりそうなので、どのように書くか迷っていました。
結局、ストーリーの詳細は伏せることにしました。
主人公は学生で、朝起きるところから物語が始まります。起きた時に主人公があることに驚きますが、予想外で笑えました。
読み進めることによってこのシーンの意味が分かります。初プレイ時は理解できた瞬間に、すごいなあと思いました。
前半は全体的に明るくて、コメディ要素が強いです。けれども、途中からシリアスな話が出てきます。
いつからこんな展開になったのだろうと考えましたが、よく思い出してみると、プロローグでシリアスな場面が出ていました。
また、個性的なキャラがたくさん登場することも、この作品の特徴です。
個人的には、周囲から女の子のように見られている男の子が特に好きです。表情と台詞が可愛かったです。
この作品は、「Vector」で公開されています。