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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

孤島の灯台

ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・ED1種類

灯台守として孤島に赴任してきた男性が、灯台の守り神を自称する子供と出会うという内容です。
子供の姿は、主人公以外の灯台守には見えません。

タイトル画面のメニューボタンの一つが「Lode」になっていた点は、何度も目に入るので気になってしまいました。(自分がTwitterのアカウントを持っていないため報告手段がなくて、報告はしていません)。
選択肢は、ストーリーを進めるためには全てクリックすることになります。最後の選択肢が出てきたときに、この作品に選択肢が存在する意味を感じ取ることができました。

主人公は、登場人物たちと交流することによって、自分の心と向き合います。
特筆したいところは、戦争に関する描写です。生き残る人がいる一方で、犠牲になってしまう人が必ずいるということを実感しました。
物語の中盤からは、そのような戦争を経験した主人公と灯台の関係が明らかになります。他の存在ではなく、灯台であるという必要性があったように思いました。

スチルが多かった点も楽しめました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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ソウテン鏡事件

WOLF RPGエディター製・ADV・現代日本もの・SF要素あり・
短編・難易度普通・ED3種類+α(真ED1種類)

女子大学生が、雨宿りに立ち寄った洋館に閉じ込められるという内容です。
彼女はそこで見つけた鏡の中から、10年前の高校生らしき少女に話しかけれらます。

このゲームは、令和3年の石巻市が舞台となっています。そのため、10年前から令和3年までの間に起こった出来事は、鏡の向こう側にいる少女には伝わりません。
時事ネタがたくさんあって、主人公と少女の掛け合いが面白かったです。

探索は、基本的には作中でヒントが提示されるので、プレイしやすかったです。
しかし、TRUE ENDを迎えても謎が残りました。その部分は、losspassさんによる「ひとりアウトプット広場」の攻略メモを参考にさせていただきました。
真相には驚かされました。また、登場人物の会話やオブジェクトを調べたときのイベントに伏線がたくさんあったことがわかり、すごいと思いました。

アイテムを使用したときにアニメーション演出が出てきたり、ストーリーに影響しないオブジェクトを3回調べると出てくる文章が少し変わったりするなどして、全体的に手の込んだ作りになっていたように感じました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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イタズラかぼちゃはあまくない

ティラノスクリプト製・乙女ゲー・ファンタジー・短編・
難易度低め・ED2種類・攻略対象1人

魔法使いに弟子入りしている少女が、秋の収穫祭について知るという内容です。
エンディングは、イタズラエンドとお菓子エンドの2つです。

メインキャラクター2人は、どちらも可愛くて魅力的でした。
主人公の言動に魔法使いが振り回されているようにも、その逆であるようにも感じることができて、面白かったです。

選択肢は3か所あります。どれもわかりやすいものでした。
お菓子エンドの方がハッピーエンドだとは思いますが、イタズラエンドも明るくて楽しめました。

このゲームは、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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微睡みのイブ

LiveMaker製・乙女ゲー・現代日本もの・短編・難易度普通・
ED8種類・攻略対象1人

夜中に寝ていた主人公が、自称サンタクロースの少年に起こされるという内容です。
彼女は少年から、プレゼントに何が欲しいかを問われ、考えます。

トゥルーエンドに辿り着くためには、とある条件を満たす必要があります。
説明書やサイトにヒントがあり、それを参考にしました。

主人公が相手を攻略するゲームというよりは、攻略対象が主人公を攻略しようとするゲームという印象を持ちました。
2人の掛け合いが、漫才のようで面白かったです。

基本的にはほのぼのですが、真相が明かされるルートではシリアスになります。
特にEND2では、切なさを感じました。トゥルーエンドであるEND1を迎えた後も、この2人には幸せでいて欲しいと思いました。

製作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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谷守の人形

RPGツクールMV製・ホラーADV・現代日本もの・中編・難易度低め・ED1種類

男子大学生が先輩に誘われ、人形供養の手伝いをするという内容です。
関連作品もありますが、単体でもプレイできます。

エンディングは1つですが、途中で出てくる選択肢によって、一部のイベントが変化します。
一度読んだ文章はエンターキーで早送りでき、ゲームオーバーがないため、回収しやすかったです。

主人公は、人形供養が行われている土地で過去に起こった出来事を知ることになります。
独自の文化が形成されることによって、その文化の犠牲になってしまう人たちが出てきてしまう場合があるという恐ろしさを感じました。

また、個人的な話になりますが、私は小さかった頃に人形の髪を切って、母に「呪われるからやめなさい」と注意された記憶があります。
何故自分がそのような行為をしたのかは全く覚えていませんし、ゲーム自体はフィクションですが、人形には魂が宿るという考え方を持っている人がいてもおかしくはないと思いました。

スチルなどの見どころも多かったです。

製作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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