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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

隣人 ~壁ドンから始まる恋~

15禁・性的表現あり・YU-RIS製・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢なし・ED1種類

内容はタイトルの通りです。
この作品での「壁ドン」とは、アパートの隣人がうるさいときに壁を殴る行為を意味します(恋愛ゲームやドラマなどのシチュエーションとして「壁ドン」という単語が使われるよりも前から、主に匿名掲示板で見かけました)。

「おま国」、「アケコン」、「好き避け」といった、初めて目にした言葉がいくつかあり、調べながら読みました。
そのため3時間くらいはかかりましたが、意味を知っている方なら、もう少し早く読めると思います。

主人公は女性で、隣人は男性です。
男性の言動には酷いところが結構あるものの、主人公が彼から離れられない理由も、きちんと描写されていたように感じました。

2人の過去のエピソードを知ることによって、当時より大人になったようにも、堕落しているようにも受け取ることができました。
恋愛の、綺麗ではない部分にも触れられているからこそ、物語として楽しめました。

製作者の方のブログはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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僕がハイスペ男子になれたら付き合ってくれますか

ティラノビルダー製・乙女ゲー・現代学園もの・短編・難易度普通・ED4種類・攻略対象1人

タイトルのような告白を、女子高校生がクラスメイトからされるという内容です。
選択肢によって攻略対象の男の子が、ハイスペックになったりならなかったりします。

ルートにもよりますが、攻略対象が別人のように変わるため、驚きがありました。
恋愛対象が女性の方の場合でも、甘えてくるような天然のドジっ子が文武両道のリーダータイプになると考えれば、想像しやすいのではないかと思います。

重要視したいのは、変わる前も後も同一人物であるという点です。
どちらか一方のみが好みという場合もあるかもしれませんが、その場合は相手を受け入れていることになるのかどうか、問われているような気分になりました。
その上で、END2の攻略対象は苦手、END4の攻略対象は素晴らしいと感じました。

エンディングは、ヒントがあるため回収しやすかったです。
しかし、スチルを全て見るための分岐は細かくて、選択肢を総当たりしました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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ヤンデレ卒業宣言

12歳以上推奨・ティラノビルダー製・ノベル・現代ファンタジー・
短編・選択肢あり・難易度低め・ED6種類(真ED1種類)

ヤンデレであると指摘された女の子が、卒業しようとするという内容です。
条件を満たすことによって、見ることのできるエンディングが増えます。

ヤンデレキャラが出てくるフリーゲームは多数あります。
しかし、本人に自覚があり、やめようとするパターンは珍しいと感じました。

序盤では、「誰も、正しい愛し方なんて教えてくれなかったのに」という台詞があり、そういえば教わった覚えはないなと思って、(私は)納得しました。
また、作中で登場するアイテムから、「恋の病」、「恋煩い」といった日本語を連想しました。
ストーリーを進めた後の展開は、予想とは異なる部分がありました。しかし、最後まで「ヤンデレ」が大きなテーマだったように感じました。

全体的に画面デザインが凝っていた点も、面白かったです。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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みえない日常

15歳以上推奨・残酷表現あり・性的表現あり・WOLF RPGエディター製・ホラーノベル・
現代日本もの・短編・選択肢なし・真ED1種類

内容はタイトルの通りです。
製作者の方の他の作品と関連がありますが、単体でもプレイできます。

この作品は、周回プレイが前提となっています。
ストーリーの進行度によって変化するタイトル画面に、インパクトがありました。

私たちが日常生活を送る際、少ししか自分と接点を持たない人もいます。
けれども、その人にはその人なりの人生があり、場合によっては些細なことでも影響を受けたり与えたりする可能性があるという、気付きのある物語でした。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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真白と不純

15禁・BL要素あり・性的表現あり・ティラノスクリプト製・ノベル・
現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類

ピン芸人をしている男性が、ライブの企画で漫才師の先輩とネタをすることになるという内容です。
彼らはライブが終わった後も、交流を続けます。

立ち絵はシルエットですが、文章表現が豊かで、入り込みやすかったです。
先輩のことを「好きになった人間はだいたい『この人を好きになる自分はセンスがある』と思ってしまう」と説明することでファンの存在を感じさせたり、ラジオのエピソードトークを「丁寧に調理をして客の前に出す」と例えたりするなど、様々な言葉が浮かぶ製作者の方はすごいと思いました。

メイン2人には、それぞれに特異な部分があります。
そのため、ストーリーには基本的に、仄暗い雰囲気が漂っています。しかし、彼らのありのままの姿が肯定される場面があると安心できました。

作中では概要しか語られませんでしたが、2人のネタが面白そうで、見てみたいと感じました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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