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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

エロ本探して三千里

RPGツクールVX製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類

勇者が、盗まれたエロ本を取り返しに行くという内容です。「エロ本」という単語は出てきますが、性表現は一切ありません。
シリーズものの1つとなってはいますが、全ての作品が独立しているので単体でプレイしても問題ありません。

敵はオート戦闘でも倒すことができ、サクサク進められました。
また、一定の確率で反撃をする効果を持つ装備品があり、効果が発揮される度に嬉しい気分になりました。

ダンジョンは中盤に仕掛けを解く必要がある場面があり、そこだけ少し迷いました。
ただ、後から考えると、難しい操作はしなくても良かったので、すぐに解ける方も多いのかもしれません。

このゲームで特に好きな点は、パーティメンバーの会話です。
街の中だけでもレパートリーがたくさんありました。それに加え、マップ上にあるアイテム等を調べたときにも反応があり、ステータスから見られるスキルの説明文に会話が書かれていることもありました。
どれも漫才のネタのようなもので楽しかったです。時にはイラスト付きのちょっとした解説が挟まれることがあり、それも面白かったです。

街での会話はストーリーが進行すると変化するのですが、一度訪れていれば街から他の街への移動はすぐにできるシステムとなっていて、便利だと感じました。

ストーリーは全体的にはコメディです。しかし、「戦時中」という設定となっていて、重い雰囲気が出てくるイベントが少々あります。
そのような中でも、明るくて前向きな姿勢を見せてくれる主人公たちには救われた気持ちになりました。そして、人々が暗い気分になるような困難な状況において、エンターテイメントはあった方が良いのだろうなと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。関連漫画を読むこともできます。

2023年1月5日追記……現在は、サイトがなくなっています。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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白い焔

LiveMaker製・ホラーノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度やや高め・ED7種類

「くねくね」という都市伝説が元となっている物語です。
「怪奇探索少年隊」というホラーADVと関連する要素が少しあります。単体でプレイしても問題ありません。

序盤に出てくるアニメーションが目を引くもので、ストーリーに興味を持つきっかけとなりました。
それ以外でも、画面演出にインパクトがある場面が多くありました。

背景画面、文章ともに夏らしさがありました。ホラー要素がより楽しめるものであり、このジャンルが好みの自分にとっては心地よさがありました。

ルート次第で、作中に出てくる「くねくね」の正体が分かります。
真相がはっきりとしているところが好きだと思いました。また、伏線が多かったところが印象的でした。

選択肢は、どこへ行けば良いか場所を選ぶものがあり、何も情報を見ない状態だと正解を予測しにくかったです。
ただし、攻略の仕方が書かれているメモがゲームに同梱されているので、全てのエンドを回収することができました。

文章の中には下線が引いてあることがあり、クリックすると簡単な解説が読めます。
このシステムも面白かったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

2021年8月14日追記……現在、サイトはなくなっているようです。作品自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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Remembers-果てなき記憶の輪舞-

15歳以上推奨・LiveMaker製・ノベル・現代ファンタジー・中編・選択肢なし・ED1種類

記憶をなくした主人公が、あるビデオカメラに残された映像を元に、自身の過去や周囲の人間関係を知っていくという内容です。
主人公自身は発言をしたり動いたりすることができず、彼の本体が、意図していない発言や行動をするという、少し特殊な設定となっています。

前半では、目の前で繰り広げられる光景の意味について、主人公が解釈を試みようとします。
読んでいるときに気付かなかった細かい点にまでツッコミが入れられていて、そこが面白いと感じました。
「場面が急に変わった」などの文章があり、ノベルゲームのあるあるネタがメインなのだろうと考えていました。

しかし実際は、その考えは間違っていました。
後半では、前半に突っ込まれていた点に対して、その理由が1つずつ明かされます。
ネタだと思っていたもの全てに意味があって、驚きました。

登場人物は皆変わっています。始めは、この人は自分と価値観が合わないと感じたキャラクターもいました。
けれども、読み進めると、それぞれが自分なりのしっかりとした意見を持っていることがわかり、嫌いにはなれないと思いました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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くれすてぃあり!!

12歳以上推奨・WOLFRPGエディター製・クリッカー系ゲーム・ファンタジー・
中編・難易度低め・真ED1種類(流れるクレジットは2種類)

持っていればお菓子が作られるというアイテムを使い、お菓子を増やしていくという内容です。
お菓子がたくさんできると、より多くのお菓子が作られるアイテムを入手したり、マップ上にある部屋の模様替えをしたりできます。
いわゆる「放置系」と呼ばれるゲームらしいです。

サイト等の注意書きにも書かれていますが、一部、百合ととれる表現があります。
ただ、軽めなので、ものすごく苦手という訳ではなければあまり気にしなくても大丈夫だと思います。
その代わり、ホラー要素には注意です。

このジャンルのゲームをプレイしたのはこの作品が初めてですが、説明書が易しく、起動してすぐに遊び方がわかりました。
プレイする前は、お菓子の数が増えるまで、何もできない時間が多そうだと考えていました。しかし実際は、起動していない間にも数が増えていく仕様となっていました。
好きなタイミングで起動して、その度に新しいことができるので、自分のペースで遊べました。

模様替えによって変化するマップやキャラクターなどは、女の子が喜びそうなものだと思いました。
一方、ストーリーは、それらとギャップがありました。
条件を満たすことによって次第に、作中の舞台となっている場所が、どのようなものであるのか語られます。予備知識のない状態で進めていたら、想像していなかった展開となりました。

この作品は、「Sweet-Company!!」というRPGの続編にあたります。単体でプレイしても全く問題ありません。
けれども、衝撃度が高くなるため、個人的には前作の後にプレイすることを推奨します。

制作者の方のサイトはこちらです。

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妄想少女

15歳以上推奨・残酷描写あり・LiveMaker製・ホラーノベル・
現代学園もの・短編・ED1種類

妄想をする女子生徒が主人公の作品です。
ストーリーの詳細は、どう書いてもネタバレになるので伏せます。

演出面が凝っていて、視覚が刺激されたような気になりました。
また、紹介ページに載っていたスクリーンショットの中には、使われる場面が意外だったものがありました。

このノベルは、全5章となっています。
2章からストーリーが進むごとに謎が増えて行き、先が読めませんでした。
ラストで全ての答えが分かるのですが、盲点でした。ヒントとなる場面はそれより前に出てきていましたが、すっかり忘れていました。

ホラー要素は強かったです。
身の回りで起きる出来事に対して主人公が疑心暗鬼になっていく様子に納得しました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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