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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

あばれブンロク~The Game Warriors~

WOLF RPGエディター製・RPG・近未来・短編・難易度普通・ED1種類

男子生徒が2009年から、ゲームソフトの所持が禁止された2030年の日本にタイムスリップするという内容です。
作中に登場する地名も、実在する場所となっています。

コメディタッチでありながらも、規制というものについて考えさせられる内容でした。
規制をしている側の人物達の対応を見ていると、このような未来にはなって欲しくないと感じました。

これに対して主人公は、出会った仲間と共に立ち向かおうとします。
やり過ぎだと思う場面はいくつかありましたが、確固たる意思を持ち行動していたため、嫌いにはなれませんでした。
このゲームをプレイして思ったことは、きまりごとに捉われずに、何が正しくて何が間違っているのか、自分自身できちんと考えて判断することが必要だということです。

また、アイテムや装備品などには、元ネタがあります。
説明を読んでいると、全体的に製作者の方の好きなものがモチーフとなっていることがよく伝わってきました。

ちなみに、続編にあたる「ゲームウォーリアーズアゲイン~大都会を撃て~」も公開されています。こちらはエンディングが3種類あります。
同じようなテンションの作品で、こちらも楽しめました(どちらのゲームも、単独でプレイしても問題ありません)。

この作品は、「ふりーむ」で公開されています。

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ライブラリウム

RPGツクールVX製・ADV・現代ファンタジー・短編・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

女子高生が、気付くと水の中の図書館にいたという内容です。彼女はそこにいた幼馴染とともに、脱出を試みようとします。
製作者の方によるWeb漫画が元となっているようですが、単独でプレイしても問題ありません。

このゲームは、図書館で使われている「日本十進分類法」というものが題材となっています。この単語の意味を知らなくても、プレイするとすぐにわかります。
すっかり忘れていましたが、小学生の頃は図書委員で、このゲームに出てくるような本の整理が好きだったことを思い出しました。
本棚を調べることでメイン2人が様々な書籍に関する会話をすることがあるのですが、その際に好きなものについて楽しそうに語りたがる、幼馴染の気持ちに共感できました。

その幼馴染は、序盤から、何か隠しているのだろうなと思える言動を見せます。
ところどころでヒントは出てくるものの、答えは最後まで分かりませんでした。
真相を知ったとき、主人公と幼馴染はお互いのことをとても大切にしていて、それぞれが双方に大きな影響を与えているのだと感じました。

また、幻想的なマップや、場面に応じた動きをするキャラクターなど、ビジュアル面にも魅力がありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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スイートワンルーム

15禁・残酷描写あり・BL要素あり・LiveMaker製・ノベル・
現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男性2人が同じ家で生活するという内容です。
途中から、物語の語り手が変わります。

前半は、まるで新婚夫婦の日常のようだと感じました。現実で新婚夫婦の暮らしを見たことはありませんが、仲が良ければこのような雰囲気になるのだろうなと想像しました。
読みながら、幸せを分け与えてもらったという気分になれた場面もありました。

後半の視点変更が起こるあたりからは、それまでに明かされなかった秘密が判明します。
思っていたものと違っていて驚きました。特殊なケースであるとはいえども、このような愛の形もあり得るということを学びました。

そして、第三者が2人の関係を見れば、勘違いしそうだと考えました。
実際、作中でも第三者が登場し、2人について勘違いをします。出番は多くはありませんが、個人的にはその人に1番の思い入れがあります。

というのも、職業上似たような立場になる可能性が高いからです。
このノベルの終盤では、主人公は第三者の前で、ある行動を起こします。それは、注意書きにもある、残酷描写を含むものです。

このような行為に関して、うちの職場の場合は、刃物や割れもの、ひも類などは置かない、または目に入らない場所に片付けるということで最悪の事態は回避されてきました。
けれども、あくまでも最悪の結果にはならなかったというだけで、危険な場面はありました。

こういった場面を見たり聞いたりしたとき、今までは怖いからやめて欲しいなど、自分の気持ちを優先にした反応をしてきました。
この作品に触れて、行動を起こした相手の感情や、きっかけとなったものについて、いかに考えてこなかったかを思い知らされました。
これからは、相手にもその人なりの特別な理由があるということを頭に入れておかなければならないと考えました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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Morning,Star

RPGツクール2000製・RPG・ファンタジー・中編・難易度普通
(ただし、おまけはかなり高めでクリアできていません)・ED1種類

少女があることをきっかけに、剣士と僧侶の2人と旅をすることになるという内容です。
ゲームの目的は、各地にいるという四天王を倒すことです。

戦闘はオリジナルですが、基本的にスキルを選べば良いだけなので覚えやすかったです。
また、戦闘アニメーションを見ることができて嬉しかったです。

ストーリーはギャグ中心で、軽い気分でプレイすることができました。
メインシナリオだけでなく、マップ上にいるサブキャラクターとの会話にもネタが多くて面白かったです。

このゲームは、「Afternoon,Party」というRPGの前日談にあたります。先に公開されたのはこちらですが、私の場合は「Afternoon,Party」を最初にプレイしました。
そのため、「Afternoon,Party」をプレイしたときに持った、人間関係に関するいくつかの疑問点が解消され、補足として楽しむことができました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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似たもの同士

NScripter製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

いじめられていた男子生徒が、転入してきた女の子と仲良くなるという内容です。
彼女と出会ってからは、主人公に変化が起こります。

人の出会いは主人公にとってプラスとなるもので、理想的な世界が描かれているように感じました。
現実ではこのように上手くいくことは少ないだろうなとは考えたものの、だからこそフィクションの中だけでも幸せな空間があって良かったと思いました。

この作品で1番好きなのは、2人が一緒に映画を見て、終わった後感想を語り合う場面です。
映画のあらすじが、物語自体の結末と関係している点が面白かったです。
また、2人の意見に同意できる部分があり、嬉しかったです。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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以下ネタバレ

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