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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

愚者アリア

RPGツクールVX Ace製・ADV・ファンタジー・中編・難易度普通・
ED3種類+バッドエンドいくつか(真ED1種類)

偶然占いの店に立ち寄った少女が、タロットカードの中の世界に入ってしまうという内容です。
彼女は、元の世界に帰るための方法を探すため、タロットの世界の住人たちと関わることになります。

壮大なオープニングや煌びやかなマップが特徴で、一目見るだけでも手の込んだ作りになっていることがよくわかりました。
キャラクターもグラフィック・設定ともに魅力があって、すぐに世界観に浸ることができました。

探索方法は、タロットカードそれぞれの特性を生かして進むものとなっています。
少しは興味あったものが題材となっていたため、プレイしながらそれぞれのカードについて知ることができて、嬉しかったです。
ゲームを進めるためのヒントは作中で全て出てくるので、絵柄の種類などの知識がない状態で始めても問題ありませんでした。

終盤に1か所のみ、詰まった場面がありました。けれども、サイトに攻略のヒントがあったため助かりました。

個人的には、ノーマルエンドが特に好きです。ストーリーの結末まで辿り着けないバッドエンドを除くと、最初に見たエンディングでした。
何故主人公がタロットの世界に入ることになったのかという謎が解け、他の人物ではなく彼女でなければならなかったのだろうなと感じられるものでした。

また、このゲームには過去作に登場したキャラクターが少し出てきます。
それぞれの作品は独立していてストーリーは全くの別物なので単体でプレイできますが、過去作をプレイ済みだとより楽しめます。

製作者の方のサイトはこちらです。

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以下ネタバレ

ショコラいろのセレナーデ

RPGツクールVX Ace製・RPG・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類

女の子がバレンタインのために、「願いの欠片」と呼ばれるものを集めるという内容です。
一般向けですが、人によっては百合と感じるような表現があります。

パーティメンバーは始めからスキルをいくつか覚えていて、戦闘は楽でした。
ダンジョンを探索していると、ボスの弱点が書かれたヒントを見つけられる点も便利でした。

このゲームの特に好きなところは、メイン2人の仲の良さです。
イベントシーンでの会話が微笑ましかったです。また、回想シーンを見て、この2人が出会えて良かったと感じました。

作中にいくつかスチルが出てくる点も楽しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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月葬ノージア

12歳以上推奨・RPGツクールVX Ace RTP製・RPG・ファンタジー・短編・
難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

メイドが王子様の玉の輿に乗ろうとするという内容です。
好感度などによってエンディングが分岐します。

戦闘は易しめで、気楽にプレイできました。
また、戦闘をしなくても見られるルートがあり、エンディング回収がしやすかったです。

前半はコメディ要素が強く、登場人物たちのほのぼのとした会話を楽しめました。
後半からは真剣な話になり、タイトル通りのゲームだったということを実感しました。
トゥルーエンドでの、主人公の台詞が印象的でした。

条件を満たすことによって見られるCGがいくつかあります。どれも可愛いくて素敵でした。
おまけのCGモードにヒントが書かれていたことが嬉しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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幽霊相談室

吉里吉里製・ノベル・ミステリー・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度やや高め・
ED4種類(真ED1種類)

ある少女が幽霊に、彼が殺された原因を教えて欲しいと頼まれるという内容です。
選択肢の他に、キーボードで言葉を入力する要素があります。

1週目は答えが全くわからず、どうしようかと思いました。
しかし、何回か文章を読むことで、正解が見えてきました。自力でクリアできると、すっきりとした気分になれました。

文章を読んで問題に答える場合、必ず文章中に答えがあるということを過去に習いました。そして、実際今まではその通りでした。けれども、このゲームの場合はそれが当てはまらない部分があり、特殊でした。とはいっても、トゥルーエンドを迎えた後に追加された機能を使用しながら読み返すと、それまで気付かなかったヒントがたくさんありました。

始めに持っていたいくつかの思い込みが間違いだったとわかったり、作中で意図的に隠されている背景を想像することを楽しめたりと、頭の体操になった気がします。
後から気づいたことですが、登場人物の1人が幽霊という点もヒントとなっていて、この作品独自の特徴が多かったように感じました。

この作品には、特殊な人間関係がいくつか出てきます。
けれども、それ自体は否定されるべきではないように思います。

関連作である、「変調・幽霊相談室」もおすすめです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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ぼくというモノ

15禁・残酷描写あり・NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

公園にいる「ぼく」が、「さえ」という少女と出会うという内容です。
「さえ」は「ぼく」と、毎日のように遊んでくれます。

主人公の「ぼく」がどのような存在であるか、一言で表せる単語を私は知りません。
しかし、本編を読むことで何者なのかすぐに理解できます。
その丁寧な文章に惹かれながら読み進めました。

ストーリーが進むことで、2人の関係に変化が現れます。
どちらも感情にも納得できる部分があったため、すれ違いが起こると切なさを感じました。

後半にショッキングなスチルはありますが、印象的なものでもありました。

以前プレイした、同じ製作者の方の作品は、ギャグがメインのものでした。
それに対しこの作品はシリアス要素が強めで、かなりギャップがありました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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