フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
18歳以上推奨・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類・一部ボイスあり
主人公の男性が、友人に勧められて催眠音声が流れるCDを聞くという内容です。
作中で流れる音声が心地良いので、眠たくないときにプレイする方が良いかもしれません。
CDではありませんが、催眠音声用の文章を朗読してインターネット上にアップロードされている方もいます。今年に入ってから興味本位でその音声を何度か聞きました。そのときに感じたことは、主人公がCDを聞いて持った感想に近いものがありました。
ストーリーは、主人公がCDを何度か聞くことで、彼の日常生活に次第に変化が訪れるというものです。
彼自身ではなく友人でないと気付かない危険な変化もあったので、少し怖かったです。眠れないことがあっても催眠音声に頼りすぎないように気を付けようと思いました。
プレイ前は、女性のみボイスありのため男性向けの内容かもしれないと考えていました。しかし実際にプレイしてみると、男性同士の友情ものとして、女性でも楽しめるものであるような気がしました。
制作者の方のブログはこちらです。
LiveMaker製・ノベル・現代学園もの・ファンタジー要素あり・短編・選択肢なし・ED1種類
阿波踊りが題材となっている作品です。
この物語において、女子高生である主人公の目的は2つあります。1つは彼女の自宅にあった阿波踊り用の笠から出てきた精霊の正体を知ること、もう1つは転校してきた男の子と仲良くなることです。
この2つのつながりに気付いたときは、嬉しくなりました。
主人公を含め、登場人物たちはいろいろな出来事を通して阿波踊りの練習に励むようになります。
動機はどうであれ、物事に真剣に取り組む姿勢は格好良いと感じました。
踊りたいという感情は今はないのですが、いつか阿波踊りを生で見てみたいと思いました。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類
高校3年生の男子生徒が、夏休みに同級生の女の子からバーベキューに誘われるという内容です。2人の恋愛がメインです。
ヒロインは表情が豊かで、分かりやすい性格だと思いました。それでも主人公はヒロインに関して、ある勘違いをします。その内容がコントのようで面白かったです。
全体的に明るく、プレイしていて幸せな気分になりました。
設定画面もオリジナルで目を引くものでした。
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2018年3月10日追記……現在はサイトがリンク切れとなっています。ノベル自体も公開停止されているようです。
吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類
スーパーに出荷されたピーマンが主人公の物語です。
セーブ・ロードはなく、画面に「Fin」という文字が出ると終わりです。
身近なものについて、普段とは異なる視点で描写されている点が好みです。
特にピーマンは、個人的に好きな野菜なので、感情移入がしやすかったです。
作中で主人公は、同じスーパーにいる他のピーマン達とやり取りをします。
会話の内容が、実際に野菜の中で行われているものだったら面白いだろうなと感じるものでした。特に、ピーマンとナスの会話が楽しかったです。
スーパーを訪れる人間に対する主人公の反応や、ピーマンの長所が分かる場面もあり、食育に役に立ちそうな作品だと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
2017年8月31日……現在は、ティラノビルダー製のリメイク版も公開されています。
吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・長編・選択肢なし・ED1種類
漫画研究サークルに所属している男子大学生が、恋愛ゲームを完成させようとするという内容です。主人公は様々な困難に遭遇しますが、それらを乗り越えていきます。
男性向けの要素が含まれている作品です。
前半は、主人公とヒロインの関係が興味深かったです。
2人が出会ってから徐々にお互いのことを知っていく過程が面白かったです。また、2人は一緒にゲーム制作をしようとするのですが、共同制作ならではの出来事が描写されていて、そういうものは大変なのだろうなと思いました。
後半は、ある事件が起こります。そこからの展開は、前半とギャップが結構ありました。
プレイする前には想像していなかったものだったため、ストーリーに壮大さを感じました。
登場人物たちは問題を抱え悩む場面はあるものの、それを含めて青春を謳歌しているようで、全体的には楽しそうに見えました。
この作品は、「Vector」で公開されています。