忍者ブログ

お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

ミノカワリ

一部残酷表現あり・NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男子中学生が昔の友人に会いに行くという内容です。終始シリアスで、暗い物語です。

メイン2人の境遇は良くないもので、彼らの周囲にいる人たちには好感を持てない部分がありました。
そのような環境で生活していた2人が結果的に起こした行動は、思いも寄らないものでした。
特に、友人の行動や台詞が何を意図していたのかは、最後まで全く読めませんでした。

また、背景やクリック待ちの画像にちょっとした物語のヒントが隠されていて、気付いたときにはすごいと感じました。

この作品は、「Vector」で公開されています。

2021年8月14日追記……現在は公開停止されているようです。

拍手[1回]

PR

以下ネタバレ

雨雲

15禁・一部残酷描写あり・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・
中編・選択肢あり・難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

作中で起こる女性失踪事件について、プレイヤーが真相を突き止めることが目的となっているゲームです。
前半がノベルパート、後半が調査パートという構成になっています。

アニメーション映像が多く、序盤から興味をそそられる内容でした。

第1章と第2章で舞台となっている場所とメインの登場人物が変わるので、驚きました。
この2つの章のつながりは、第3章で分かります。
事件の真相が想像できると、脳を刺激されたような気分になりました。

調査パートでは、選択肢を選ぶ他に、怪しいと思うところをクリックしたり、質問に対する答えをキーボードで入力したりする場面があります。
いろいろと考える要素があって、楽しめました。

制作者の方のブログはこちらです。

拍手[0回]

サクとマツリの赤道儀

YU-RIS製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類・ボイスあり

写真コンテストが催される街に住む小学校に通う男の子を主人公とした物語です。
彼は、コンテストの写真を撮影する班が同じになったクラスメートの女の子に話しかけます。

あるシーンで背景や立ち絵がズームになるなど、ゲーム画面の動きに臨場感がありました。

女の子の行動が予想がつかなくて、興味深い存在でした。
後から知ったことですが、彼女の行いには全てはっきりとした理由があり、意志の強さを感じました。

ゲーム本編のみだと、分からない部分はあります。
しかし、サイトからダウンロードできる設定資料集に書かれている、本編とは別の視点の物語を読むことで、疑問に思った点を解決することができました。

設定資料集と本編、そして本編を読んだ後に見られるおまけを全て合わせて、1つの作品となっていました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2021年8月14日追記……現在はサイトがなくなっているようです。

拍手[1回]

淡雪の雫

吉里吉里製・ノベル・現代学園もの・中編・難易度普通・ED2種類

女子高に通う生徒2人の友情が描かれた物語です。
内容上百合要素ありカテゴリにするべきか迷ったのですが、メインは2人の友情で、男性向けというよりは女性向けなので、ノベルカテゴリとして扱うことにしました。

立ち絵やスチルについては、大人っぽい、落ち着いた作風という印象を受けました。

ストーリーは、摂食障害を持った少女を主人公が支えようとするというものです。
摂食障害をはじめ、思春期の女子がよく持つといわれている悩みについて多く触れられていて、現実味を帯びた内容であるように思いました。
周囲の人にどう思われているのか不安になることがあるなど、なかには共感できる部分がありました。

また、主人公以外の登場人物の視点からの物語である、サイドストーリーを読むことができます。
それぞれの想いが伝わってきて、悪い人の出てこないノベルだと感じました。

プレイしている間は、そろそろ寝た方が良いという時間になっても、もう少し読み進めたいという気持ちが強くなって、やめずに続けることがありました。
そのくらい夢中になれる文章でした。

制作者の方のサイトはこちらです。

拍手[1回]

屋人

LiveMaker製・ホラーノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

父親が亡くなったという連絡を受けた男性が帰省するという内容です。
彼は、実家で、「屋人」と呼ばれる何者かを見ることになります。
連載形式で、各章それぞれをダウンロードしてプレイするという形になっています。

「屋人」がどのようなものなのかは、少しずつ明かされます。
屋人の影響を受けたらしき人たちは主人公にとって身近な存在だったので、いろいろと考えさせられました。

どの章も、続きが気になる場面で終わりました。
自分の場合は最終章が公開されてから一度にダウンロードしたのですが、もし各章が公開された時期にすぐにプレイしていたら、続きが待ち遠しいと考えていたと思います。

最後は、謎が残って終わります。
けれども、それも含めて全体的に、私のイメージする「和風ホラー」そのままでした。

実写背景が雰囲気と合っていて、舞台となっている村の怪しさを増しているような気がしました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2015年7月19日追記……現在は章ごとではなく、最初から最後まで1作品としてまとまったものが公開されています。

2018年3月10日追記……現在は公開停止されているようです。サイトもリンク切れとなっています。

拍手[0回]

Page:
Top:
お気に入りと自由帳

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
4 7 8
9 11 12 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

リンク

カテゴリー

最新コメント

最新記事

プロフィール

HN:
須戸
性別:
女性
自己紹介:
現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

アクセス解析

Designed by 0x85ab.