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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

梅雨模様

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

男子高校生と社会人女性の恋愛が描写された物語です。
全5章で、各章のプレイ時間は約5分です。

2人の関係は、一般的にはタブーとされているものです。
しかし、読んでいると、どちらも悪い訳ではないような気がしました。だから、2人とも大変そうだと思いました。

タイトルは天気と主人公の内面の両方を表していて、面白いと感じました。
水滴が落ちるムービーがアイキャッチとして使用されているなどの、演出面も楽しめました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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開けてください、子ヤギさん

一部残酷表現あり・ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・
難易度低め・ED3種類(真ED1種類)

主人公の自宅へ、毎夜1人の男性がやって来るという内容です。
グリム童話「狼と七匹の子山羊」がモチーフとなっています。

この作品を理解するために、プレイする前に青空文庫の「おおかみと七ひきのこどもやぎ」を読みました。
比較してみると、「このような解釈の仕方もあるのだ」という、驚きがありました。

元となった作品は狼と山羊という動物の物語ですが、この作品では人間同士の関係が描写されていたところに、面白さがありました。
男性は自覚のないヤンデレで、怖さがありました。また、主人公と男性の接点は意外だと感じましたが、リアルでもあり得そうだとも思いました。

イラストは背景も含めオリジナルである点に、好感が持てました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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一花とくるびーのワンフラワー奪還計画! ~VS 秘密結社ウッドロード~

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度低め・
ED1種類(ゲームオーバーあり)

就労継続支援B型事業所のワンフラワーに、悪の秘密結社「ウッドロード」を名乗る人々がやって来るという内容です。
主人公の一花はワンフラワーを守るために、ウッドロードの人たちと仲良くなろうとします。

選択肢は間違えると、すぐにゲームオーバーになります。
どちらが正しいか、判断をしやすかったです。しかし、選択肢を間違えたときの反応も気になって、全て試しました。

事件を平和的に解決しようとする姿勢に、好感が持てました。
また、本編では場所までは明かされませんが、就労継続支援B型事業所ワンフラワーは、佐賀県に実在するようです。作中では仕事内容が簡単に紹介されていて、通ってみたくなりました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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図書館の季節に閉じこめた

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度低め・
ED2種類(真ED1種類)

主人公の「私」が、「君」と会うために図書館へ行くという内容です。
注意事項にも載っていますが、家庭内暴力に関する描写を含むので、苦手な方はご注意ください。

注意事項はありますが、文章、イラスト共に落ち着いた雰囲気があって、読み進めやすかったです。
また、生きるために本や図書館を必要としている人が世の中にはいるという考え方に共感できました。

この物語には、具体的な状況の説明を避け、ぼかした表現が使用されている部分がいくつかあります。
想像の余地があり、最後までプレイした後も余韻が残りました。

制作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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【殺されたい方いませんか?】

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・ホラー要素あり・
短編・選択肢あり・難易度普通・ED2種類

とある掲示板サイトで【殺されたい方いませんか?】という書き込みを見つけたOLが、【殺してくれませんか?】と書き込んでしまうという内容です。
後日、彼女の生活に変化が起こります。

前提として、制作者の方はオートアサシノフィリアだそうです(人がそのような感情を持つことがあるということは知っていましたが、名前が付いていることは知りませんでした)。
意味は知らなくてもプレイに支障はありませんが、知っているかどうかによって、作品の捉え方が変わると思います。
オートアサシノフィリアというものに対してどう感じるかは置いておいて、個人的にはこのブログを読んでいる方には、世の中にはこのような人もいるということだけは心に留めていただきたいと感じました。

ストーリーは、制作者の方が書きたいことを書いたからこそプレイヤーが求めているときに読んだら刺さるという、フリーゲームらしさがありました。
エンディングは、選択肢で右側を選んだルートの方が好みでした。

掲示板サイトのデザインにリアリティを感じました。

制作者の方のブログはこちらです。
作品自体は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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