フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
RPGツクール2003製・RPG・現代日本もの・中編・難易度普通・ED2種類
前編にあたる「サイコ・プラトーン」と、後編にあたる「サイコ・プラトーン 完結編」の2作で1つのストーリーとなっています。
OLである主人公が様々な事件に巻き込まれるという内容です。
ストーリーは社会風刺のきいたものでした。特に、前編のラストが印象に残りました。
登場するキャラクターの個性も立っていて面白かったです。
また、実在する場所が舞台として出てくるところがあります。これは、個人的に好みのポイントでした。
そして、最も注目して欲しいところは、グラフィックです。
このゲームのドット絵を見てすごいと感じる人は結構いると思います。さらに、戦闘シーンではそのドット絵によるアニメーションが派手で、驚きがありました。
戦闘はイベント戦闘のみです。
オリジナル戦闘ですが、説明がわかりやすかったので戸惑うことはありませんでした。
このゲームは、「Vector」で公開されています。
RPGツクール2000製・RPG・現代日本風・中編・難易度普通・ED1種類
中学生の女の子が、家庭で起こったある問題について調べているうちに、いろいろなことを知ることになるという内容です。ゲームフォルダには、攻略するためのヒントが書かれたテキストも同梱されています。
一部画面がチカチカする部分があるので、プレイする際はなるべく部屋を明るくした方が良いと思います。
フリーゲームにはまったきっかけとなった作品なので、ブログを始めた当初から感想を書きたいと思っていました。それからかなり時間は経ってしまいましたが。
このゲームをプレイする前は、RPGはポケモンしかやったことがなく、存在だけは知っていたものもファンタジー設定のものだけでした。
しかし、2007年後半か2008年前半頃、インターネットで何かを調べているときに、「現代風RPG」という言葉を見つけて、「そういうものもあるんだ」と思いました。
フリーゲームというもの自体もよく知りませんでしたが、紹介文に惹かれてダウンロードしてみました。そして、実際にプレイしてみて、「無料なのにここまで遊べるんだ」と驚きました。
ストーリーが進むにつれて話しかけたときに台詞が変わるキャラが結構いたり、登場人物の説明が読める「人物辞典」の内容が変化したりします。その他にも、サブイベントが豊富だったり、ある条件で必殺技が使えるようになったり、遊び方によって性格診断が見られたりと、私が楽しいと感じるポイントがたくさんありました。
ちなみに、性格診断はゲームに登場するキャラの中で自分が誰に近いかが判断されます。私が初めてプレイしたときは主人公の友人という結果が出ましたが、最近プレイしたら結果が変わり、中盤に登場する人物になりました。
また、「現代日本風」という特徴も好みのものでした。
学校や社会で起こっている様々な問題に対して主人公達が立ち向かっていくことに、爽快感を覚えました。
主人公が自分自身に関することを知ったときの反応も、ゲームに熱中できるようなものでした。
制作者の方のサイトはこちらです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。
RPGツクール2000製・RPG・現代日本もの・短編・難易度普通・ED1種類
主人公がテレビのCMで紹介されていた最新の携帯電話を手にするというストーリーです。
ちなみに、スマートフォンが流行るよりも前に公開された作品です。
作中に出てくるCMの内容が怪しくて、「V999i」という携帯電話にどのような秘密があるのか気になりました。
表現がオーバーな部分はあるのですが、社会風刺の入っているような内容でした。黒幕の考えが、数年前に私が会ったある団体の思想と似ていて驚きました。
戦闘はイベント戦闘のみです。
戦う順番によっては勝てないことがあるので、セーブはこまめにした方がプレイしやすいです。
制作者の方のブログはこちらです。
RPGツクール2000製・RPG・ファンタジー・中編・難易度普通・ED1種類
勇者が魔王を倒した後の世界が舞台のRPGです。
「1つの物語が終わった後」という、普段は見ることのできない設定が、新鮮に思えました。
作中で起こる出来事について、徐々に真相が分かるようになるので、プレイしている間は夢中になりました。
タンスを調べたときの反応も面白かったです。
普段なら脇役であるキャラにスポットが当てられているということもあり、RPGをよくプレイしている方にこそ、おすすめしたい作品です。
制作者の方のサイトはこちらです。