WOLF RPGエディター製・RPG・現代日本もの・中編・難易度普通・ED1種類
男子小学生がゲームの大会に出場するという内容です。しかしそれだけでなく、壮大なストーリーが展開されていきます。
時事ネタやパロディがたくさん含まれています。
作中では、テレビゲームを規制することを目的として、反社会的活動を行う団体が敵として出てきます。
表現の自由に焦点が当てられていて、フリーゲームだからこそできる内容だと思いました。
子どもたちが問題を起こしている大人たちに立ち向かうという姿勢にも、好感が持てました。
収集要素として、敵の情報が見られる「エネミー図鑑」と、装備品であるゲームソフトの入手や説明が見られる「ゲーム図鑑」があります。
どちらも説明文を読むことが楽しかったです。特にゲーム図鑑は、元ネタを知っているとより面白いと思います。
パーティメンバーも個性が強いのですが、このゲームを好きになる大きな要因となったキャラは、主人公と敵対する団体でリーダーと呼ばれている人物です。
彼の行動自体には賛同はできません。ただ、彼が組織に入ったきっかけになった出来事に近いことは、(作中に出てくるような団体ではなくカルト宗教の話なのですが)実際にも起こったことがあるため、憎めない存在だと感じました。
制作者の方のブログは
こちらです。「フリーゲーム」カテゴリに紹介があります。
2018年12月13日追記……制作者の方のサイトはなくなっていたため、リンク先を変えました。
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以下ネタバレ