フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
RPGツクール2003製・RPG・ファンタジー・長編・難易度高め・ED1種類
朝から晩まで月が出ていて、1年中雪が降り続けているという世界が舞台となっている作品です。一部ですが、謎解き要素もあります。
このゲームには、独自のシステムがいくつかあります(詳しくはゲームフォルダに同梱されている説明書に書かれてあります)。
最初は戸惑いましたが、慣れると試行錯誤することが楽しく感じられました。
また、戦闘ではキャラクターに動きがあり、可愛いと思いました。
ストーリーは、王子である主人公がある日、自身が特殊な能力を持っていることに気付き、何故その能力を持っているのかを知るために旅に出るというものです。
主人公は旅をする過程で様々な人と出会います。それらの出会いの1つ1つが作中で重要な意味を持っていて、後から振り返ってみると、どのイベントも主人公にとって良い思い出になったのだろうと思いました。
このゲームは、「Vector」で公開されています。
WORF RPGエディター製・RPG・ファンタジー・長編・難易度普通・ED1種類
『インモラル』というタイトルの冒険小説があるという世界で、その本に関わった人たちに起こる出来事が描かれた物語です。
薬屋の少女が記憶喪失だという少年と出会い、彼の記憶を取り戻すための手助けをする場面から始まります。
ゲームを進めるうちに、他のキャラの視点のストーリーも出てきます。
1章は比較的ほのぼのしていましたが、2章以降はシリアスな場面が多くなります。
波乱万丈な展開に夢中になりました。
また、「良い世界を作るためにはどうすれば良いか」ということに対して、登場人物それぞれが自分なりの考えを持っています。
メインキャラの行為に対して、「酷い」と感じる場面はありました。だからといって、キャラ自体は嫌いにはなりませんでした。
作中で意見の対立はあるものの、それぞれが自分自身で考えて出した答えなので、否定するようなものではないと思いました。
途中までは、作中に出てくる恋愛要素と友情要素を主に楽しみながらプレイしていました。
しかし終盤では、その2つを超えるような衝撃的なシーンがあり、驚きました。
サブイベントやおまけも豊富で、たくさん遊べました。
このゲームは、「ふりーむ」で公開されています。
2021年8月14日追記……現在は公開停止されているようです。
RPGツクール2000製・RPG・現代学園もの・中編・難易度普通・ED1種類
2学期に入り、主人公の通う学園に転校生の女の子が来るというところから物語は始まります。
序盤に主人公の少年による、「この時はあんなことになるとは思わなかった」というようなモノローグが流れます。
ゲームを進めて、その通りだったと思いました。タイトルを初めて見たときには予想していなかった展開の連続でした。
作中、登場人物がRPGのお約束に対してツッコミを入れる場面が多くあります。
メタ発言ではあるものの、登場人物がそのような発言をすることに対して違和感があまりなく、面白いと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
2017年4月18日追記……現在は、サイトはリンク切れとなっています。
RPGツクールVX製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED5種類
天使の見習いである主人公が、神様に頼まれて人間界に果物を探しに行くという内容です。
基本的には、探索をしたりキャラに話しかけたりすることでストーリーが進みます。
話しかけることによってキャラ同士の関係が分かる場面があり、そこが面白いと思いました。
ゲームの舞台になっている場所は、平和そうに見えました。
ルートによって、ゲームの進め方が変わります。個人的には、END3を見ることが難しく感じました。
最も好きなエンディングはバッドエンドです。主人公は元々可愛い存在なのですが、バッドエンドで見られるスチルではさらに可愛く見えました。
制作者の方のサイトはこちらです。
WOLF RPGエディター製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類
七夕が題材になっているRPGです。一部、下ネタが表現として含まれているので、苦手な方はご注意ください。
このゲームには選択肢があり、主人公とプレイヤーが会話を楽しめるような場面がいくつか出てきました。
エンディングに影響はないということもあり、直感で好きなものを自由に選ぶことができました。
主人公に勢いがあり、強い意志を持っていて好きです。彼女の意見には少々自分とは異なる部分はあったものの、気になる存在でした。
最初は、この作品はコメディだと思っていました。
けれども、後半からはシリアスな要素も出てきて、考えさせられるような要素もありました。
制作者の方のサイトはこちらです。
2021年8月14日追記……現在は、サイトはリンク切れです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。