フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
12歳以上推奨・RPGツクールVX Ace製・アクションADV・
現代ファンタジー・難易度高め・ED1種類
人間の言葉を喋る虫たちのいる世界に迷い込んだ主人公が、元いた場所へ戻ろうとするという内容です。
基本的には主人公を攻撃してくるものを避けるゲームとなっています。慣れている方であれば難易度はあまり高くないかもしれませんが、私は中盤に何度もゲームオーバーになり、個人的に難しいと感じました。
探索と謎解きも少しありますが、そちらは比較的簡単でした。
個人的に、現実の世界にいる虫はあまり好きではなく、普段はあまり見たくありません。
しかし、このゲームに出てくる虫は可愛く見えました。主人公に対して害を与えない虫が結構多くて安心しました。
探索して、虫たちの話を聞くのが楽しかったです。
この作品の場合だと、虫よりむしろ食虫植物の方が怖かったです。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。
RPGツクールVX Ace製・ADV・ファンタジー・短編・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)
「赤い眼を持っているから」という理由である城に閉じ込められた女の子が、脱出しようとするといった内容です。何故赤い眼を持っていると幽閉されるのかは、ゲームをプレイすると分かります。
このゲームの1番の特徴は、主人公である「ソフィア」という女の子の中に、「アリア」というもう1つの人格がいることです。
正確には、「もう1つの人格」というのは少し違いますが、ネタバレになるので書きません。「違う」と書くだけでも十分ネタバレになっているかもしれませんが。
メニュー項目の中に「Aria」という項目があり、それを選ぶとソフィアとアリアの会話が見られます。それが楽しくて、ゲームを少し進める度に選んでみてました。こういう会話イベントのあるゲームって良いなあと思いました。
少しですが、詰まりそうな場面でヒントをくれることがあったのも嬉しかったです。
3つあるエンディングの中では、Normal Endが1番好きです。
この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。
RPGツクールVX製・ADV・現代日本もの・一部ホラー要素あり・短編・難易度普通・ED6種類
内容は大体タイトルの通りです。プレイヤーは主人公を動かし、隠れている友人を探します。
始めにオープニングをスキップするかしないか選択できます。このゲームに関しては、「ふりーむ!」などにある紹介文とほぼ同じなのでスキップしても問題ないと思います。
ギャグが多くて楽しめました。
登場するキャラについては、皆ちょっと変わっているところがあって面白かったです。
キャラを探すだけでなく、建物の中を探索してある秘密を知ることもゲームの目的です。
建物の中にあるものの中には、調べた時に表示される会話が、パーティメンバーの数によって少し変わるものもあり、そこが好きだと思いました。
TRUE ENDはシリアスな部分もあり、良い意味でノリが他のルートとは異なっているように感じました。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。
12禁・WOLF RPGエディター製・ホラーADV・現代日本もの・
中編・難易度普通・ED複数(真ED1種類)
このゲーム内の日時が6月6日なので、それに近い時期に感想を書こうと思いました。
主人公の少年が、都市伝説になっている「モノクロ電車」に乗ってしまうという内容です。
全体的に雰囲気が好きなゲームです。
まず、タイトル画面に線路の絵が出てきます。それが動いていて、電車が動いているみたいで面白かったです。
次に本編を始めて感じたのは、探索系のアドベンチャーとしてはキャラが大きくて新鮮だということです。そして、グラフィックが可愛かったです。
序盤はキャラの台詞の意味があまり分かりませんでした。しかし、ゲームを進めると段々と理解できるようになり、終盤には感動的だと思うようになりました。
登場した全てのキャラが重要な役割を持っていた点が好きです。
電車の怖いところも良いところもゲーム内で表現されている作品でした。
最終的には、電車って良いなと思いました。
制作者の方のサイトはこちらです。
2021年8月14日追記……現在はサイトはリンク切れです。
ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。
15禁・RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・現代日本もの・短編・難易度普通・ED5種類
一般向けのゲームですが、プレイする人によってはBLだと感じる表現があります。
このゲームはシリーズものの一部です。そのため、謎が残ったまま終わります。
このシリーズとして、このゲームより前に公開されていた作品がありましたが、こちらを先にプレイしました。
時系列とプレイ時間のことを考えると、こちらを先にプレイして良かったかもしれないと思いました。
ちなみに、前作はBLに近い表現は一切ありません。このゲームも、キャラの性格を考えると友情と捉えることもできなくはないかもしれません。
小学生の男の子が監禁されるという内容です。
主人公がどこかに閉じ込められることはホラーではよくあります。
しかし、この作品の場合は、主人公が自身を閉じ込めた人物に心当たりがあるという特徴があります。そこに、珍しさを感じました。
そして、主人公を監禁したキャラの設定が、個人的にこのゲームを好きになった1番の理由になりました。
彼の人生に感情移入しやすく、それならこのゲームのような展開になるのも仕方ないと思ってしまいました。実際に彼のような人がいたら困りますが。
自分がプレイするとバッドエンドを見た後にノーマルエンド、その後にトゥルーエンドを見ることになり、難易度が丁度良いと感じました。
けれども、バッドエンドが最も好きです。台詞が印象的で、個人的に好みの要素がありました。
制作者の方のサイトはこちらです。