フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
RPGツクール2000製・アクションADV・現代日本もの・短編・難易度高め・ED2種類
交通事故に遭い入院することになった女の子の物語です。
演出上、画面がチカチカする場面があるのでご注意ください。
主人公は病院で、年下の女の子と出会います。
彼女たちをはじめとする登場人物の想いが伝わってきて、ありふれた言葉でしか表現できませんが、感動しました。
自分が商業ゲームの2つ目のステージさえクリアできないほどアクションゲームが苦手なこともあって、後半は難易度が高く、数秒ごとにセーブをしながらプレイしました。こういうことをしてでも最後まで進めたいと思うような内容でした。
ハッピーエンドが見られたときは嬉しかったです。
エンディング分岐の条件はわかりやすかったです。
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WORF RPGエディター・ホラーADV・和風・中編・難易度高め・ED1種類
主人公の陶芸家が実家に帰る途中に立ち寄った村で、ある問題に巻き込まれるという内容です。
アクション要素があり、ゲームオーバーも結構あります。
舞台となっている村には、ある風習があります。ゲームを進めることによって、風習のことを詳しく知ることになります。
こういったタイプの作品に多く触れていれば想像はつく内容かもしれません。ただ、このような題材は個人的にかなり好みです。
また、この舞台には「うつしよ」と「うつろよ」という、2つの世界があります。主人公はこの2つの世界を行ったり来たりしながら村の秘密を探ることになります。
2つの世界は基本的には似ているのですが、少しずつ異なる点があり、比較することが楽しかったです。特に「うつろよ」はホラー要素が強く、ドキドキしながらプレイしました。
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LiveMaker製・ホラーADV・現代学園もの・中編・難易度やや高め・真ED1種類
小学生3人組が、学校などの怖い噂を調べるという内容です。
マウスを使って進めるゲームで、探索や間違い探しなどの要素があります。ゲームオーバーがありますが、ゲームオーバーになったときにはヒントをもらえます。
章仕立てになっており、各章のはじめにムービーが流れます。怖くて、なおかつ、好奇心をかきたてられるものでした。
ムービーの他にもすごいと感じる演出が結構ありました。このあたりのことは、プレイするとすぐに分かると思います。
ストーリーに関しては、噂を調査する前後でのメイン3人の掛け合いなどが面白かったです。
全ての章をクリアすることによって見られるエピローグが綺麗な内容で、印象に残りました。
1番好きなシナリオは、ある宗教団体に関する話です。
このような存在を題材にしてくれるところ自体個人的に嬉しいです。それに加え、宗教団体が怪しくて、噂の真相を知るためにどうしてもクリアしたいと考えながらプレイできました。
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2021年8月14日追記……現在はサイトはリンク切れです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。
一部残酷描写あり・RPGツクール2000製・ADV・現代ファンタジー・短編・難易度高め・ED複数
主人公が彼女の心の中に入り、彼女を助けようとするという内容です。
独特の世界観があって、珍しい雰囲気を持ったゲームでした。
このゲームのシステムは、ストーリーを進める間に数枚のカードを入手し、いくつかの場所でカードを使うタイミングがあるのでどれを使うかを選ぶというものです。
ハッピーエンドを見るためにどのカードを選べば良いか予想できず、迷いました。
けれども、彼女が主人公に対して伝える言葉の1つ1つが大切な意味を持っているようで、どうしても彼女を救いたいと思いました。
結局、ベストエンドを見るためには総当たりしました。
ストーリーには重い部分があります。しかし、彼女が生きてきた過程を知るために必要なことで、この作品を好きになった理由にもなりました。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。
WOLF RPG エディター製・ホラー風ADV・現代学園もの・
短編・難易度普通・ED2種類
仲良しの女の子4人組が学校の旧館での出来事について話したり、実際に旧館に行ったりするという内容です。
ゲームの舞台である学校の旧館では、霊的現象のようなものが起こります。
しかし、それらに対して、登場人物の1人である「ねね」という少女は、「幽霊ではない」と考え、自分なりの解釈をします。この解釈の内容が面白くて、見ていて楽しいキャラだと思いました。
また、彼女については、面白いという点以外の長所も後半に見られます。
ねねの発言以外にも、いくつか笑える要素がありました。
エンディングはゲームオーバーを除くと、HAPPY ENDとTRUE ENDの2つです。
どちらのエンドにしても、登場するキャラ達の友情が羨ましかったです。
このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。