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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

福は内、鬼は……?

12歳以上推奨・ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・ED1種類

鬼であることを隠しながら生活している男子中学生が、節分の在り方を変えようとするという内容です。
ブラウザ上でプレイするタイプの作品です。

鬼の立場からだと、節分は迷惑な行事だろうなと考えながら読みました。
主人公は難題に直面しますが、後輩に支えられながら解決に向けて行動する過程に興味が持てました。

ストーリーから、「災い転じて福となす」ということわざを思い浮かべました。
また、地域による節分の違いについて、少しだけ調べたくなりました。

制作者の方のサイトはこちらです。
作品自体は、「ふりーむ!」でプレイできます。

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ほしをさがして

ティラノスクリプト製・ノベル・現代学園もの・中編・選択肢あり・ED1種類・ボイスあり

無気力な女子生徒が、あることをきっかけにして幽霊の少女と出会うという内容です。
幽霊の少女には、天体観測をしたいという夢があります。

幽霊の少女の登場シーンでは、立ち絵でもスチルでも設定通りに透けていることに驚きました。
プレイ中も立ち絵を眺めたくて、時々中断しながら進めました。

選択肢は天体観測にまつわるちょっとしたクイズで、気軽に考えることができました。
ボイスは登場人物全員に付いていて、臨場感がありました。

2人が交流を深めることによって起こる、主人公の心境の変化が興味深かったです。
また、メインキャラクターとしてもう1人、主人公と幽霊の少女が出会うきっかけを作った女子生徒が登場します。彼女の性格が面白くて、魅力がありました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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彼女が話してくれるのは、

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・ED1種類

内容はタイトルの通りです。
全3章で、章によって語り手が変わります。

作中に登場する「彼女」には、読書が好きという設定があります。
それに合わせて、画面デザインが本をイメージしたものになっていた点が面白かったです。

ストーリーは、探したら小説でもありそうな展開だと感じました。しかし、イラストがあるからこそ状況を理解できる作品でした。
また、語り手が変わると「彼女」に対する印象も変わるという意外性がありました。

もしかしたらあとがき部分のネタバレになるのかもしれません(他の可能性もあるので多分大丈夫だと思います)が、制作者の方は乾くるみさんの小説が好きそうだと考えました。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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オウム返しの恋人

ティラノビルダー製・ノベル・現代ファンタジー・短編・選択肢あり・
難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

事故によって昏睡状態になった恋人を目覚めさせるため、彼女の夢の中に入り会話をする「潜夢療法」と呼ばれるものを、主人公が利用するという内容です。
その結果、彼は夢の中でオウムの姿になります。

主人公はオウムなので、恋人が口に出した言葉しか話せません。ストーリーを進めることによって、彼が使える言葉が徐々に増えていく過程が好みでした。
また、他の生き物ではなく、オウムであることが重要な要素となっている点が面白かったです。
選択肢は、間違えても直前からやり直すことが可能で、エンディングには影響しないものもあります。そのため、敢えて間違えてヒロインの反応を見るという楽しみ方もできました。

結末の片方は、メイン2人にとっては安全で幸せな世界が築かれていそうでした。ただ、2人以外、主に潜夢療法を考えた人などは大変な目に遭いそうだと考えました。
もう一方は、メイン2人が今後乗り越えなければならない課題にぶつかる可能性があるものの、将来性を感じるものでした。

この作品は、「ノベルゲームコレクション」で公開されています。

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三人ぼっちの世界なら

15禁・残酷表現あり・性的表現あり・ティラノビルダー製・ノベル・
現代日本もの・中編・選択肢あり・難易度低め・ED3種類(真ED1種類)

母親から殺されそうになった少女が、通りすがりの男女に助けられるという内容です。
3人は、キャンピングカーで一緒に旅をすることになります。

境遇が原因で、主人公には知らないことがたくさんあります。彼女が旅を通して経験を重ね、新たな物事を覚えていく過程に魅力がありました。
それまでに母親にされてきた行為は酷いと思いましたが、作中では「かわいそう」とか「『本当の家族』とはそういうものではない」とかいった表現は使われず、「家族」という存在は自分を殺そうとしてくることが本人にとっては「普通」の生活となっている場合もあると、伝えてくれているところに好感が持てました。

また、男女2人も、とある事情を抱えています。事情が明らかになるか、主人公と関わることでどのような変化が起こるかは、ルート次第で変わります。
最初に予想していた結末に近かったものはノーマルエンドでした。しかし、読み終わった後に1番すっきりとしたものはトゥルーエンドです。
どちらにしても、メインキャラクター3人が、お互いの人生に影響を与え合っている点が印象深かったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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