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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

アナと雪の女王

アニメ映画・ファンタジー

あらゆるものを凍らせる魔法の力を持つ王女が、妹に怪我をさせてしまうという内容です。
それをきっかけに、姉妹の間にすれ違いが発生してしまいます。

有名な作品で、以前からずっと見たいと考えていました。そして、やっと見ることができました。
氷の結晶が作られるアニメーションや、主題歌の「ありのままで」が流れるタイミングが予想と違ったことなど、期待以上に楽しめました。

また、メインキャラクターが姉妹という設定だからこそ、導入部分から興味を持ちやすかったです。
妹が怪我をする原因となった、2人が雪遊びをするシーンを見て、私自身の経験についても書いておきたいと思いました。

幼少の頃、祖母の家で弟と遊んだことがありました。当時はその近所に、吠えたり噛みついてこようとする犬を飼っている家がありました。
あるとき、小屋に繋がれていた鎖が離れていたため、犬に追いかけられました。私は怖くて、弟を置いて真っ先に逃げました(他にも弟にした行為や、逆に弟からされた行為はいろいろとありますが、ここでは省略します)。

この件では反省はしていますが、「わざとではない」という気持ちもあります。
だから、自分の行動によって誰かを傷付けたり、誰かから傷付けられることが嫌で、人を避けて1人でいようとする姉のエルサの思考に共感できました。

一方で、妹のアナに対しては、危なっかしいからその行動はやめた方が良いのではないかと感じる場面が時々ありました。
ただ、彼女の性格でなかったら物語が動いていないと考えると、貴重な存在だと思うことができました。

この姉妹が経験したことや出会った人たちを通して描かれる作品テーマ、「真実の愛」がわかりやすく、見終わってすっきりとしました。

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先輩はおとこのこ

アニメ・現代学園もの・全12話

女子生徒が、セーラー服を着た先輩に告白するものの、「本当は男の子だから」という理由で断られるという内容です。
以下の感想は、一部ネタバレを含むためご注意ください。

この作品に関して強調しておきたいことは、先輩は「可愛いものが好き」なのであって、「自分のことを女の子だとは思っていない」ということです。
男性が普段の生活で女性向けのアイテムを身に着けている場合、「性自認は女性」もしくは「女性になりたい人」だと誤解される可能性があります(女性の場合にも同じことが言えます)。
しかし、必ずしもそういう訳ではなく、性的志向というものはLGBTなどの括りだけではまとめることができないということを、意識させられました。

また、メインキャラクターとしてもう1人、先輩の幼馴染で彼に恋愛感情を抱いている男子が登場します。
メインキャラクター3人は仲が良いため、恋愛が絡むことで関係性が壊れるのではないか、それでも全員好感が持てる存在だから3人ともが幸せになれる結末を迎えて欲しいと考えながら見ました。

特に好きな回は、女子生徒・咲(さき)が自身の感情を、先輩・まことの幼馴染・竜二(りゅうじ)が持っている感情と比較する第4話・第5話です。
まことに接しているときの反応は、咲と竜二では異なります。そして、私がイメージする「恋をしている人がしそうな反応」をしているのは、竜二の方です。
咲も自覚して、「どうしてドキドキしないの?」と葛藤している様子に、感情移入できました。

基本的には毎回、登場人物たちが楽しく日常を過ごした後に何かしらの問題が起き、続きが気になる場面で終わります。この後エンディングで「こんな毎日が続くと思っていた」と言われ、その度にストーリーを振り返りたくなりました。
シリアスな場面は結構ありますが、絵のタッチが変わるギャグシーンが時々挟まれることにより、重い気分にならなくて済みました。

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リメンバー・ミー

アニメ映画・ファンタジー

音楽が禁止されている家に生まれた少年・ミゲルが、「死者の国」に迷い込むという内容です。
彼は、そこで出会った骸骨に手伝ってもらいながら、元ミュージシャンだった高祖父を探します。

結果から書くと、主人公は高祖父に会うことができます。この部分は、ネタバレではないと私は思います。
むしろ、会った後の方が、ストーリーが大きく動いて盛り上がっていたように感じました。

このブログを目にする方は全員ご存知の(はずの)通り、音楽というものは、巷に溢れています。
それに一切触れないようにする主人公の家庭の厳しさ、及びきっかけとなった出来事の描写には、感情移入できるものがありました。
そして、歌詞にも重要な意味を持っている主題歌「リメンバー・ミー」をはじめ、音楽は人に影響を与えるすごいものなのだと思いました。

キャラクターの表情や動きにも、こだわりを感じられました。
演奏シーンなどもですが、特に印象に残ったのは、主人公の曾祖母(高祖父の娘)・ココが登場する場面です。彼女は、死者の国の住人以外では唯一、ミゲルの高祖父が生きていた頃を知っている存在です。
そのため、彼女の「パパ」という一言だけでも、強いメッセージを持っているような気がしました。

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ひろがるスカイ!プリキュア

アニメ・現代ファンタジー・全50話

「スカイランド」と呼ばれるファンタジーの世界に住む女の子、ソラが、とある事情により日本(「ソラシド市」という架空の場所)にやって来るという内容です。
女の子たちが変身して敵と戦うアニメ、プリキュアシリーズの20作目です。

プリキュアの他のシリーズについては、初代の第1話と、別のシリーズをほんの少ししか見たことがありませんでした。しかし、このシリーズだけは全話視聴しました。
作品のテーマは「ヒーロー」、キーワードは「知ることで広がる世界」で、この2つが自分の好みと合っていました。

興味を持ったきっかけは、ニュースサイトで、男の子プリキュアがレギュラーで登場するという記事を読んだことでした。
見たことはないものの、過去にも男の子がプリキュアに変身する話が放送されたことはあったそうです。しかし、レギュラーキャラクターとして登場するのは初めてと記事に書かれていて、珍しさを覚えました。
ただ、実際に視聴してみると、本編では「男の子なのにプリキュアに」みたいな台詞はなく自然と変身していたため、性別で判断していた私が間違っていたと感じました(衣装発売問題はありましたが、それについては詳しく書きません)。
その代わり、性別とは別の個性があり、その部分で「〇〇なのに~なんて」という扱いをされるという課題に向き合う場面はありますが、重大なネタバレだと思うので伏せておきます。

また、男の子プリキュアが登場する前から、ストーリーが面白かったです。
特筆したいのが、ソラが初めて日本にやって来たときの反応です。私たちであれば見慣れている自動車やエスカレーターなどを見て驚き、「魔法みたい」と感動していて、純真さが素敵だと感じました。
多分、彼女以外でも、人は何かしらに触れて楽しめる可能性があるのではないかと思いました。大人になってそのような経験が少なくなった方でも、幼い頃はできていたのではないかなと考えました。

これに限らず、登場人物たちは様々なことを経験して新しい知識を吸収し、今後に生かそうとします。
子育ての大変さ、将来の進路、自分自身の得意分野や苦手分野との付き合い方など、様々な学びを得られる要素がありました。何よりも、彼女たちは完璧ではなくて、失敗や挫折を繰り返しながらも努力をしているところに好感が持てました。
今の私にとっては難しいことなのですが、彼女たちのように成長できたらすごいことだと思いました。

演出面では、必殺技のときのBGMや、過去のシリーズのプリキュアが登場する回もあるEDに、こだわりを感じました。
どこのサイトだったかは忘れてしまいましたが、EDには歴代のプリキュアのマークが描かれていて、今のプリキュアはそれを踏まないようにダンスをしていると答えていた制作者の方へのインタビュー記事を読み、驚きました。

飛行機の仕組みや動物の生態など、雑学を知ることができた点も嬉しかったです。
また、解釈の仕方次第では、百合、おねショタ、憎めない敵など、娯楽アニメとしても、あらゆる層の需要を満たしている作品だと思います。

毎回面白かったものの、その中でも特に好みだった回を最後に書いておきます。
謎解きクイズの作り方について気付きがあった第11話、保育士の実習の様子と「プリキュアとは何か」が語られ子どもと大人では違った視点での感想を抱きそうな第18話、悩みとの向き合い方に焦点を当てた第41話です。


おまけの写真です(パッケージの仕様上こうなりました)。新しいシリーズが始まると別の商品が流通して余るかもしれないので、まだ売られていたものを購入しました。他の場所はわかりませんが、私の生活圏では今はたくさん発売されています。

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リトル・マーメイド

アニメ映画・ファンタジー

アンデルセン童話の「人魚姫」が元となっているディズニー映画です。私が見たのはアニメ版の方です。
映画の視聴方法としては間違っているかもしれませんが、「金曜ロードショー」で放送されたものを、見られる時間があるときに少しずつ見ました。

元々どこかで(多分学校の先生から)聞いていたのでネタバレをしますが、ディズニー映画は大体、夢を壊さないためハッピーエンドになっているらしいです。この作品もそれに当てはまります。
そのため、原作とは異なる場面がいくつかあります。展開が大きく違っても、受け入れることのできる面白さがありました。

主人公のアリエルには、無謀だと感じる部分はあるものの、勇気や行動力があるように思いました。障害があっても乗り越えられるところが、羨ましいです。
自由な生き方を手に入れるためには、彼女くらい本気になることが必要なのかもしれないと考えました。

作中で流れる音楽も楽しかったです。

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