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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

欠けた記憶は悪夢

残酷描写あり・RPGツクール2000製・ホラーADV・現代日本もの・
短編・難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

男子大学生が、数年前生活をしていた孤児院を訪れるという内容です。
ただし、そこは廃墟となっています。

作中では、かつて孤児院で酷い目に遭わされたらしき子がたくさん出てきます。
アイテムを入手し彼らに使用するかどうかを決めることで、ルートが分岐します。

設定上、アイテムを使用したからといって、彼らが生存するような展開にはならないだろうとは思いました。
けれども、どうにかして助けなければならないという使命感に駆られました。時間制限はなかったのですが、急ぐ気持ちでプレイしました。

また、主人公には、自分が孤児院にいた頃の記憶がありません。
ゲームの進行状況によって、過去にあったことを少しずつ思い出していきます。

タイトルを初めて見たときは、嫌な過去は思い出さない方が良いだろうと考えていました。
しかし、トゥルーエンドを見ると、必ずしもそうではないのかもしれないと感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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シニタガリオウエンカ

WOLF RPGエディター製・ADV・現代日本もの・一部ホラー要素あり・
中編・難易度高め・ED5種類(真ED1種類)

男子高校生が不思議な世界に迷い込むという内容です。
彼はそこで、自殺したという少年と出会います。

ゲームオーバーが結構あるので、こまめなセーブを推奨します。
また、必須という訳ではありませんが、後半は携帯電話が手元にあった方がより楽しめます。

この作品に興味を持ったきっかけは、主人公が出会う少年の設定です。彼は主人公に、生前は「天才少年」と呼ばれていたとも話します。
各章の合間に挟まれる「天才少年」の回想シーンが、イメージ通りでした。アニメーションになっていた点も好きです。

ゲーム本編では、回想シーンから考えると疑問に思うような台詞が時折出てきました。
その理由を予想しながらプレイすることが楽しかったです。

メイン2人の他にも重要となる人物は存在し、各章ごとに登場します。ゲームを進めていくと、その人たちの過去も判明します。
彼らに対する周囲の人々の反応を見ていると、自分のことを言われているな気分になった場面が時々ありました。

謎解きに関しては、4章が1番好きだと思いました。1番難しいと感じたのは2章です。
難しいとはいっても、詰まったときにはヒントを得ることができ、それを参考にしながら解くことができました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2016年4月22日追記……現在のバージョンでは、エンディングが増えているようです。

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以下ネタバレ

418号室

RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・現代・短編・難易度普通・ED2種類

男性が、彼の妻が自殺をしたとされるホテルの一室を訪れるという内容です。

部屋に置いてある物はどれもが恐怖演出に使われています。その点が好きだと思いました。
特に後半は、それぞれの小道具に対する主人公の後ろ向きな発想に驚かされました。

それ以上に好みだったのが、妻に関する真相です。
以前他の記事で数回程書いたことがありますが、個人的な意見としては、とあるものは幽霊より怖いです。この作品でもそれが描写されていて、やっぱりそうだと思いました。

エンディング分岐については、説明書にヒントが書かれています。
どちらの結末も、後を引くようなものでした。

制作者の方のブログはこちらです。

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トロイ=メライ

一部残酷描写あり・RPGツクール2000製・ホラーADV・
ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類

少女が夢の中の世界を彷徨うという内容です。
彼女はそこで、檻の中に閉じ込められている少年に出会います。

主人公が夢の中にある3つの部屋を調べることによって、ストーリーが進みます。
それぞれに繋がりがあるものの、少しずつタイプが異なっていて面白かったです。自分としては最後の部屋が最も好きです。

一部のみ追いかけられる要素がありますが、易しめです。失敗することはほとんどありませんでした。
謎解きは1ヶ所あるなぞなぞが難しかったです。ただし、それ以外は探索していれば自力で解ける難易度でした。

グラフィックがかなり好きです。本当に夢の中にいるようでした。
特にエンディングで見られる各キャラのイラストは、怖い部分はありながらも、作中で起こったイベントを回想することができて印象的でした。

制作者の方のサイトはこちらです。
2017年4月18日追記……現在は、いくつか異なる部分のあるリメイク版が公開されています。

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以下ネタバレ

四人の王国

WOLF RPGエディター製・ADV・ファンタジー・長編・
難易度普通・ED2種類(ただし他にバッドエンドあり)

ストレスにより声が出なくなってしまった主人公が、国の王子を決める試験を受けることになるという内容です。
主人公は試験のため、3人の仲間とともに旅をします。

ADVとはいえ、戦闘シーンがあります。ただし、イベント戦闘のみで、負けてもゲームオーバーにはならず、そのままやり直せます。
また、後半には謎解きがあります。けれども、基本的にはストーリー重視の作品です。

登場するキャラクターは皆個性的で、それぞれが秘密を持っています。
怪しい場面はありますが、秘密が明かされることを楽しみにしながら遊べました。
その場の状況によりプロフィール欄にあるキャラの表情が変化するなど、細部までこだわりが感じられました。

このゲームで最も魅力的なのは、豊富な選択肢によって主人公の性格が変化する点だと思います。後半に出てくるメインキャラが主人公の印象を語る場面が特に好きだと感じました。
選択肢直後の各キャラクターの反応も面白かったです。

1周目は、なるべく自分の意見に近い選択肢を選びながらプレイしました。
序盤で分かる主人公の設定に共感できるものが多かったこともあり、主人公に感情移入しやすかったです。

2週目は、ネタのようなものを選んで進めました。
1周目では分からなかったことに気付けて、新しい発見がありました。

現在のバージョンだと既読スキップやシナリオ回想機能があるので便利でした。
結果的に、6周くらいプレイしました。
制作者のサイトはこちらです。

2015年12月22日追記……改変版を製作されているとのことで公開停止されていましたが、再公開されました。エンディングも増えているようです。

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以下ネタバレ

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